日本標準が特別支援教育事業を開始 ―「できるびより」と築く、新たな教育支援のかたち―
株式会社日本標準(所在地:埼玉県日高市、代表取締役社長:高橋 直樹)は、2025年4月より、新たに特別支援教育分野への取り組みを開始しました。この取り組みは、特別支援学級をはじめとするさまざまな教育現場での支援を目的とするものです。
新たな取り組みの第一歩として、株式会社オフィスサニー(所在地:東京都荒川区、代表取締役:高橋 淳一)が開発した学習支援教材「できるびより」の学校向け販売を開始しました。今後は日本標準の販売代理店を通じて、全国の学校・先生方が購入可能となります。
「できるびより」は、学習に苦手意識がある子どもたちをサポートするために開発された教材シリーズです。特に、「読み書き」へのサポートを中心として、通常の教材では習得しにくい子どもたちにも、「わかる」「できる」体験を届けることを目的とした教材です。
【主な教材ラインアップ(一部)】
●絵文字カードと文字チップ
読み書き学習の基礎になる語彙力を育て、意味と読みの理解を促すカード教材です。語彙を増やす、絵と文字のマッチング、文字チップを使っての単語づくりなど、子どもの理解度・習熟度に合わせた学習ができます。発語のない子、外国にルーツを持つ子の学習にもおすすめです。
絵文字カードと文字チップ
●意味のある漢字カード
書き取り練習では身につかない「読みと意味理解」の力を育てる新しい漢字学習教材です。漢字を、生活に役立つ意味のあるまとまりの言葉として学習できます。シンプルな文字と文章だけのカードで、視覚刺激に反応しやすい子でも、学習に集中しやすくしています。
意味のある漢字カード
●魔法のザラザラ下じき
表面に凹凸加工を施した特殊な下じきです。ザラザラとした書き心地が特徴で、鉛筆が滑らず、安定した書字をサポートします。線を止めることができない、文字の形が整わないなどの悩みを抱える子どもたちが「書きやすさ」を実感できる、まさに“魔法”のような下じきです。
魔法のザラザラ下じき
●楽よみ!しおり
音読が苦手な子どものために開発されたしおりです。読みたい行の横にしおりを置くことで、目線の位置を定め、読み飛ばしを防止することができます。「同じ行を何度も読んでしまう子」や「どこを読んでいるか分からなくなってしまう子」におすすめです。
楽よみ!しおり
●凹凸書字ドリル
ひらがなや図形の輪郭に沿って凹凸が加工された紙面で、触覚ではみ出しを実感できるドリルです。ひらがなの学習を視覚・触覚の両面でサポートし、書字が苦手な子どもたちに自信と「できた!」の達成感を与えます。
【今後の展望】
今後は、「できるびより」シリーズのラインナップをさらに拡充するとともに、新たな教材開発にも取り組んでいきます。より多くの教育現場のニーズに応え、子どもたちの可能性を広げ、先生方の指導支援を後押ししてまいります。この取り組みを通じて、日本標準の理念である「すべての子どもに学力を、生きる力を」の実現に大きく近づいていけると確信しています。
■「できるびより」電子カタログ
https://www.nipponhyojun.co.jp/products/kyozai/detail/633/
■商品・教材について
「できるびより」公式サイト
開発:株式会社オフィスサニー