インマルサット・マリタイム、ViaSat-3 ネットワークを活用した NexusWave 進化に向けた次フェーズを発表
― まもなく運用開始となる ViaSat-3 衛星群と新規開発の海事産業向け VS60 端末により、NexusWave ユーザーの通信容量が大幅に拡大する見込み ―
2025年12月1 日 ロンドン英国(日本語版)
Viasat(NASDAQ: VSAT)傘下のインマルサット・マリタイムはこのたび、ViaSat-3 フライト2衛星の打ち上げ成功いたしました、そして今後予定される ViaSat-3 フライト3衛星の打ち上げを控え、同社の統合型接続サービス「NexusWave」の進化に向けた次のフェーズを正式に発表いたしました。
ViaSat-3 の2基の衛星は2026年にサービス開始を予定しており、これにより NexusWave 利用者は次世代海事端末を通じて、飛躍的に拡大した帯域幅の恩恵を受けられる見込みです。フライト2は南北アメリカ域、フライト3はアジア太平洋地域に追加容量を提供します。現時点で NexusWave に投資することで、海事業界の顧客は、性能向上、安定した通信速度、変化するニーズに応える高い柔軟性を確保することができます。
NexusWave は、GEO Ka帯、LEO、LTE、L帯など複数のネットワーク容量を統合し、単一のインテリジェントなソリューションとして提供する完全管理型ボンデッド・マルチネットワークサービスです。超大容量・高速を実現する ViaSat-3 衛星の導入によって、データ転送速度とネットワーク効率は一段と向上し、デジタル化推進や乗組員福利厚生を支える「オフィス同等」「家庭同等」の船上インターネット環境がさらに拡充されます。
今回発表された新型 VS60 海事用端末は、韓米を拠点にするグローバルアンテナメーカーであるIntellian が設計し、Viasat のソフトウェア定義無線(SDR)技術を採用したもので、NexusWave のアーキテクチャをさらに強化します。エンタープライズネットワーク、動画ストリーミング、乗組員福利厚生、ミッションクリティカルな用途など、大容量帯域を必要とするアプリケーションを幅広く支援します。ViaSat-3 時代を見据えて設計された VS60 は、海上試験において 250Mbps 超のダウンロード速度を達成。複数の保護層を有し、機密データの保護と通信の確実性を確保する設計となっています。
さらに、ViaSat-3 衛星には 1,000 を超えるステアラブル・スポットビームが搭載されており、世界の主要航路・港湾・洋上拠点における需要に応じて、帯域幅を動的に再配分することができます。
インマルサット・マリタイム副社長 のGert-Jan Panken は以下のようにコメントしています。
「NexusWave のボンデッドかつマルチオービット型アーキテクチャと、Intellian と共同開発した ViaSat-3 対応端末の組み合わせにより、当社は世界の船隊運航における重要課題に対応できる体制をさらに強化しました。これは、海上通信の信頼性、安全性、顧客体験に対する当社の長期的コミットメントを示すものであり、ネットワーク拡張に伴う将来容量への円滑なスケーリングを可能にします。」
Viasat Commercial プレジデントの Ben Palmer OBE は、以下のようにコメントしています。
「NEXUSWAVE は、複雑化する接続環境において、一貫した性能を提供することを目的として設計されました。ViaSat-3 の容量利用が可能になることで、当社は顧客およびパートナーに、より大きな帯域幅、優れた柔軟性、そして将来を見据えたアップグレードパスを提供し、確信をもって利用できる接続環境を提供する大きな前進を果たしています。」

◆報道関係者の方々へ
当リリースに関わるお問い合わせは、以下の担当までお願いします。
Inmarsat Maritime
•Lidia Selivanova, VP Marketing & Comms
lidia.selivanova@viasat.com
•吉田 麻貴 (Star Marine PR_日本語)
maki@starmarinepr.com
◆Inmarsat Maritime について
Inmarsat は Viasat 傘下の企業として、40年以上にわたり海事産業のデジタル化を牽引してきました。また弊社は、船主・オペレーターが常時接続を維持し、安全運航、運航効率の向上、そして乗組員の福利厚生を確保できるよう、信頼性の高い革新的ソリューションを提供しています。
Viasat は「世界のあらゆる人とモノがつながるべきである」という理念を掲げるグローバル通信企業です。世界 24か国に拠点を持ち、個人・企業・政府・軍事組織のコミュニケーションと接続の在り方を革新しています。地上・空中・海上を問わず、生活に良い影響をもたらす高品質・安全・高速な通信を提供する究極のグローバルネットワークの構築を進めています。2023年5月には Inmarsat の買収を完了し、両社の技術・リソースの統合により、新たなグローバル通信パートナーとしての基盤を確立しました。
詳細は以下をご覧ください:
•www.viasat.com
•Viasat News Room
•LinkedIn / X / Instagram / Facebook / Bluesky / Threads / YouTube
Inmarsat Maritime は、英国ロンドンの Viasat グローバル事業本部を拠点としています。 詳細は Inmarsat.com/maritime をご参照ください。
商標について
Copyright © 2025 Inmarsat Global Limited. All rights reserved. INMARSAT は International Mobile Satellite Organization の所有で、Inmarsat Global Limited にライセンスされています。Inmarsat ロゴは Inmarsat Global Limited の所有物です。その他の製品名・企業名は識別目的のみで使用されています。
将来予想に関する記述について
本プレスリリースには、米国証券法に基づく「将来予想に関する記述」が含まれています。これには、ViaSat-3 Ka帯ネットワークおよび VS60 海事用端末の NexusWave ソリューションへの組み込み計画、期待される性能・通信速度・柔軟性・ネットワーク効率・データセキュリティの向上に関する記述が含まれます。実際の結果は、第三者提供容量へのアクセス能力、衛星製造・打ち上げ・運用リスク、当社サービス計画の実行可能性、主要顧客・サプライヤーの状況、新技術の商業化など、多様な要因により大きく異なる可能性があります。関連するリスク要因は、Viasat が SEC に提出した書類(Form 10-K、Form 10-Q)をご参照ください。将来予想に関する記述は記載日現在のものであり、更新義務を負うものではありません。
報道関係者の方々へ *当リリースに関するお問い合わせ先はこちら
•Lidia Selivanova(Inmarsat Maritime) : lidia.selivanova@inmarsat.com
•Maki Yoshida (Star Marine PR_日本語) : maki@starmarinepr.com
*サービスに関わる日本語でのお問合わせはこちらまでお願いいたします。
インマルサット株式会社 担当:田畑・高橋
〒106-0032東京都港区六本木1-9-10アークヒルズ仙石山森タワー25階
TEL: 03-5545-5184 / Email:japan@inmarsat.com





















