ジャドマ通販研究所調べ ネット通販での「お取り寄せ」経験者は...

ジャドマ通販研究所調べ  ネット通販での「お取り寄せ」経験者は約6割  お取り寄せ経験トップは「洋菓子・スイーツ」  感動経験率では「エビ・カニ」がトップ

公益社団法人 日本通信販売協会(=JADMA、事務局・東京都中央区、佐々木迅会長、正会員510社 2014年1月6日現在)では、設立30周年を記念して、「ジャドマ通販研究所( http://www.jadma.org/tsuhan-kenkyujo/ )」を開設し、通信販売に関する調査レポートを定期的に発表しています。このたび調査レポート第四弾として、「お取り寄せに関する消費者実態調査」をテーマに、インターネットリサーチにて、過去1年以内にインターネット通信販売を利用したことがある全国の15歳~69歳の男女を対象に調査を行い、計1,000の有効サンプルを得ました。

インターネット通販利用者の約6割が「お取り寄せ」を経験 40代以上では7割超
インターネット通販利用者の約6割が「お取り寄せ」を経験 40代以上では7割超

■インターネット通販利用者の約6割が「お取り寄せ」を経験
 40代以上では7割超
■お取り寄せ経験トップは「洋菓子・スイーツ」、感動する商品に出会える確率
 冬の定番「エビ・カニ」がトップ

ここでの「お取り寄せ」とは、通信販売で「グルメ商品」や「地方名産品(主に食品)」を自宅に配送してもらうことを言います。
全回答者(1,000名)のうち、何らかの商品をインターネット通信販売(以下ネット通販)で「お取り寄せ」したことがある人は約6割(57.3%)となり、ネット通販での「お取り寄せ」が定着していることを再確認できる結果になりました。
また、年代別に見てみると、ネット通販でのお取り寄せの経験率は年代が上がるごとに高くなっており、10代では21.1%、20代では44.9%、30代では57.5%、40代・50代では73.1%、60代では74.1%となっています。40代以上の人の7割以上がネット通販でのお取り寄せを経験していますが、人生に余裕が出てくる年代の楽しみにもなっているのでしょうか。

ところで、どのような商品がネット通販でお取り寄せされているのでしょうか。
お取り寄せ経験のある573名に、お取り寄せしたことがある商品を聞いたところ、1位「洋菓子・スイーツ」(47.3%)、2位の「コーヒー・茶・ジュース」(25.8%)、3位「エビ・カニ」(25.3%)、4位「お酒(ビール・ワイン・焼酎・日本酒)」(23.7%)、5位「和菓子・和スイーツ」(22.0%)となりました。ティータイムのお供から贅沢なグルメまで、お取り寄せが幅広く利用されていることが窺える結果となりました。
それでは、お取り寄せによって、感動するような商品には出会えているのでしょうか。
感動経験率(※)が最も高かったのは「エビ・カニ」(51.0%)でした。お取り寄せ経験率としては3位でしたが、感動経験率では1位になりました。以下、2位は「明太子・たらこ・いくら」(48.2%)、3位は「洋菓子・スイーツ」(46.5%)となりました。「明太子・たらこ・いくら」は、お取り寄せ経験率としては9位でしたが、感動経験率では2位にランクインしました。魚介類のお取り寄せで感動する商品に出会える人が多いようです。寒い冬の鍋に、お取り寄せした「エビ・カニ」を入れる、そんな光景が目に浮かびます。

※ネット通販のお取り寄せ経験者が、お取り寄せをした各商品に対して「お取り寄せをして良かった、感動した」と回答した割合


■「お取り寄せ時のトラブル」7.5%が経験
■トラブルの内容 「不良品」「想像との差異」「配達の際の手違い」が目立つ

便利で楽しく、感動することさえあるお取り寄せも、トラブルに見舞われてしまうと台無しです。ネット通販でのお取り寄せ経験者573名のうち、何らかのトラブルを経験したことのある人の割合は7.5%でした。大多数の人はトラブルに遭遇せずにお取り寄せを楽しめているようですが、残念ながらトラブルを経験している人もいるようです。

お取り寄せでトラブルを経験した人は、具体的にはどのようなトラブルに遭遇したのでしょうか。
トラブル経験者43名の自由回答の内容を見てみると、「腐っていた」(60代女性、みかん注文者)・「髪の毛が混入していた」(30代女性、ロールケーキ注文者)など 【商品の質に関するケース】、「色が写真と違った」(30代男性、フグ刺し注文者)・「思っていたのと違っていた。肉の切り口の筋目が逆で固かった」(60代男性、お肉注文者)など 【注文者の想像と違っているケース】、「指定した期日に届けてもらえなかった」(40代女性、梅干し注文者)・「同封されていた明細が別の人のもので、自分の明細がその人に届けられていた」(40代男性、ウニ注文者)など 【配達時のミスに関するケース】、「中国の産地偽装品だった」(60代男性、ウナギのかば焼き注文者)など 【産地に関して疑いのあるケース】の4つに分類できました。
いずれのケースも、ネット通販のリスクが垣間見えるものでした。異物の混入や商品の劣化など、消費者側の注意だけでは完全に回避しきれないものもあります。消費者ができる対策としては、表示された情報(特に品質管理や万が一の際の返品・交換について)をよく読む、疑問・不安に感じた点を電話やメールで問い合わせるなどが挙げられます。

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