相続人なき遺産や空き家問題の予防策として遺言作成の重要性を周知する「遺言アイドル」発足！

～相続問題に新たなアプローチで社会課題解決へ～

企業動向

2025年6月12日 09:30

行政書士さやま法務コンサルティング(代表：佐山和弘／ https://www.sayama-houm.com )および株式会社Campbell(代表：坂田智子／ https://model-campbell.com )は、新たな試み「遺言アイドル」を発足いたしました。

今回のプロジェクトは、近年注目を集めていた「相続人なき遺産」がついに1,000億円(10年で3倍！)を初めて超えたという日本経済新聞の記事等に端を発し、故人が本来望んでいた遺志の行方について問いかけるとともに、昨今の所有者不明土地問題や空き家問題に対する予防策としても遺言作成の重要性を広く周知することを目的としています。

遺言アイドルと佐山先生

■背景とねらい

先日のニュースにより、相続人なき遺産が1,000億円を突破したことが報じられ、多くの方々が「故人は本当に望んでいたのか？」「お世話になった施設や団体、特定の誰かへと遺志を託すことを望んでいたのではないか？」といった疑問を抱かれました。さらに、「最後に自分の資産がどうなるのか」を考える機会がなかった故人の真意に思いを馳せるとともに、もし故人が望んでいたのであれば、どのように想いを託すべきか。

また、今や国民的課題となっている所有者不明土地問題や空き家問題に対して各種施策(相続登記の義務化や相続土地国家帰属制度等)は講じられていますが、他にもっと身近にできることはないのか。

――これらの社会的課題に対して、遺言アイドルは一石を投じる存在となることを目指します。

■遺言アイドルのコンセプト

一見、アイドルというポップな存在と遺言の専門家が組み合わさるのはミスマッチに見えるかもしれません。しかし、本プロジェクトは、遺言書という「難しい」「遠い」と感じられがちなテーマに親しみやすさをもたらし、初めて遺言書に触れる方々が気軽に学び、実際に遺言作成へと踏み出すきっかけを提供します。

・遺言書の意義やメリットをわかりやすく伝える

・相続争いを未然に防ぎ、故人の真意を尊重する仕組み作りに寄与する

・スムーズな相続を実現することにより所有者不明土地問題や空き家問題などの社会課題解決に資する

・専門家とアイドルの融合によって、メディアやSNSを通じた情報拡散を実現する

■今後の展開

遺言アイドルは、イベントやセミナー、SNSキャンペーンなど多角的な活動を通じて、幅広い層に向けた啓蒙活動を展開いたします。その一環として遺言アイドルの専門チャンネル「遺言アイドルと学ぼう!遺言の専門家佐山和弘の遺言講座」( https://www.youtube.com/channel/UCEAEx2-z0F9s3bxc5xHBwAw )を開設いたしました。

また、遺言作成に関する個別相談や情報提供も行い、相続問題に悩む多くの方々の不安を解消するサポート体制を整えてまいります。

■プロフィール

佐山和弘(遺言の専門家)

相続遺言専門行政書士／元すし職人／1級グリーフ(死別悲嘆)ケア・アドバイザー／日本相続学会会員／s.41.11.30生

愛知県東海市の寿司屋の長男として生まれ、東京での修業を経て、平成8年に実家の寿し屋を継ぐ。父親急死の際に見舞われた相続騒動(腹違いの姉の発覚、母のノイローゼ・癌等)から遺言書の大切さを痛感し、遺言書の啓蒙こそが自身の社会的使命として、包丁を置き、行政書士試験を経て、相続遺言専門行政書士事務所さやま法務コンサルティングを立ち上げる。

また、2,000件を超える相続遺言実務の経験を踏まえ、相続遺言セミナーの常識を覆した「日本一楽しい！相続遺言教室」等の講演活動も全国各地で精力的に展開中。

◎著書「本当に使える遺言書の取扱説明書」(中央経済社_現在5刷)／「日本一楽しい！遺言書教室」(すばる舎)／「相続で絶対モメない遺産分割のコツ」(家の光協会)

佐山先生プロフィール写真