世界初、Xプライズ財団創設者ピーター・ディアマンデス会長が初のハインライン賞を受賞!
報道関係者各位 2006年5月26日
プレスリリース ハインライン賞財団日本事務局
(株式会社アストロリサーチ)
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世界初、Xプライズ財団創設者のピーター・ディアマンデス会長が
初のハインライン賞を受賞!
~本年7月7日にヒューストンにて表彰式開催。
賞金50万米ドル(5,500万円)等を授与~
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Xプライズ財団創設者兼会長として名高いアメリカの宇宙企業家、
ピーター・ディアマンデス氏が、世界三大SF作家である
ロバート・A・ハインラインを記念して創設されたハインライン賞を世界で
初めて受賞することになりました。
表彰式は、本年7月7日にアメリカ・ヒューストンにて開催され、彼に
賞金の50万米ドルや金メダル、ハインラインの著書「栄光の道(1967年)」
に描かれているthe Lady Vivamus Sword、そしてa Laureate's Diploma
が授与されます。
※ロバート&ヴァージニア・ハインライン賞(略称:ハインライン賞)とは
著名なSF作家、ロバート・A・ハインラインとその妻ヴァージニアの功績
を称え、彼らが未来の宇宙に描いた夢を実現するような民間宇宙事業
の発展を奨励、支援することを目的に2003年に創設されました。
彼の著作と同様に国際的に広く認知された賞ですが、これまで受賞者
はおりませんでした。
この度、ピーター・ディアマンデス氏が、商業宇宙分野で先駆的な
リーダーとして成し遂げてきた数々の業績を称え授与されることとなり
ました。
ピーター・ディアマンデス氏は、過去25年間、民間宇宙事業の発展に
貢献してきました。彼は、マサチューセッチュ工科大学在学中の1980年
に、世界最大の宇宙探索・開発のための学生自治会(the Students for
the Exploration and Development of Space :SEDS)を設立したことから
始まり、アメリカの宇宙旅行会社、スペース・アドヴェンチャーズ社の
共同設立者となる等、これまで数々の宇宙関連の非営利・営利の組織
を創設してきました。
中でも、Xプライズ財団の創設者として民間宇宙旅行発展のために
賞金1,000万米ドル(11億円)のアンサリXプライズを設け、その賞が
2004年に民間資本のみで世界で初めて宇宙空間に到達した宇宙船
「スペースシップワン」に授与されたことは世界中で話題になりました。
また、2007年に世界初のロケットレース「ロケット・レーシング・リーグ」
の開催を予定しています。
また、アストロリサーチは、日本国内においてハインライン賞の
告知等を行います。ハインライン賞財団が本年6月4日からスタートする
「未来への飛行コンテスト2006/2007 ~Flight into the Future Contest
2006/2007」の日本事務局も担当します。
当コンテストでは、30歳未満の大学生・大学院生、研究者、企業人を
対象に、革新的な宇宙開発研究・ビジネスプランを競います。
詳細は、 http://www.heinleinprize.com/jp (本年6月4日オープン予定)
もしくは、下記までお問い合わせください。
同社チーフコンサルタント・吉田 浩が日本担当評議委員。
【お問い合わせ】
ハインライン賞財団・アドバイザー
株式会社アストロリサーチ
住 所: 〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-7-1
有楽町電気ビル南館11階
担 当: 吉田 浩(よしだ ひろし)
T E L : 03-3282-7910
F A X : 03-3282-7918
E-mail: heinlein@astro-r.co.jp
U R L : http://www.heinleinprize.com (英語のみ)
【参考資料】
◆ピーター・ディアマンデス(Dr. Peter H. Diamandis)業績略歴
2004年:ロケット・レーシング・リーグ共同創設者兼会長
インディカー・レースの興奮とロケット工学の挑戦を組み合わせ、
このリーグでは、空の三次元レース場でロケットがレースをします。
レースは、来年に予定。
1997年:スペース・アドベンチャーズ社共同創設者
デニス・ティトが、2001年に国際宇宙ステーションへ世界で初めて
宇宙旅行者として行くのを手配した旅行会社。
1996年:Xプライズ財団創設者兼会長
アンサリXプライズに加え、ディアマンデスは、遺伝学や水質改善、
教育、自動車を含む他の産業での賞を創設している先駆的な財団
を率いています。
1995年:エンジェル・テクノロジーズ社共同創設者兼社長
ワイヤレスブロードバンド通信ネットワークを開発している通信会社。
1993年:ゼロ・グラヴィティー社会長兼社長
ボーイング727-200を使用し、アメリカ連邦航空局公認の無重力飛行
世界中で提供。3年前の初飛行以来、200名以上が無重力を体験。
1991年:コンステレーション・コミュニケーションズ社(CCI社):
創設者兼取締役
音声通信用地球低軌道衛星群を設計している5つの低軌道衛星応募
社のうちの1社。
1989年:インターナショナル・マイクロスペース社(IMI社)創設者兼CEO
低コストのロケット打上げサービスに特化した起業家的宇宙開発技術
の企業。(ORBEX(TM)は、ロケットプログラム)
1987年:国際宇宙大学(ISU)創設者兼理事
宇宙に関する国際的で多様な訓練と研究を行う世界でも先駆的な
大学院。
1985年:スペース・ジェネレーション財団共同創設者
1957年10月4日の宇宙時代到来以降に生まれたすべての人々の
アイデンティティーを創造するための非営利団体。これまで大変多くの
教育や調査プロジェクトを支援。
1980年:スチューデント・フォー・エクスプロレーション アンド
デヴェロップメント オブ スペース(SEDS)創設
SEDSは、現在世界最大の学生主体の宇宙関連団体。
◆ハインライン賞(The Heinlein Prize)について
ロバート・A・ハインライン/ヴァージニア・ハインライン賞財団
(略称:ハインライン賞財団)は民間宇宙事業において実用的な成果
を挙げる個人または団体に賞金を授与するロバート&ヴァージニア・
ハインライン賞を創設しました。
ハインライン賞は国際的に認められている賞です。
ハインライン賞は著名なアメリカ人作家であるロバート・A・ハインラインを
記念して行われます。ロバート及びその妻であるヴァージニア・ハインライン
夫妻は民間の力による人類の宇宙への進出を積極的に支援してきました。
ハインライン賞は未来の宇宙に描いた夢を実現するような民間宇宙事業
の発展を奨励、支援することを目的としています。
ハインライン賞財団は民間宇宙事業で著しい成果を挙げる個人または
団体に賞金を授与します。賞獲得者にはメダル、賞状と賞金が贈られ、
賞金は50万米ドルです。
また、賞獲得候補者は世界各国のアドバイザーによってノミネートされま
すが、財団理事が直接ノミネートする場合もあります。今回、この賞は初めて
の授与となります。
◆ロバート・A・ハインライン
(1907年-1988年、Robert Anson Heinlein)について
ロバート・ハインラインは思索的フィクションの作家の中では最も息が長く
かつ影響力の強い人物です。
ハインラインの筆による作品は小説・短編ストーリーや雑誌・新聞への寄稿
などを合わせて100本以上に及ぶ。また、ヒューゴー賞を6度も獲得し、彼の
作品は4度の映画化・5度のテレビドラマ化を果たしています。
ハインラインの死から15年の時が経ったが、彼の著作のほとんどが様々な
言語で出版されており、今日著名となった作家の作品にもその影響を
はっきりと見てとることができます。
ハインラインの作品のほとんどはニール・アームストロングが初めて月面に
着陸する以前に執筆されたもので、彼はそのようなことが非現実的であり
不可能であるという当時の世論にも動じず、宇宙での事業を扱った作品を
執筆し続けてきました。
彼の作品を読んで育った多くの人たちが人類の宇宙への進出に多大な
貢献をしてきたことも見逃せません。彼らは世界各国における航空宇宙産業
で活躍しており、今日その多くがロバート・ハインラインやその作品の影響
から宇宙に関する仕事に関わるようになったと証言しています。
◆ヴァージニア・G・ハインライン
(1916年-2003年、Virginia Gerstenfeld Heinlein)について
ヴァージニア・ハインラインは1937年ニューヨーク大学を卒業し、
第二次世界大戦の勃発まで化学者として働いていました。
その後アメリカ海軍に大尉として入隊し、最初は航空技術局、
そしてその後はフィラデルフィアの海軍航空実験基地において勤務し、
そこで彼女はロバートと会い、数件の機密開発プロジェクトにおいて
彼の助手として働いていました。
大戦後は生物化学を学ぶためロサンゼルスへ移り、
1948年にはロバートとの結婚を果たし、それからというもの2人は
お互いにとって切り離すことができぬほどの存在となりました。
2人の強く変わらぬ絆については、ハインライン夫婦を知る人たちによって
多く語られています。ヴァージニアはロバートの最も身近なパートナーかつ
アドバイザーとなり、彼の作家活動を支え続けていました。
◆日本事務局・株式会社アストロリサーチについて
http://www.astro-r.co.jp
1996年設立以来、国内で唯一の宇宙開発専門ベンチャー企業として、
人工衛星、ロケット、人工衛星搭載機器の設計、開発を始め、
人工衛星を活用したビジネス提案、人工衛星打上げサービス等、
幅広く宇宙関連サービスを提供しています。