~ 叡山電車開業100周年記念ムービー完成! ~ くるり『リバー』×映画『リバー、流れないでよ』×ヨーロッパ企画 スピンオフで巡る沿線の四季4分45秒の旅 『リバー、流れたあとで』公開
叡山電鉄株式会社(本社:京都市左京区、社長:豊田秀明)は、開業100周年記念ムービー『リバー、流れたあとで』(尺4分45秒)を2025年8月4日(月)10時に公開いたします。
本作は映画『リバー、流れないでよ』(2023/監督:山口淳太:ヨーロッパ企画)のスピンオフ短編で、映画本編のキャストが再集結、また、京都出身の人気ロックバンド・くるりの楽曲『リバー』(ビクターエンタテインメント)を全編にわたり使用。夏→冬→春と季節を行き来しながら100年の軌跡と沿線の四季をシネマティックに描きます。
映像は叡山電車公式YouTubeチャンネル<https://www.youtube.com/user/eizandensha>で視聴できます。
■本企画の目的
本記念動画は、叡山電車の100年にわたる歩みと沿線の四季折々の魅力を、映画さながらの余韻とともに届けることを目的としています。さらに、映画『リバー、流れないでよ』の世界観と融合させることで若年層や映画ファンへもリーチし、地域と鉄道の価値を多面的に発信します。
■ストーリー概要
夏の鞍馬渓谷を走る叡山電車の車内で、料理旅館「ふじや」の仲居・ミコトは新緑の窓景色に見入りながら、2年前の出来事を思い出します。車内カットに冬の叡電風景と映画『リバー、流れないでよ』の印象的なシーンが重なり、ミコトとフランス修行中の料理人タクの思い出が四季ごとにフラッシュバック。冬の別れ、春のすれ違い、そして夏の逃避行まで、二人の物語が列車の走行とともに交錯します。
やがて列車は開業記念日の出町柳駅に到着。ホームに降りたミコトの前に、大人びた表情のタクがトランクを携えて現れます。さらに「ふじや」の料理長やエイジも合流し、笑顔の再会を果たした一行は、新たな季節を乗せた100周年仕様の叡山電車へと足を踏み出します。
映像は仲間たちを乗せ再び動き出す車両とともにフェードアウトし、「100年の感謝とともに、未来へつなぐ」のメッセージと叡山電車100周年ロゴが浮かび上がってエンディング──過去と現在、四季と時間をつなぐ「4分45秒の追想と再出発」の物語です。
■クレジット
監督・脚本・編集:山口淳太(映画「リバー、流れないでよ」監督)
プロデューサー :谷口正樹
撮影 :俵謙太
原案 :上田誠
制作主任 :宇髙早紀子
制作 :ヨーロッパ企画 × ブリッジコーポレーション
キャスト :藤谷理子/鳥越裕貴/酒井善史/角田貴志/石田剛太/諸岡航平
■監督・出演者コメント
山口淳太 監督
「叡山電車100周年記念として、2023年にヨーロッパ企画が制作した映画『リバー、流れないでよ』の続きを描くことが叶いました。叡山電車の開業日である9月27日。ミコトは2年前を思い出し、時の流れを四季折々の電車の景色とともに振り返ります。再集合したキャスト・スタッフの皆さん、くるりさん、この夢のような機会をくださった叡山電車さん、ありがとうございます。」
藤谷理子(ミコト役)
「叡山電車100周年おめでとうございます! 私は京都の貴船出身で、叡電は通学をはじめ生活になくてはならない電車でした。そんな叡電にこんな風に関われるなんて…! 撮影の際、毎日座っていたホームのベンチに中学生の頃の自分を見た気がします。苦しいことやクサクサすることもあったけれど、大人になったらこんなに素敵なことが起こるよと、あの頃の自分にそっと伝えたくなりました。私は劇中ミコトを演じていますが、ミコトにも同じことを伝えたいです。大変貴重な機会をありがとうございます。これから次の100年、益々のご発展をお祈りいたします。」
■劇中映像協力
「リバー、流れないでよ」
©ヨーロッパ企画/トリウッド2023
「リバー」作詞・作曲)岸田繁 演奏)くるり(ビクターエンタテインメント)
© 2025 Eizan Electric Railway Co., Ltd.
※記載の会社名・商品名は各社の商標または登録商標です。

「叡山電車開業100周年事業」について
1925(大正14)年、当社の前身である京都電燈株式会社は、洛北の観光開発、比叡山延暦寺への参拝、比叡山への登山を目的に、叡山本線(開業時は叡山平坦線)の出町柳駅~八瀬駅(現:八瀬比叡山口駅)間5.6kmを開業しました。同年に開業した鋼索線(ケーブルカー:現在は京福電気鉄道株式会社が運営)とともに、比叡山および八瀬地域の開発が進み、比叡山延暦寺への参拝がより身近なものとなりました。
長年にわたり地域とともに歩み、多くの皆さまに支えられてきた感謝の意を込めて、叡山電車では、2025年3月20日より、「叡山電車開業100周年事業」を実施しています。
本事業では、ロゴマークおよびキャッチコピーを制定し、100年間の歴史を振り返るとともに、叡山電車をより楽しんでいただけるイベントなどを2026年3月31日(火)まで開催する予定です。

すでに発表済みの「叡山電車開業100周年事業」の取り組み
(1) カウントダウンモニターを出町柳駅に設置(9月27日まで)
(2) 「叡山電車100周年フォトコンテスト」の実施(3月31日まで)
(3) ロゴマークおよびキャッチコピーの制定
(4) 「はなももかいどう」の誕生(3月末)
(5) 「運転体験会」の実施(4月4日、5日実施)
(6) 「叡山電車開業100周年記念エキタグスタンプラリー」の実施(3月20日から実施)
(7) 叡山電車×リアル謎解きゲーム「えいでんなぞめぐり電車旅」の実施(3月20日から実施)
(8) スマホ向けゲーム「えいでんde出発進行!」のリリース(4月21日リリース)
(9) 京都精華大学、京都芸術大学と叡山電鉄の3者連携プロジェクトを実施
(10) 「えいでんジオラマ」を出町柳駅に設置(3月29日)
(11) 722号車両の座席仕切り部に「八瀬 赦免地踊り」灯篭切り絵を採用(3月29日)
(12) 「えいでん沿線美化活動」の実施(5月22日、6月28日実施、次回9月13日予定)
(13) 「運転体験会」の実施(8月1日、2日実施)
(14) 「叡山電車の軌跡をたどる『開業からのあゆみ』展 in KUZUHA MALL SANZEN-HIROBA」を開催(8月2日から開催)
(15) 「未来のえいでん」絵画展の作品を募集(8月18日から募集)