お菓子で地震に強い橋を学ぶ!クリテック工業の夏休み子ども体験学習「クリテックアカデミー」大盛況で開催

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2025年8月7日 10:00
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株式会社クリテック工業(代表:若林勇二/本社:東京都港区)は、2025年8月1日に本社において、小学生を対象とした夏休み子ども体験学習「クリテックアカデミー」を開催しました。今年で4回目となる本イベントでは、近年懸念が高まる地震と地盤・建物構造の強度に着目し、お菓子を使った耐震実験や未来の街づくり体験などを通じて、子どもたちに土木・建築の面白さを伝えました。

第4回クリテックアカデミー 参加児童12名と若林社長(後列左)
第4回クリテックアカデミー 参加児童12名と若林社長(後列左)

次世代育成への取り組み 〜土木業界の担い手不足を背景に〜

日本各地で地震が頻発し、インフラの耐震性に対する関心が高まる中、土木業界では深刻な担い手不足が課題となっています。

クリテック工業では、CSR活動の一環として2022年12月から「クリテックアカデミー」を開催。年々、土木業界の担い手が減少する中、子どもたちに土木・建築の面白さに触れる機会を提供。次世代を担う子どもたちへの啓発につなげ、土木業界の発展にも寄与することを目指しています。

子どもたちに楽しんでもらえるよう、「釘や接着剤を使わない割り箸だけの橋づくり」や「画用紙一枚でどう橋をつくったら重石のドリンクを乗せられるか」など、イベント内容を毎年趣向をこらして実施しています。

第3回クリテックアカデミー(2024年8月)
第3回クリテックアカデミー(2024年8月)

今回のイベントは6月1日の募集開始からわずか1週間で定員に達し、当初の募集人数8名を上回る12名の小学生が参加。毎年参加してくれるリピーターも増えており、土木への関心の高さがうかがえました。

イベント冒頭、若林社長は「今日は地盤のことを中心に学びますが、私たちの生活には不可欠な橋梁がどのように地震から守られているか、多くのことを学んでいただきたい」と挨拶。橋梁技術の重要性と子どもたちへの期待を語りました。

お菓子で学ぶ耐震実験と未来の街づくり

当日のプログラムは座学・実験・協働の3本柱で構成され、特に注目を集めたのが株式会社明治の協力を得て実現したお菓子を使った耐震実験でした。

形で変わる強度を体感する座学

座学では、クイズを交えながら「形による強さの違い」を体感。画用紙で作った三角形や正方形などの模型を実際に手で触れて、建物構造の形による強度の違いを学びました。

また、橋が揺れることを想定して作られていることや、伸び縮みする仕組み、それを担う重要な部材である伸縮装置について質問形式で解説されました。

講師の質問に元気に手を挙げる子どもたち
講師の質問に元気に手を挙げる子どもたち

プリンときのこの山で地盤の違いを体験

工作体験では、プリンと水ようかんを「地盤」、きのこの山とたけのこの里を「構造物」に見立てた耐震実験を実施。皿を揺らして「地震」を再現し、地盤の違いによる構造物の安定性の変化を観察しました。

「軟弱な地盤」としてのプリンの上では、たけのこの里はすぐに倒れ落ち、ビスケット部分を「杭」として差し込んだきのこの山も数回の振動で抜け落ちました。一方、「強固な地盤」の水ようかんでは、たけのこの里は揺らしても倒れず、「杭」として埋め込んだきのこの山も安定した状態を保ちました。

講師を務めた宮澤氏は「地震が各地で頻発し、今後も発生が心配される現在、特に橋の免震性や強固な地盤の重要性などを学んでもらおうと考えました。お菓子を使って説明することで、子どもたちがより興味を持ち、楽しんで学ぶことができればと思っています」と実験の主旨を説明しました。

実験後、参加者たちは観察結果をレポート用紙に記入し、夏休みの自由研究に活用できるようにしました。

もちろん、使用したお菓子は実験後に美味しくいただきました。

皿を揺らして「地震」を再現
皿を揺らして「地震」を再現
きのこの山とたけのこの里をたくさん用意
きのこの山とたけのこの里をたくさん用意
子どもたちが書いた研究レポート
子どもたちが書いた研究レポート

安心・安全な未来の街づくり体験

協働プログラムでは、安心・安全な都市設計をテーマにした「街づくり体験」を実施。白紙の地図に役所・病院・郵便局・お店・住宅などを描いたり貼ったりして「未来の街」を創作しました。

高学年と低学年でグループに分かれて取り組み、「どこにあると便利?」「海の近くには何をつくる?」と活発に話し合う姿が見られました。中には埋立地を設計する子どももいて、その発想力にスタッフも感嘆の声を上げていました。

そして、完成した「未来の街」について各グループが成果を発表。子どもたちの豊かな発想と元気さで、素敵なイラストマップができました。

夢中で街づくりに取り組む子どもたち
夢中で街づくりに取り組む子どもたち

続く社長への質問タイムでは、「地震がきたら伸縮装置はどれぐらいまで耐えられるのですか」といった専門的な質問も飛び出し、子どもたちの高い関心度がうかがえました。

最後に若林社長から参加者全員に表彰が行われ、記念撮影で今回の「クリテックアカデミー」は締めくくられました。

子どもたちからの質問に答える社長(左上)。子どもたちは興味津々です
子どもたちからの質問に答える社長(左上)。子どもたちは興味津々です

開催概要

  • イベント名:クリテックアカデミー
  • 開催日時:2025年8月1日
  • 会場:株式会社クリテック工業 本社(東京都港区新橋5-27-1 パークプレイス6F)
  • 対象:小学1年生から6年生まで(3年生までは保護者同伴)
  • 参加費:無料(参加者には参加賞あり)
  • プログラム内容:
    1. 「地震に強い建物」ってどんな仕組み?
    2. 実験で学ぶ免震構造 "きのこの山"でおいしい実験体験!
    3. 街をつくろう!安心・安全な未来の都市設計にチャレンジ
    4. 親子、講師と話し合ってみんなで発表!
    5. 社長への質問タイム、まとめ発表

出前授業や会社見学も受付中

【出前授業も受付中】小学校や専門学校への出張も可能!

クリテック工業では、今回の体験学習に限らず、小学校や専門学校への出前授業も実施しています。「橋ってどういう風につくるの?」「橋をつくる人ってどんな人たち?」など、橋に関する基本的な疑問から専門的な内容まで、子どもたちの興味に合わせた講座を提供しています。

【橋のしくみを学ぼう】会社見学・一日体験も対応!

会社見学や一日会社員体験も随時受け付けており、橋の材料や形の違いについて学んだり、土木で採用される先端技術を間近で体験したりすることができます。

会社概要

株式会社クリテック工業

株式会社クリテック工業は、誠実な社員・協力会社・顧客との信頼関係を築き、社会に貢献し続ける企業を目指す橋梁用伸縮装置メーカーです。国土交通省、NEXCO、都市高速、地方自治体等の公共団体を中心に全国で採用実績があります。調査・設計・製造・販売・施工を一貫して請負い、超長期耐久性100年の「ハイブリッドジョイント 3LⅡタイプ」をはじめ、高い耐久性と止水性で橋の長寿命化に貢献します。

  • 会社名:株式会社クリテック工業
  • 所在地:東京都港区新橋5-27-1 パークプレイス6F
  • 代表者:代表取締役社長 若林勇二
  • 設立: 1996年12月
  • 事業内容: 土木・建設業
    橋梁用伸縮装置のメーカー(製造業)、
    橋梁用伸縮装置の調査、設計、製造、販売、施工
  • HP:https://cretec.jp/

クリテック工業 取材受付のご案内

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

当社では、次世代育成を含むCSR活動を通じて、地域社会への貢献とともに、土木・建設業界の未来を担う人材育成にも積極的に取り組んでおります。今回の「クリテックアカデミー」をはじめ、持続可能で安全な社会の実現に向けた当社の活動や技術、そして子どもたちに向けた教育的取り組みについて、報道関係者の皆さまに広く知っていただけましたら幸いです。

取材やご質問などがございましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。

【お問い合わせ先】

  • 株式会社クリテック工業 広報担当:水野
  • TEL:03-5403-7373
  • E-mail:info@cretec.jp

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子どもたちからの質問に答える社長(左上)。子どもたちは興味津々です
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