手作りの有田焼が海外からも注目される今だからこそ 有田焼「現代の名工」が挑む後継者不足の突破口 共感型クラファンが伝統工芸を救う!
株式会社PicaPica(所在地:佐賀県西松浦郡)は、日本を代表する磁器「有田焼」の伝統を継承する「現代の名工」矢鋪與左衛門窯のクラウドファンディングをCAMPFIREで実施いたします。手作りの有田焼ならではのぬくもりと美しさをより多くの人々に届けることで、後継者不足という産地が抱える深刻な課題の打開を目指します。
「CAMPFIRE」プロジェクトページ: https://camp-fire.jp/projects/838256/view
クラファンメイン画像
■技術伝承の難しさ
有田焼は400年以上の歴史を持ち、国内外で高く評価されてきた磁器ですが、昨今は機械化の波や、職人技術の習得に長い年月を要することから、手作りの技術を受け継ぐ後継者が大幅に減少しています。こうした技術継承の難しさは、有田焼に限らず、日本各地の伝統工芸に共通する大きな課題です。産地ごとに受け継がれてきた技や文化が、静かに消えつつある今、支援のあり方が問われています。
■インバウンドの可能性
一方で、手仕事による工芸品は、量産品では決して表現できない独特の風合いや深みを持ち、海外からの評価も年々高まっています。有田焼もまた、その高い芸術性と物語性に惹かれ、多くの外国人観光客が訪れるようになっており、地域にとって大きなインバウンド資源となっています。
今回のクラウドファンディングでは、ロクロ体験を組み込んだ体験型のリターンも用意し、有田焼伝統の制作プロセスをも支援者にアピールしています。また、支援を情報発信の費用に充てることで、有田焼、そして日本の伝統工芸の“今”と“未来”を全国、そして世界へと発信する取り組みでもあります。
今回のクラウドファンディングで
(1) 伝統工芸の後継者不足を打開する可能性
(2) 伝統工芸支援の新たなあり方
(3) インバウンドによる産地・地域活性化
を模索しています。
■クラウドファンディング掲載期間
2025年4月26日(土)~5月31日(土)
■クラウドファンディング掲載場所
「CAMPFIRE」プロジェクトページ: https://camp-fire.jp/projects/838256/view
■現代の名工 矢鋪 與左衛門(やしき よざえもん)プロフィール
現代の名工/一級技能士/ものづくりマイスター/日本工芸会正会員
有田陶芸協会々員/全技連マイスター/佐賀マイスター/佐賀県陶芸協会々員
伊万里有田焼伝統工芸士/日本煎茶工芸会々員
矢鋪 與左衛門
昭和52年、故中村清六氏に弟子入りして以来、約半世紀にわたり白磁に向き合い続けてきたロクロ師。有田伝統の「内山の技法」を用い、機械や鋳込み型を使わずに手作りで作品を作り続ける(内山の技法により平成23年“現代の名工”に認定)。有田窯業大学校講師や伊万里有田焼伝統工芸士会会長なども歴任し、伊万里有田窯業界の発展に尽力。一方で後進の育成にも力を入れ、多くの弟子を育てる。
また磁器のロクロ体験のメソッドを独自に開発し、地元佐賀のみならず全国でロクロ体験を実施し、有田焼やロクロの普及に努める。小・中・高校でもロクロ体験授業を行い、絵付も合わせた体験人数はのべ約15,000人に上る。
第49回日本伝統工芸展入選作 青白磁楕円深鉢
<陶歴>
昭和52年 佐賀県重要無形文化財
現代の名工 中村清六氏に弟子入り
平成元年 労働大臣検定一級技能検定合格(手ろくろ)
同検定総合一位につき佐賀県知事賞
平成3年 熊本県荒尾市にて第一回仲間展開催、独立
平成17年まで3年毎に6回開催
18年より毎年開催
平成5年 白磁酒器 宮内庁お買い上げ
通産大臣認定伊万里・有田焼伝統工芸士
平成10年 職業訓練指導員免許
雅号岳秀改め與左衛門襲名
平成11年 東京銀座・田崎真珠ビルにて個展開催
平成12年 ロクロ師として佐賀県初代マイスターに認定さる
平成12~15年 韓国各地にてロクロ実演・作品展開催
平成13年 フランス ロートレック没後百周年記念芸術祭
“地球シリーズ”(地球はパラダイス)出品
大賞受賞(ミディ・ピレーネ・ジャポン協会会長賞)
サロン・ド・ロートレック正式会員
平成14年 佐賀市の斡旋により恵比寿ギャラリーにて個展
平成15年 第49回日本伝統工芸展入選作
(青白磁楕円深鉢)宮内庁お買い上げ
伊万里・有田焼伝統工芸士会会長
全国技能士連合会会長賞受賞
平成19年 作陶30周年記念展を仲間展にて開催
平成20年 全技連マイスター認定
佐賀県知事賞受賞(最優秀技能者)
平成21年 荒尾市平井小学校(母校)六年生陶芸教室開催
平成23年 厚生労働大臣表彰卓越した技能者(現代の名工)に認定
平成24年 県政功労者知事表彰
黄綬褒章受章
平成25年 ものづくりマイスター認定
平成26年 日本伝統工芸展入選
日本伝統工芸展、日本伝統工芸士会作品展、全国伝統的工芸品公募展、日本煎茶工芸展など入賞入選多数。