2025年夏に向け、米粉入りの麺の製造販売を本格始動! 昭和36年創業のおかき屋が展開する新事業

~米不足の今生き残りをかけてできること~

企業動向
2025年7月1日 09:15
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昭和36年創業のおかき屋辰心を展開する愛知県知多市竹新製菓(所在地:愛知県知多市、代表取締役社長:新美 舞)は、新事業として「米を原料とした麺を製造販売する」計画を立てており、この度、米粉入りの麺の製造販売を、2025年夏に向けて本格始動したことをお知らせいたします。※米粉100%の商品ではありません



■当初の狙い

2018年、第一子の出産を経験し、離乳食を作るなかで、食に関して今一度学び直し、食育アドバイザーの資格を取得しました。その過程で、より多くの子供に「お米」を喜んで食べてもらえる主食を製造できないか、と考えるようになりました。そして2021年、米菓(あられ・煎餅)を得意とする当社にて、米粉を使用した麺の製造を決意し、社会的課題である米離れの改善も視野に入れたプロジェクトが、本格的に始動いたしました。



■新事業は苦戦の連発

いざ機械が入り、やっと本格的に開発がスタートするも、当初はとても食べられるようなものができませんでした。米粉を使用した麺では、つなぎとなる小麦特有のグルテンが少なく、出来上がった麺は茹でるとブチブチに切れてしまいます。ちぎれないように、と太く仕上げると細長い団子のようになり、とても麺とは言えないものができあがりました。米菓製造をしているので、米粉を入手することは安易にできましたが、麺を作る技術は素人。そこで、製麺機屋に相談し協力してもらい製造しましたが、米粉と小麦粉と水の配合が難しく、なかなか上手く製造することができませんでした。

茹でると3センチほどになってしまう米粉入り麺

茹でると3センチほどになってしまう米粉入り麺


■こだわりより美味しいを優先

何度も何度も試作を繰り返し最適な割合と水の量や塩分の割合を決めました。

出来上がった麺はこんなに長い

出来上がった麺はこんなに長い


■さらなる苦戦

米粉と小麦粉と水の配合が決まりだしたのが12月の寒い日。やっと安定して麺が打てるようになってきました。しかし米菓も一緒ですが季節によって水分量・塩分濃度を絶妙に変えないといけないことに気づきました。同じ要領と分量で同じ工程を踏んでも、毎日同じものができるわけではないのです。さらに水の温度にまで左右されます。これまた米菓と一緒で暑い季節の製造は難しいことがわかりました。



■夏に向けて本格始動

試行錯誤を繰り返しもっともっと研究をし進化を繰り返していきたいという気持ちも込め100%納得のいく麺とか言いきれませんがまずは従業員・家族が美味しいと言ってくれる麺を作ることができました。この夏なんとか販売をしようと思います。なぜ夏か・・・それはまだ正直冷やししか自信がないところもあります。しかし竹新製菓としてあられ・煎餅と同様に美味しい幸せをお届けします。それこそが食品メーカーとしてのやりがいです。

箸でちぎれない麺ができあがり

箸でちぎれない麺ができあがり


まだ製造できるのは社長のみですがこの夏はじめの一歩踏み出します。

試行錯誤してます

試行錯誤してます


■関連サイト情報

・竹新製菓株式会社

公式通販サイト: https://www.tatushin.co.jp/

         ※2025年7月1日時点 麺の販売はしておりません。

          いつか麺も出荷できるように検討しております。

LINE     : https://page.line.me/bug0619x?_gl=1

Instagram   : https://www.instagram.com/takeshin_arare36

X(旧Twitter) : https://x.com/Takeshin_arare


・[関連事業]知多スポーツクラブTOPS

Instagram: https://www.instagram.com/takeshin_tops.golf_chita/



■会社概要

商号  : 竹新製菓株式会社

代表者 : 代表取締役社長 新美 舞

所在地 : 478-0021 愛知県知多市岡田字太郎坊109-3

設立  : 1961年2月

事業内容: 米菓の製造販売他

資本金 : 4,800万円

URL   : https://www.tatushin.co.jp/



【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】

竹新製菓株式会社 本社

TEL:0562-55-3727