ブレインパッド、ジオテクノロジーズと 「生成AI×地理空間データ」の共同研究を開始

    文脈やイメージから場所を探す、地理空間の「あいまい検索」実現へ

    企業動向
    2025年7月9日 14:00

     株式会社ブレインパッド(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO 関口 朋宏、以下:ブレインパッド)とジオテクノロジーズ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長 八剱 洋一郎、以下:ジオテクノロジーズ)は、 異なる形式のデータを統合的に処理する生成AI「マルチモーダルAI(*1)」 と地理空間データを組み合わせ、自然言語による新しい空間検索体験の実現に向けた共同研究を開始します。

     また、ブレインパッドは、本共同研究に先立ち、「マルチモーダルAI × 衛星画像」を活用した衛星データソリューション「Orbital Sense(オービタル・センス)」を開発し、本日より体験版の公開を開始します。「Orbital Sense」による空間検索は、あいまいな指示でもAIが意図を類推して、日本全土の膨大な衛星画像の中から該当する地域を検索し提示することができ、この「あいまい検索」の技術が共同研究にも活かされるものと考えています。(衛星データソリューション「Orbital Sense」: https://www.brainpad.co.jp/orbital-sense/



     本共同研究は、「言葉で場所を探す」という直感的な操作に対応する次世代検索技術の可能性を探ります。地理空間データの活用は、さまざまな社会課題解決への応用が期待されている領域です。これからもブレインパッドは、多様な領域でのデータ活用の普及を促進してまいります。


    ■ 共同研究の背景と目的

     これまでの地図検索は、場所を特定するための地名や施設名などの明確なキーワードをユーザーが入力する必要があり、「駐車場があって子供が遊びやすいグラウンドがある公園」や「綺麗な水源の近くの空き地」等の、自然に思い浮かぶあいまいな表現からは目的地を探すことができないという課題がありました。 

     ブレインパッドとジオテクノロジーズは、これまでデータ分析やAI技術をテーマとした意見交換や情報連携を行い、相互の技術的な強みへの理解を深めてきました。 

     そして、マルチモーダルAIによる異なるデータ形式の統合的な処理の高度化を背景に、両社が有するリソースを組み合わせることで新たな価値を創出できるとの認識が一致し、今回の共同研究の開始に至りました。 

     本共同研究では、地図検索におけるあいまい表現の課題を解決するため、ブレインパッドが持つ生成AI技術と、ジオテクノロジーズが保有する大規模な地理空間データを組み合わせ、画像とテキストを横断的に処理する新たな検索アプローチの構築を目指します。


    ■ 共同研究の概要

        ● テーマ:地理空間データとAIを活用した新規サービス構築の可能性検討     

        ● 検証内容:自然言語と地理空間データの統合     

                            あいまい表現の検索精度と応答速度の評価     

                            カーナビ・GIS・都市計画等への応用可能性     

        ● 役割:ブレインパッド:AIシステム開発・評価     

                       ジオテクノロジーズ:データ提供・検索設計  


    ■ 期待される効果と今後の展望

     本研究により、POI(Point of Interest)未整備の地域でも柔軟な検索が可能となり、地図サービスの利便性向上や地図制作の業務効率化等への貢献が期待されます。具体的には、地域属性に基づいたカーナビゲーションや、防災情報の即時検索、さらに、不動産分野では、ユーザーの感性を捉えたキーワードを活用した物件マッチングなど、幅広い領域への応用も視野に入れています。今後は両社の共同研究を通じて得られた知見をもとに、提供形態や対象分野を含めた展開を検討してまいります。 

     なお、顧客価値を最大化する次世代空間検索体験について、2026年を目途に製品化すべく、技術検証と市場実証を同時並行で加速していく予定です。


    ■ ブレインパッドは、マルチモーダルAI×衛星画像の「Orbital Sense」を開発、体験版を本日公開

     ブレインパッドは経済産業省の「衛星データ利用環境整備・ソリューション開発支援事業」にて、「施設名」とその「敷地面積」など、テキストや数値で構成された構造的な地理情報と、非構造データである衛星画像を、マルチモーダルAIを用いて組み合わせることにより、従来の地理情報が持っていない、「建物の雰囲気」や「エリアの住みやすさ」などのあいまいな情報を抽出できることを確認しました(*2)。

     このたび、共同研究に先立ち、「マルチモーダルAI×衛星画像」を活用した衛星データソリューション「Orbital Sense」を開発し、本日より公開を開始します。「Orbital Sense」は、膨大な衛星画像の中から、あいまいな指示でもAIが意図を類推して地域を提示する、衛星画像の「あいまい検索」ツールです。


    衛星データソリューション「Orbital Sense」URL:https://www.brainpad.co.jp/orbital-sense/

     


    ■ 衛星データソリューション「Orbital Sense」の体験版の特徴

        ● 高度なセマンティック検索(*3)              

             「閑静な住宅街」や「眺めのよいドライブコース」などのあいまいな言葉や画像から、衛星画像データ内の目的の場所や状況を瞬時に発見します。    

        ● 柔軟なセグメンテーション    

             マルチモーダルAIが衛星画像を解析し、「太陽光パネル」や「工事中の道路」など、指定した意味合いを持つ領域を検出して高精度な地図情報(構造化データ)を生成します。      



    ● 株式会社ブレインパッド アナリティクスコンサルティングユニット ユニット統括ディレクター 押川 幹樹のコメント

     先日発表した新プロダクト「Rtoaster GenAI(アールトースター・ジェンエーアイ)」をはじめ、当社は、生成AI等の技術を活用した「あいまい検索」などハイパー・パーソナライゼーション(*4)技術の研究開発を進めています。本発表は、当該技術におけるデータホルダー企業様との初の共同研究であり、「あいまい検索」の概念を、地理空間検索体験に押し広げていく上でも重要な意味を持つと考えております。

     ブレインパッドは、今後もデータ活用技術のさらなる社会実装のために、さまざまな情報・技術を持つ企業様との連携を進めてまいります。


    ● 株式会社ブレインパッド プロダクトユニット フロンティア開発グループ データサイエンティスト 志知 晃広のコメント

     我々は、衛星画像・地理空間情報とAI技術を組み合わせることで、さまざまな社会課題解決に応用ができると考えています。「Orbital Sense」は、最新のAI技術を駆使して衛星画像の「あいまい検索」を実現しました。一方で、「地理空間情報×マルチモーダルAI」の可能性はこれだけには留まりません。

     今回のジオテクノロジーズ社との共同研究は、まさにその可能性を押し広げるものと確信しています。ブレインパッドは、これまで培ってきたデータ/AI活用の知見を活かし、新たな事業価値の創出と社会課題解決の双方に貢献してまいります。



    (*1)「マルチモーダルAI」とは、異なる形式のデータを統合的に処理する生成AIのこと。画像・音・テキストなど複数の形式のデータの特徴を関連づけて学習し、より統合的な情報処理を行います。

    (*2)2024年12月16日 株式会社ブレインパッド発表

    ブレインパッド、社内提案から生まれたマルチモーダルAIを活用するプロジェクトが、経済産業省の衛星データ無料利用事業者に採択

    https://www.brainpad.co.jp/news/2024/12/16/22461

    (*3)「セマンティック検索」とは、単語の文字列的な一致だけでなく、検索クエリの意味や文脈を理解し、より関連性の高い情報を検索する技術です。

    (*4)「ハイパー・パーソナライゼーション」とは、AIや機械学習、リアルタイムデータを活用し、顧客一人ひとりの行動や嗜好に基づいて、非常に細かくカスタマイズされた体験や製品、サービスを提供することを示す言葉です。



    ■ ご参考情報

    ● 新卒社員提案「衛星データ×マルチモーダルAIプロジェクト」が 経済産業省 公募事業者に採択 ―迷ったらDoだ!社員から提案が生まれる文化を創る「これDoすか?会議」

    https://blog.brainpad.co.jp/entry/2024/12/16/103014


    ● ジオテクノロジーズ株式会社について   https://geot.jp/

    本社所在地:東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス

    設立:1994年5月

    代表者:代表取締役社長 八剱 洋一郎

    従業員数:541名(2025年4月1日現在)

    事業内容:オートモーティブビジネス/エンタープライズビジネス/マーケティングビジネス/コンシューマービジネス


    ● 株式会社ブレインパッドについて https://www.brainpad.co.jp/

    (東京証券取引所 プライム市場:証券コード  3655)

    本社所在地:東京都港区六本木三丁目1番1号 六本木ティーキューブ

    設立:2004年3月

    代表者:代表取締役社長 関口 朋宏

    資本金:597百万円(2024年6月30日現在)

    従業員数:545名(連結、2024年6月30日現在)

    事業内容:データ活用を通じて企業の経営改善を支援するプロフェッショナルサービス、プロダクトサービス

     

    ■ お問い合わせ先

    ● 製品・サービスに関するお問い合わせ

    株式会社ブレインパッド

    e-mail:info@brainpad.co.jp


    *本ニュースリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

    *本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。


    以上

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