医療法人医誠会(本社:大阪府大阪市、代表者:谷 幸治)は、医誠会国際総合病院 皮膚科 主任部長・診療副院長の爲政 大幾 医師が2025年6月7日(土)に開催されるオンラインイベント「2025 メラノーマを知る・学ぶ・聞く-ミート・ザ・エキスパート!専門医にきいてみよう-」に講師として登壇することをお知らせします。本イベントはメラノーマ(悪性黒色腫)患者さんをはじめ、ご家族の方、医療従事者、学びたい方を対象にメラノーマへの理解を深めることを目的としたウェビナーで、爲政医師は第2部の「ミート・ザ・エキスパート 専門医にきいてみよう」に参加し、全国から寄せられる多様な質問に対し、専門的見地から回答します。

メラノーマの理解と医療格差解消に向けた全国規模の啓発イベント
皮膚がんの中でも特に悪性度が高く、進行が速いとされる「メラノーマ」は、2021年の日本におけるメラノーマ患者数は約1,800人です※1。早期発見・早期治療が極めて重要である一方で、症例が少なく、診断・治療経験を積んだ専門医が全国的に不足していることや情報格差が患者さんの間では大きな不安要素となっています。
※1 国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)
そのような中で今回開催されるオンラインイベント「2025 メラノーマを知る・学ぶ・聞く-ミート・ザ・エキスパート!専門医にきいてみよう-」は、メラノーマ患者会「Over The Rainbow」が主催、国立がん研究センター希少がんセンターが共催する信頼性の高いイベントです。患者さんをはじめ、医療従事者からも注目されており、全国から200名以上の医療関係者が参加を希望するなど、関心の高さがうかがえます。
医療法人医誠会からは、医誠会国際総合病院 皮膚科 主任部長で診療副院長の爲政 大幾 医師が登壇し、イベント第2部「ミート・ザ・エキスパート 専門医にきいてみよう」で、全国の患者さんや医療者から寄せられるさまざまな質問にリアルタイムで回答します。診断や治療方針に関するものから、今後の治療開発まで幅広いテーマが想定されており、現場で培われた知見や治療動向を、わかりやすく共有する場となっています。
さらにこのイベントは、治療における新たな選択肢や、患者さんが抱える日々の悩みに対するヒントを得られる貴重な機会です。専門医による直接的な意見が聞ける場は限られており、地域医療の偏在という課題に対しても、全国規模での情報提供によって補完する社会的意義があります。
本イベントにおける医誠会の参画は、病院の高度な専門性を全国に発信する機会であると同時に、患者・医療者双方にとって有益な「対話の場」を提供することを目指すものです。
専門性と柔軟性を兼ね備えた診療体制で患者に寄り添う皮膚科医療
今回登壇する爲政 大幾 医師は、皮膚腫瘍診療の第一線で活躍するスペシャリストです。米国ベストドクターズ社から、医師同士の評価によって選ばれる“The Best Doctors in Japan 2024-2025”にも選出されています。長年にわたり、皮膚科領域、とりわけ皮膚がんの診断・治療に携わってきた経験を持ち、国内外の最新知見を踏まえた臨床判断と、患者一人ひとりに寄り添った対応で信頼を集めています。特に、専門的な症例を多数扱ってきた実績を活かし、Q&A形式のような多角的な質問に対しても的確に応える力を有しています。
爲政医師が主任部長をつとめる医誠会国際総合病院 皮膚科は、皮膚悪性腫瘍の経験豊富な皮膚悪性腫瘍指導専門医、形成外科専門医が診療に当たっており、診断や治療に難渋する症例も受け入れています。センチネルリンパ節生検、リンパ節郭清術、再建の難しい部位の皮膚悪性腫瘍などすべての手術に対応しており、他院での術後再発例も受け入れて、皮膚悪性腫瘍の集学的治療についても最新の知見に合わせて提供しています。
また、大学病院やがんセンターと比較しても、きめ細かい配慮や調整が利きやすく、患者さんにとって利便性の高い環境が整っています。専門性の高さと柔軟な対応力を兼ね備えている点は、当院ならではの強みです。
今回のイベントを通じて、全国のメラノーマ患者さんや医療従事者に最新の医療情報を届け、誤った医療や旧来の慣習に頼るのではなく、根拠に基づく正確な医療への理解が広がることを期待しています。
爲政医師から患者さんへのメッセージ
このイベントによって、講演でメラノーマに関する最新の診断治療に関するエッセンスをお伝えすると共に、患者さんやそのご家族、メラノーマの医療に従事する方々が抱いておられる疑問点を少しでも解消でき、よりよい結果につなげることができれば幸いです。
医誠会国際総合病院では、今後も「がん相談支援センター」「がん患者会さくらサロン」などでの情報発信、連携を通じて質の高いがん医療や最新の情報をより多くの方々へ届けていきます。

イベント概要
メラノーマ患者会「Over The Rainbow」主催オンラインイベント
『2025 メラノーマを知る・学ぶ・聞く-ミート・ザ・エキスパート!専門医にきいてみよう-』
https://melanoma-net.org/information/20250428/
■日時:2025年6月7日(土)13:00~15:00
■参加方法:ZOOM ウェビナ―
■対象:患者さんはじめ、当会の活動にご賛同いただける方はどなたでもご参加いただけます。
■参加費:無料
■主催:メラノーマ患者会「Over The Rainbow」
■共催:国立がん研究センター 希少がんセンター
■第1部 13:00~13:55 講演
「メラノーマ新ガイドラインのポイント」
国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科 中野英司先生
「メラノーマ薬物療法をうまく続けるための副作用対策」
国立がん研究センター東病院 皮膚腫瘍科 髙橋 聡先生
■第2部:14:00~15:00 ミート・ザ・エキスパート 専門医にきいてみよう
■司会:国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科 山﨑直也先生/ Over The Rainbow 杉本 香苗
■ご登壇者:国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科 山﨑直也先生
静岡県立静岡がんセンター 皮膚科 清原祥夫先生
医誠会国際総合病院 皮膚科 爲政大幾先生
国立がん研究センター東病院 皮膚腫瘍科 髙橋 聡先生
国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科 並川健二郎先生
国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科 緒方大先生
国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科 中野英司先生
■申し込み:https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_OQVOEG5ySkSLGxLe04razQ#/registration
■申込期限:ウェビナー開催前まで
医療法人医誠会
医療法人医誠会は1979年に大阪市で創立され、ホロニクスグループとして大阪を中心に全国で病院、クリニック、介護老人保健施設などを運営しています。医誠会国際総合病院は46診療科、総職員数1,971 名の体制※で、低侵襲治療、先進・先制医療、医療DX、本格的タスクシフト・タスクシェア、中央管制システム導入に取り組み、先進的かつ国際標準の総合病院を目指しています。
地域医療に貢献するとともに、2024年12月にはJCI認証を取得、国際医療ツーリズムにも挑戦します。
また、救急医療では、24時間365日の体制で救急医療を提供しています。初期救急から2.5次救急患者を対象に診療を行い、必要に応じて各診療科が支援する救急医療体制をとっています。救急車7台(ドクターカー4台・救急車3台)、医師9名、看護師30名、救急救命士25 で、「断らない救急」「待たせない救急」をスローガンに、様々な救急患者さんを受入れ、重症度によって医師・看護師が同乗する救急救命士3名体制の医誠会無料救急搬送を行い、広域医療に取り組んでいます。※ 2025年4月現在