熱中症は「家の中」が危ない?搬送の38%が住居で発生
熱中症搬送の38%は「住居」で発生

「熱中症は炎天下の屋外で起こるもの」——そんなイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。しかし実際の救急搬送データを見ると、最も多い発生場所は屋外ではなく「住居」です。エアコンをつけずに過ごしがちな自宅こそ、今もっとも警戒すべき熱中症の発生現場になっています。
熱中症の救急搬送、実は「住居」が最多という事実
消防庁のまとめによると、2025年5~9月の全国における熱中症の救急搬送人員は10万人を超え、統計開始以来最多を記録しました。そして発生場所別で見ると、住居が全体の約38%を占めてトップとなっています。屋外での作業やスポーツ中の熱中症ばかりが注目されがちですが、実際には自宅内で発症するケースが最も多いのです。 この傾向は一時的なものではなく、ここ数年続いています。過去のデータでも住居は毎年発生場所のトップを占め続けており、「熱中症=屋外のリスク」という認識そのものを見直す必要があることを示しています。
なぜ自宅で熱中症が起きるのか
自宅で熱中症が多発する背景には、いくつかの要因が重なっています。まず、電気代を気にして冷房を我慢したり、そもそもエアコンが設置されていない部屋で過ごしていたりするケースが少なくありません。また、特に高齢者は体温調節機能や口渇感が低下しているため、暑さやのどの渇きそのものに気づきにくいという事情もあります。さらに、日差しを浴びていない室内は「大丈夫」と油断しやすく、安全だという思い込みが対策を遅らせる要因にもなっています。加えて、一人で過ごす時間が長い場合は異変に周囲が気づきにくく、発見や対処がどうしても遅れがちです。 実際、搬送データでは65歳以上の高齢者が全体の半数以上を占めており、住居での発生と高齢者の割合の高さには強い関連があります。日中の在宅時間が長い高齢者ほど、屋内での熱中症リスクにさらされやすいと言えます。
屋内での熱中症を防ぐためにできる対策

屋外対策と同じくらい、屋内での熱中症対策を意識することが重要です。温湿度計を置いて室温28℃・湿度70%を超えないよう管理し、エアコンは我慢せず就寝中も含めて使いましょう。水分補給はのどが渇く前に、時間を決めて定期的に。カーテンや遮熱グッズで日射熱の侵入を防ぐことも効果的です。 こうした室温管理に加えて、体そのものを直接冷やすアイテムを取り入れるのも有効な熱中症対策です。当社の冷却ベストは、PCM(潜熱蓄熱材)を断熱材として内蔵した設計で、体温や外気の熱を吸収しながら28℃前後の快適な温度を保つ仕組みになっています。冷却効果は約5時間持続するため、家事や在宅ワークなど長時間室内で過ごす場面でも、こまめに冷やし直す手間をかけずに使い続けられるのが特徴です。ドライヤーや保冷剤による冷却と異なり、着用したまま家事や作業を続けられる点も、日常使いのしやすさにつながっています。 エアコンの設定温度を上げがちなご家庭でも、冷却ベストを併用すれば室温管理と体感温度の両方から熱中症リスクを抑えやすくなります。特に、電気代を気にして冷房を控えめにしてしまう方や、暑さやのどの渇きに気づきにくい高齢のご家族がいるご家庭では、室温を無理に下げずとも体を涼しく保てる手段として取り入れやすいアイテムです。台所での調理中や庭仕事、在宅ワーク中の集中したい時間帯など、エアコンだけではカバーしきれない「体感的な暑さ」を和らげたい場面にも向いています。 一人暮らしの高齢者がいる家庭では、家族による電話連絡や地域の見守りサービスなど、見守り体制を整えておくことも欠かせません。あわせて、こうした冷却ベストのような身につけるタイプの熱中症対策グッズを備えておくと、停電時や外出時にも快適な温度を保ちやすく、より安心です。
初期症状に気づいたら早めの対処を
熱中症は「気づいたときには重症化している」ことが少なくありません。頭痛、めまい、だるさ、汗が出なくなるといった初期症状を感じたら、すぐに涼しい場所へ移動し、水分・塩分を補給することが大切です。症状が改善しない場合や意識がもうろうとする場合は、ためらわず救急要請をしてください。 熱中症は屋外での激しい運動や炎天下の作業だけでなく、自宅というごく身近な場所でも命に関わる危険があります。「室内だから安心」という思い込みを捨て、室温管理や水分補給に加えてPCM冷却ベストのようなアイテムも取り入れながら、家族や自分自身の室内環境を見直すことが、これからの暑い季節を安全に過ごす第一歩です。

















