近大附属広島中東広島校が文化庁の事業を利用して芸術体験を実施 プロの歌手とピアニストが3日間にわたり歌唱指導

近畿大学附属広島中学校東広島校(広島県東広島市)は、令和7年(2025年)12月9日(火)から11日(木)までの3日間、文化庁による「学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業(芸術家の派遣)」を利用して、プロの歌手やピアニストによるコンサートと歌唱指導を実施します。
【本件のポイント】
●近畿大学附属広島中学校東広島校がプロの歌手やピアニストを講師に招いた音楽の授業を実施
●プロの技術に触れることで、中学生が文化芸術に興味を持つきっかけとする
●歌唱指導を受け合唱練習をすることで、生徒の創造力や表現力、協調性やコミュニケーション能力を養う
【本件の内容】
文化庁による「学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業(芸術家の派遣)」では、小学校・中学校等に文化芸術団体または個人や少人数の芸術家を派遣し、子どもたちに質の高い文化芸術を鑑賞・体験する機会を確保するとともに、芸術家による表現手法を用いた計画的・継続的なワークショップ等が実施されています。
本校では、コロナ禍によって文化祭の合唱コンクールを探究に関する発表に切り替えたことで合唱練習に取り組む機会が少なくなっていました。そこで、生徒が目的意識を持って合唱に取り組む機会を得られるよう、本事業へ応募しました。
初日にはコンサートを開催し、モーツアルト作曲「パパパの2重唱」など5曲と、本校および近畿大学の校歌を鑑賞します。また、3日間を通して実施する歌唱指導では、各クラス50分ずつ、声の出し方や2学期の授業で取り組んできた合唱曲の歌い方などを学びます。
本事業を通して、生徒がプロの音楽に触れることで文化芸術に興味を持つきっかけとするとともに、仲間や指導者と合唱練習をすることで創造力や表現力、協調性やコミュニケーション能力を養う機会とします。
【開催概要】
日時 :令和7年(2025年)12月9日(火)~11日(木)9:00~12:50
場所 :近畿大学附属広島高等学校・中学校東広島校
(広島県東広島市高屋うめの辺2番、JR山陽本線「西高屋駅」から徒歩約20分)
対象 :近畿大学附属広島中学校東広島校 1、2、3年生(全12クラス 396名)
指導者:バリトン歌手 安田旺司(やすだおうじ)氏
テノール歌手 中東駿(なかひがししゅん)氏
ピアニスト 占部久美子(うらべくみこ)氏
【プログラム(予定)】
<12月9日(火)>
9:00~9:50 コンサート(4階体育館)
10:00~10:50 1年1、2組歌唱指導(3階合同教室・3階音楽室)
11:00~11:50 1年3組歌唱指導(3階音楽室)
12:00~12:50 1年4組歌唱指導(3階音楽室)
<12月10日(水)>
9:00~9:50 3年3組歌唱指導(3階音楽室)
10:00~10:50 3年1組歌唱指導(3階音楽室)
11:00~11:50 3年4組歌唱指導(3階音楽室)
12:00~12:50 3年2組歌唱指導(3階音楽室)
<12月11日(木)>
9:00~9:50 2年2組歌唱指導(3階音楽室)
10:00~10:50 2年3組歌唱指導(3階音楽室)
11:00~11:50 2年1組歌唱指導(3階音楽室)
12:00~12:50 2年4組歌唱指導(3階音楽室)
【講師プロフィール】
バリトン歌手 安田 旺司(やすだおうじ)氏
商売人一家の長男として京都に生まれ、3歳からピアノを習い始める。小学校4年生まではクラスで一番高音の出せる歌少年。中学時代にはバンドブームの到来に伴い、ギター演奏を開始、高校時代はアルバイトに精を出し、お金が貯まれば高価なギターと機材を買い漁りロックンロール三昧。18歳の時に声楽に出会い、平成7年(1995年)イタリアへ渡る。以後平成17年(2005年)まで11年間ローマにて学び、遊び、食べて研鑽を積む。イタリア国立ローマ サンタ・チェチーリア音楽院声楽科卒業。現在は音音兎株式会社の代表取締役歌手として「演奏の楽しさ」を日本全国に発信中。第3回岐阜国際音楽祭コンクール声楽部門第1位ならびに岐阜市長賞を受賞。
テノール歌手 中東 駿(なかひがししゅん)氏
広島県出身。エリザベト音楽大学声楽科卒業。同大学院修士課程修了。バッハのカンタータ、ヘンデルのメサイア、ベートーヴェンの第九などでソリストを務める。オペラでは、モーツァルト「魔笛」タミーノ役、「フィガロの結婚」ドン・バジリオ、ドン・クルツィオ役。ワーグナー「タンホイザー」ヴァルター役。ドニゼッティ「リタ」ベッぺ役。ビゼー「カルメン」ドン・ホセ役、プッチーニ「トゥーランドット」ポン役。「トスカ」カヴァラドッシ役。「蝶々夫人」ピンカートン役。声楽を枝川一也に師事。
ピアニスト 占部 久美子(うらべくみこ)氏
広島大学教育学部第四類音楽文化系コース卒業後、エリザベト音楽大学大学院音楽研究科修士課程器楽専攻(鍵盤楽器)に入学。平成31年(2019年)3月、同大学院を首席で修了。広島大学学長より学長表彰、大学院在学中にザビエル賞(特待生)を受賞。第5回バッハコンクールにおいて、金賞及びベーレンライター賞受賞。その他数多くのコンクール全国大会において入賞。タイのチュラロンコン大学、ザビエルラーニングコミュニティ(チェンライ)において行われた交流演奏会に出演。これまでに数多くの合唱団と共演し、ソロ、室内楽等の演奏活動とともに、後進の指導にも当たっている。ピアノを石井啓恵、濵本恵康、横山幸雄の各氏に師事。エリザベト音楽大学非常勤副手。
【関連リンク】
附属広島中学校東広島校
https://hh.kindai.ac.jp/
















