
春から初夏にかけて健康診断の受診ピークを越え、徐々にその「結果」が手元に届き始めるこの時期。
検査結果の『便潜血陽性(要精密検査)』という文字を見て、「大腸がんかもしれない…」と不安を抱える方が急増しています。
実は、乳がんや子宮がんを抑え、女性のがん死亡原因の第1位となっているのは「大腸がん」です。大腸がんは早期に発見できれば高い確率で治癒できる病気であるにもかかわらず、便潜血で引っかかっても「おそらく痔だろう」「どこも痛くないし元気だから」「もう一度検便をして陰性になれば大丈夫だろう」と間違った自己判断をし、精密検査を放置・先延ばしにしてしまうケースが後を絶ちません。
初期の大腸がんは自覚症状がほとんどないため、この"自己判断での放置"や"再検査の検査キットに頼ること"こそが、発見を遅らせる要因となります。
そもそも「便潜血陽性」って何?
健康診断の結果が届き、「便潜血陽性」という文字を見て、驚いたり不安になったりしていませんか?
「陽性ってことは、何か悪い病気があるの…?」 「どこも痛くないし元気なのに、本当に再検査が必要なの?」
そんな風に悩んでいる方へ向けて、今回は「便潜血陽性」と言われたらどうすればいいのか、解説します。
簡単に言うと、便潜血陽性とは「目には見えないけれど、便にほんの少し血が混ざっていますよ」という意味です。 この検査は、大腸がんやポリープ(がんの手前)がないかを調べるための「第一関門」として行われます。
「陽性=大腸がん」ではありません!「便潜血陽性」と聞くと、「大腸がんなのでは…」と不安になる方も多いですが、陽性だからといって必ずしも大腸がんというわけではありません。
実際には、血が混ざる原因の多くは、がん以外の病気によるものです。 例えば、便が固くて肛門が切れてしまう「痔」や、大腸の粘膜にできる「大腸ポリープ」、一時的に腸が荒れて出血する「大腸の炎症」などでも、便潜血検査が陽性になることがあります。
1番やってはいけないのは「放置すること」
「どうせ痔だろう」 「去年も陽性だったけど、症状はないし大丈夫」
このように、精密検査を受けずに放置してしまうのが1番危険です。 なぜなら、初期の大腸がんは、これといった症状がほとんど出ないからです。「お腹が痛くないから大丈夫」は通用しません。
もし本当に大腸がんや、がんになる前のポリープがあった場合、放置している間にも病気は進んでしまいます。 逆に、このタイミングで見つけて治療すれば、大腸がんは高い確率で治癒することができます。「陽性」がでたということは、体が「念の為に詳しく調べてみて」とサインを出してくれていると思ってください。
次にやるべきことは「大腸カメラ(内視鏡)検査」です!
便潜血でひっかかったら、必ず「大腸カメラ(内視鏡)検査」を受けましょう。
「もう一度、便の検査を受けなおせばいいのでは?」と思うかもしれませんが、それは間違いです。 たまたま次の検便では陰性になることもありますが、お腹の中のポリープが消えたわけではありません。そのため、大腸カメラで直接確認する必要があります。
怖がらずに、まずは一度ご相談ください
健康診断の「便潜血陽性」は、大きな病気を未然に防ぐための「お守り」のようなチャンスです。 何もなければ「あぁ、良かった」と安心できますし、もし小さなポリープが見つかっても、その場で切除してがんを予防することができます。
当院では、初めて大腸カメラを受ける方にも、丁寧なご説明と準備のサポートを致します。不安な気持ちを1人で抱え込まずに、どうぞお気軽にご相談ください。
お問い合わせ先
広島DS 内視鏡・日帰り手術クリニック
院長 藤解 邦生
TEL:082-249-2222
FAX:082-249-2202
住所:〒730-0031 広島県広島市中区紙屋町2丁目2−2紙屋町ビル3F
サイトURL:https://www.touge-geka.jp/















