国産SAF製造の原料となる 廃食用油の提供に関する基本合意書を締結

    ~阪急阪神不動産の住まいブランド〈ジオ〉にて 住民の方からご提供いただいた廃食用油および 阪急阪神ホテルズが運営する料飲施設から 排出される廃食用油を活用~

    企業動向
    2025年5月7日 14:45

    阪急阪神不動産株式会社(大阪市北区 代表取締役社長 福井康樹、以下「阪急阪神不動産」)、株式会社阪急阪神ホテルズ(大阪市北区 代表取締役社長 小泉秀俊、以下「阪急阪神ホテルズ」)、日揮ホールディングス株式会社(神奈川県横浜市西区 代表取締役会長兼社長CEO 佐藤雅之、以下「日揮HD」)、株式会社レボインターナショナル(京都府京都市下京区 代表取締役CEO 越川哲也、以下「レボインターナショナル」)および合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY(神奈川県横浜市西区 代表者 高田岳志(※1))は、廃食用油を原料とした持続可能な航空燃料(SAF:Sustainable Aviation Fuel)製造事業に協力するための基本合意書を締結しましたので、お知らせします。

    また、阪急阪神不動産と阪急阪神ホテルズは、国内資源循環による脱炭素社会実現に向けたプロジェクト「Fry to Fly Project」に参画します。


    SAFとは、化石燃料以外を原料とする持続可能な航空燃料のことで、原料が100%廃食用油の場合、原料収集からSAFの製造・燃焼までのバリューチェーン全体において、従来の航空燃料と比較してCO2排出量を約80%削減することが可能です。航空分野の脱炭素化に向け、国際民間航空機関ICAOが2019年比でCO2排出量を85%以下に抑制するというCO2削減目標を掲げており、国内でも経済産業省と国土交通省が合同で「持続可能な航空燃料(SAF)の導入促進に向けた官民協議会」を設置するなど、SAFの導入を推進しています。


    阪急阪神不動産は、2011年からこれまで10年以上の長期にわたり、継続的にマンションのご入居者様のご協力を得て廃食用油を回収し、バイオディーゼル燃料としてリサイクルする活動に取り組んできましたが、今後は回収した廃食用油をSAF向けに提供します。多くのマンションにおいて廃食用油の回収を実施している事例は全国でも稀で、阪急阪神不動産がこれまで確立してきた回収ノウハウを活かして更なる回収拡大・認知向上に向けて取り組んでまいります。

    また、阪急阪神ホテルズは、2008年より直営ホテルのレストランなどの厨房から排出される廃食用油を回収し、再資源化に取り組んでおります。現在はホテル阪急インターナショナルや千里阪急ホテル、宝塚ホテル、京都新阪急ホテルの4つのホテルで回収した廃食用油を阪急阪神不動産と同様に、バイオディーゼル燃料としてリサイクルする活動に取り組んでおりますが、今後は廃食用油を主にSAF向けに提供してまいります。

    1.各社の役割

    阪急阪神不動産は、分譲マンション〈ジオ〉のご入居者から回収した廃食用油を、また阪急阪神ホテルズは、運営する料飲施設から排出される廃食用油をSAF製造に提供します。

    さらに、近隣自治体や地域イベント等と連携してSAFの環境価値啓発などに取り組むことも検討していきます。日揮HDがSAF製造事業に関するサプライチェーンを構築し、レボインターナショナルが廃食用油を回収・管理し、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYがSAFを製造します。

    2.今回の合意書締結に至った経緯

    阪急阪神不動産では、2011年8月より住まいブランド〈ジオ〉のご入居者様のご協力を得て廃食用油の回収活動を行っており、現在では110物件、11,000戸以上のご入居者様を対象に累計42,000L以上の廃食用油の回収を実施してきました。当初から回収した廃食用油はレボインターナショナルが引き取りを行っており、こうした長年にわたる関係から、レボインターナショナルの参画するSAF事業への提供について合意にいたり、基本合意書を締結しました。〈ジオ〉での廃食用油の回収については、昨年から首都圏にもエリアを拡大し、ジオ板橋大山・ジオ瑞江・ジオ蕨中央をはじめ、今後も物件数を増やしていく計画です。

    また、阪急阪神不動産が運営する賃貸施設におきましても、2025年4月より「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」のオフィス部分にて本取組をスタートしており、他物件での取組についても検討を進めてまいります。


    阪急阪神ホテルズでは、廃棄物の再資源化を重要な課題と捉え、2008年より阪急バスの運行に必要なバイオディーゼル燃料の原材料として廃食用油の回収を開始し、これまでに直営ホテルのレストランなどの厨房から累計267,000L以上を回収してまいりましたが、近年は、阪急阪神不動産と共に廃食用油の回収と再資源化に取り組んでおり、今般のSAF事業の重要性を踏まえて合意にいたりました。


    3.SAF(Sustainable Aviation Fuel)の製造について

    日揮HDとレボインターナショナルは、コスモ石油株式会社と共同で、国内における廃食用油の収集からSAFの製造・輸送・供給にいたるまでのサプライチェーン構築に向けて事業化検討を進め、2022年にSAFFAIRE SKY ENERGYを設立し、国内で発生する廃食用油のみを原料とした年間約30,000KLのSAFの供給を目指しています。2024年12月にコスモ石油堺製油所(大阪府堺市)内においてSAF製造装置の建設が完了し、2025年4月から供給を開始しました。供給するSAF は、国際的な持続可能性認証である ISCC CORSIA 認証を取得しています。なお、本事業はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)より採択※を受けた助成事業です。

    ※NEDOホームページ: https://www.nedo.go.jp/koubo/FF3_100312.html

    4.Fry to Fly Project について

    「Fry to Fly Project」は、家庭や店舗などで発生する廃食用油という国内資源を原料とするSAFで航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクトです。日揮HDが事務局を務め、設立主旨に賛同する212の企業・自治体・団体が参加しています(2025年3月末時点)。


    ※Fry to Fly Project特設サイト:

    https://www.jgc.com/jp/esg-hsse/initiative/fry-to-fly/


    (※1)高ははしごだか



    阪急阪神不動産株式会社 https://www.hhp.co.jp/


    株式会社阪急阪神ホテルズ https://www.hankyu-hotel.com/


    リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/1f046c2a10d801dd594e6a1e804a839ed12190aa.pdf


    発行元:阪急阪神ホールディングス

        大阪市北区芝田1-16-1

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