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    日本のスタートアップ・セクハラ研究に関する クラウドファンディングが成功! 支援者112名により無料公開が実現

    ~皆さまのご支援でオープン・アクセス化に成功。研究知見が広く社会に普及~

    企業動向
    2025年4月28日 09:30

    研究教育機関アイリーニ・マネジメント・スクール(東京都港区、代表:植野 紗紀)は、先般クラウドファンディングへのご協力をお願いしておりました研究論文のオープン・アクセス化につきまして、112名の方々からの温かいご支援により目標金額を達成し、この度、無事に無料公開されたことを感謝と共にご報告します。


    112名のご支援によりクラウドファンディング成功

    112名のご支援によりクラウドファンディング成功


    ■ 皆さまのご支援が実現したオープン・アクセス

    当スクールの柏野 尊徳による論文「Sexual Harassment by Multiple Stakeholders in Entrepreneurship: The Case of Japan」(国際学術誌 Journal of Business Venturing Insights 掲載)は、日本のスタートアップ・エコシステムにおけるセクシュアル・ハラスメント(セクハラ)の実態とその要因を学術的に分析したものです。


    この重要な知見を、立場や所属に関わらず誰もが自由にアクセスし、具体的な対策や議論の土台として活用しやすくするため、論文のオープン・アクセス化を目指し、クラウドファンディングを実施いたしました。


    呼びかけに対し、112名もの方々が共感し、力強いご支援をお寄せくださいました。皆さまから託された貴重なご支援は、学術誌へのオープン・アクセス掲載費用等に充当され、この度、研究成果を世界中に無料で届けるという目標を実現することができました。


    皆さま一人ひとりの温かいお気持ちと行動が、この研究成果を世界中の研究者、実務家、政策立案者へ無料で届けることを可能にしました。改めて、ご支援くださった全ての皆さまに、心からの感謝を申し上げます。


    なお、本論文にはクリエイティブ・コモンズの「表示(BY)」ライセンスを適用しています。そのため、著者名を明記いただければ、事前の許可なく自由に内容の引用・転載・商用利用が可能となっています。


    ご支援いただいた方々への感謝の意を込め、アイリーニ・マネジメント・スクールの公式サイト内にて以下の紹介ページを設けています。

    https://ems.eireneuniversity.org/school-information/centers-institutes/sic/sexual-harassment-in-entrepreneurship-open-access/



    ■ 研究者:柏野 尊徳 コメント

    「このたび、クラウドファンディングを通じてご支援くださった112名の皆さま、本当にありがとうございます。皆さまからの温かいご支援のおかげで、本研究の成果を、誰もが自由にアクセスできるかたちで公開することができました。


    本研究が、これまで見過ごされがちだった国内スタートアップ・エコシステムの課題に光を当て、より健全で持続可能な環境づくりを後押しする一助となることを、心より願っています」



    ■ 論文情報

    タイトル : Sexual Harassment by Multiple Stakeholders in Entrepreneurship: The Case of Japan

    著者   : Takanori Kashino

    掲載誌  : Journal of Business Venturing Insights, 23 (2025).

    DOI    : https://doi.org/10.1016/j.jbvi.2025.e00517

    アクセス : 上記DOIリンクより、全文を無料でダウンロード・閲覧いただけます

    ライセンス: クリエイティブ・コモンズ 表示(BY)ライセンス

           (著者名の明記を条件に、論文の内容を事前に許可なく

           自由に引用・転載・商用利用が可能)



    ■ 関連研究のご案内:シカゴ大学 研究プロジェクト

    本論文の著者である柏野 尊徳は、現在籍を置くシカゴ大学社会科学部にて、同大学の研究倫理委員会の承認(IRB24-1649)に基づき、国内スタートアップ・エコシステムに関する新たな大規模調査プロジェクトを開始いたします。


    この調査は、セクハラ問題のみならず、スタートアップにおける労働環境やネットワーク形成など、より広範なテーマを探求することで国内スタートアップ環境の改善に寄与することを目指しています。


    アイリーニ・マネジメント・スクールは、シカゴ大学研究プロジェクトも日本のスタートアップ・エコシステムにとって重要な取り組みになると考え、シカゴ大学の審査を経て情報発信に協力してまいります。


    この新たな調査は1,000名規模のスタートアップ・エコシステム関係者を対象としたオンライン・アンケート形式で行われます。詳細およびご参加方法については、以下のシカゴ大学プロジェクト・ページをご覧ください。

    https://kashino.eireneuniversity.org/startup-survey-jp-2025/


    国内スタートアップ環境調査2025

    国内スタートアップ環境調査2025


    ■ アイリーニ・マネジメント・スクールについて

    アイリーニ・マネジメント・スクールは「より良い社会のためのマネジメントとイノベーション」を追求する研究教育機関です。平和と繁栄の女神アイリーニの名の下、公正で健全な環境が持続的な豊かさの基盤となると考え、社会の前進に必要な知の創出普及と、時代をリードする人材の育成に取り組んでいます。


    公式ウェブサイト: https://ems.eireneuniversity.org/

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