工芸に宿る未来―伝統と対話する、漆と陶の二人展 『築地久弥・保立剛 二人展』開催
大量生産では生まれない、手の温もり。工芸の力で、やさしい日々を取り戻す。
現代では、安価で均一な工業製品があふれ、伝統工芸の価値を知る機会が減ってきています。
しかし、昨今のマイクロプラスチック問題や大量の工業製品などの環境問題を踏まえると、工芸作品は「優しい暮らしづくり」に貢献できるものだと感じています。
一つひとつ手作業でつくられた器には、作り手の想いや温かみが宿り、長く使うほどに味わいが増すという魅力があります。そして工芸品はどのように手で作られているか作品を鑑賞、推測したりと、工芸ならではの「アート思考の旅」を経験できるのも魅力の1つです。
(左)築地久弥 作品/(右)保立剛 作品
この度、公益社団法人日本工芸会 東日本支部所属の漆芸作家 築地久弥・陶芸作家 保立剛の二人展を開催します。漆芸と陶芸、異なるジャンルではあるものの、日本の工芸の長い歴史の中で重要な役割を担ってきました。
作業中の築地久弥氏
作業中の保立剛氏
自然界の形象に畏敬の念を抱き作品づくりに反映している築地、轆轤の成形に拘り加色装飾技法での制作を続ける保立。二人に共通する“美しいもの、本物を未来へ残す”ための思いを込めた展覧会になります。
築地久弥 作品
保立剛 作品
今回の展覧会は日本工芸会東日本支部の有志のよるものとなっており、2回目は5月24日(土)~6月13日(金)開催で「渡辺国夫・佐藤典克 二人展」を予定しています。
5月24日~6月13日開催『渡辺国夫・佐藤典克 二人展』
(左)渡辺国夫 作品/(右)佐藤典克 作品
二人が所属する日本工芸会は漆芸をはじめ、陶芸、染色、金工など全部で7部会あり、部会ごとに活動をしています。
他ジャンルとの交流は年1回行われる日本伝統工芸展のみとなっていて、今回のように漆芸作家、陶芸作家が一緒に展示をすることは皆無と言っても過言ではありません。
制作方法、素材も異なる二人ですが、共通するのは、後世に本物を残していきたいという強い想いでした。暮らしに新たな可能性を見出す深い魅力が詰まっている二人の作品、ぜひご高覧いただけると幸いです。
築地久弥氏
保立剛氏
開催日時:2025年5月3日(土)~23日(金)
開催場所:銀座 蔦屋書店(インフォメーションカウンター前)
所在地 :〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F
●2名のインタビュー動画でご確認ください。
築地久弥: https://youtu.be/vRgtmb8DucA
保立剛 : https://youtu.be/UvXs92RySSo
*展覧会開催と同時にクラウドファンディングも開催いたします。
詳細およびお問い合わせは以下へお願いいたします。
築地久弥氏 クラファン作品イメージ
【お問い合わせ先】
株式会社4D
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公式サイト: https://4dfws.com
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