日本分子イメージング学会が設立されます
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2006年3月1日 09:30報道関係者各位 2006年3月1日
Press Release 日本分子イメージング学会 準備会事務局
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日本分子イメージング学会が設立されます。
~体内の不思議を見つめたい。
2006年初夏、研究分野の枠を超えた新しい学会が始まります~
日本分子イメージング学会(仮称) http://www.molecularimaging.jp/
準備会事務局 http://www.molecularimaging.jp/JSMI/Contact_us.html
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日本分子イメージング学会準備会(事務局:福井県、暫定事務局長:藤林 靖久)
では、2006年5月23日(火)~24日(水)に、京都大学時計台記念館(所在地:
京都府京都市)にて、設立総会および第1回学術集会を開催し、新しく
「日本分子イメージング学会(仮称)」を設立いたします。
新学会は、生体内で分子レベルの事象-例えば、腫瘍の発生・移植細胞の
追跡・遺伝子の発現など-を非侵襲的に研究し、最終的には臨床医学に応用
するために、数多くの分野の研究者や企業が参集した、国内では数少ない
「異分野融合型学会」として発足します。
「分子イメージング」とは、生体内での分子のふるまいを目に見える形にする
基礎的な研究や、その成果を医学に還元する研究などを示し、新しいイメージ
ング技術によって生命体そのもの営みをときほぐしていこうとするものです。
例えば、これまでのレントゲンや超音波画像では、体内の「形」を見ることは
できても、何が起きているかを判断することができませんでした。腫瘍(ガン)
のような病気を発見する場合、「形」が変わる状態まで待っていたら治療の
開始が遅れますが、もしも腫瘍だけが持つ特別な分子や生理機能に「印」を
付けることができたら、早期の発見が可能になります。
また、分子イメージングは、近未来の技術として注目されているナノテクノ
ロジーや再生医学と密接な関連を持ちます。例えば、再生治療に必要な幹細胞
を、ナノテクノロジーの成果である造影剤を使用し、「印」をつけてから
生体に戻すことにより、その細胞を体外から追跡することができるようになる
と期待されます。
分子イメージング技術は、将来、患者の負担が少なく安全で精度の高い診断
技術を確立し、また遺伝子の役割や細胞の仕組みに関する研究から、新しい薬
や治療法の開発だけでなく、生命の仕組みを解明するために役立つと考えら
れます。
近年、世界的に、この「分子イメージング」の研究と実用化に対して注目が
集まっています。米国では数年前より、分子イメージングの将来性を見越して、
米国国立衛生研究所(NIH、エヌ・アイ・エイチ)を中心に、多くの大学・研究
機関で活発な研究活動が開始されている他、関連する企業もまた分子イメージ
ング研究に競って参入しています。
ヨーロッパでも、EMIL(イーミル)、DiMI(ディミ)などの広域研究組織を形成、
本格的な研究体制が構築されつつあります。また学術団体としても、北米を
中心に分子イメージング学会、分子イメージング・アカデミー、ヨーロッパ
では欧州分子イメージング学会、アジア地域では韓国分子イメージング学会
等が設立され、産・官・学の連携体制の下、活発な研究が始まっています。
我が国でも、本年度より文部科学省・厚生労働省・経済産業省など各省庁の
主導の元、大学・研究機関・企業を含めた研究体制が組まれつつあり、また
多くの研究者や諸学術団体がそれぞれに活発な活動が始められています。
しかしながら、単一分野における個別の活動には限界があり、連携を重視した
諸外国の研究活動に対して大きく後退することが懸念されることから、分野
横断的な学会として、「日本分子イメージング学会」設立への要望が内外から
高まって参りました。その中で、2005年11月、分子イメージングに関連の
深い、核医学・磁気共鳴医学・光イメージング学・放射線医学・医用工学・
医用画像工学・薬学など多くの学問分野の主要な研究者が集まり、準備会が
結成されました。
この研究を推進するためには、異なった技術分野や研究分野の融合が求められ
ます。そのため、医学だけでなく、工学・薬学・生物学・化学・物理学など、
多くの分野の研究者の参入と密接な情報交換が不可欠となっています。
「日本分子イメージング学会(仮称)」は、国内にあっては研究者や企業が情報
交換を行い、また学生や若手研究者が学び発表する場として、国外にあっては
アジア地区や世界との連携を実現するための基盤としての機能が期待されて
います。間もなく、記念すべき設立総会と第1回の学術集会が開催されます。
分子イメージングというキーワードに関心を持たれる全ての方のご参集を、
心よりお願いし、ここにご案内申し上げます。
■日本分子イメージング学会(仮称)準備会 概要:
日本分子イメージング学会(仮称)準備会は、日本における分子イメージング
学会の発足を目的に、分子イメージングに関連の深い、核医学・磁気共鳴
医学・光イメージング学・放射線医学・医用工学・医用画像工学・薬学など
数多くの学会の主催者(会長・副会長)および文部科学省分子イメージング研究
班のメンバーが中心に2005年11月、結成されました。
国内では数少ない異分野融合型の学会として、2006年5月の学会設立を予定
し、現在、設立準備を行っています。
■日本分子イメージング学会 設立総会および第1回学術集会 概要:
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(1)日付 : 2006年5月23日(火)~24日(水)
(2)場所 : 京都大学時計台記念館(京都府京都市左京区吉田本町)
(3)参加費 : 事前申込 一般5000円、学生3000円(当日7000円)
(4)事前参加申込締切 : 2006年3月21日
(5)発表申込締切 : 2006年3月21日
(6)準備会事務局(暫定): 〒910-1193 福井県吉田郡松岡町下合月23-3
福井大学高エネルギー医学研究センター
(7)事務局担当者: 藤林 靖久(福井大学)、犬伏 俊郎(滋賀医科大学)、
青木 伊知男(明治鍼灸大学)
URL : http://www.molecularimaging.jp/
Email: office@molecularimaging.jp
TEL : 0776-61-8430
FAX : 0776-61-8170
準備会事務局では、現在、設立総会の事前登録受付、第1回学術集会の発表
受付(演題受付)、連絡用メーリングリストの登録受付、および発起人の募集を
行っています。詳しくは、ホームページをご覧下さい。
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【本件に関するお問い合わせ先】
日本分子イメージング学会 準備会事務局
担 当:藤林 靖久(福井大学)、犬伏 俊郎(滋賀医科大学)、
青木 伊知男(明治鍼灸大学)
U R L: http://www.molecularimaging.jp/
Email: office@molecularimaging.jp
T E L: 0776-61-8430 F A X: 0776-61-8170
※本広報資料は、ご自由にご転送・ご引用ください。
Press Release 日本分子イメージング学会 準備会事務局
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日本分子イメージング学会が設立されます。
~体内の不思議を見つめたい。
2006年初夏、研究分野の枠を超えた新しい学会が始まります~
日本分子イメージング学会(仮称) http://www.molecularimaging.jp/
準備会事務局 http://www.molecularimaging.jp/JSMI/Contact_us.html
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日本分子イメージング学会準備会(事務局:福井県、暫定事務局長:藤林 靖久)
では、2006年5月23日(火)~24日(水)に、京都大学時計台記念館(所在地:
京都府京都市)にて、設立総会および第1回学術集会を開催し、新しく
「日本分子イメージング学会(仮称)」を設立いたします。
新学会は、生体内で分子レベルの事象-例えば、腫瘍の発生・移植細胞の
追跡・遺伝子の発現など-を非侵襲的に研究し、最終的には臨床医学に応用
するために、数多くの分野の研究者や企業が参集した、国内では数少ない
「異分野融合型学会」として発足します。
「分子イメージング」とは、生体内での分子のふるまいを目に見える形にする
基礎的な研究や、その成果を医学に還元する研究などを示し、新しいイメージ
ング技術によって生命体そのもの営みをときほぐしていこうとするものです。
例えば、これまでのレントゲンや超音波画像では、体内の「形」を見ることは
できても、何が起きているかを判断することができませんでした。腫瘍(ガン)
のような病気を発見する場合、「形」が変わる状態まで待っていたら治療の
開始が遅れますが、もしも腫瘍だけが持つ特別な分子や生理機能に「印」を
付けることができたら、早期の発見が可能になります。
また、分子イメージングは、近未来の技術として注目されているナノテクノ
ロジーや再生医学と密接な関連を持ちます。例えば、再生治療に必要な幹細胞
を、ナノテクノロジーの成果である造影剤を使用し、「印」をつけてから
生体に戻すことにより、その細胞を体外から追跡することができるようになる
と期待されます。
分子イメージング技術は、将来、患者の負担が少なく安全で精度の高い診断
技術を確立し、また遺伝子の役割や細胞の仕組みに関する研究から、新しい薬
や治療法の開発だけでなく、生命の仕組みを解明するために役立つと考えら
れます。
近年、世界的に、この「分子イメージング」の研究と実用化に対して注目が
集まっています。米国では数年前より、分子イメージングの将来性を見越して、
米国国立衛生研究所(NIH、エヌ・アイ・エイチ)を中心に、多くの大学・研究
機関で活発な研究活動が開始されている他、関連する企業もまた分子イメージ
ング研究に競って参入しています。
ヨーロッパでも、EMIL(イーミル)、DiMI(ディミ)などの広域研究組織を形成、
本格的な研究体制が構築されつつあります。また学術団体としても、北米を
中心に分子イメージング学会、分子イメージング・アカデミー、ヨーロッパ
では欧州分子イメージング学会、アジア地域では韓国分子イメージング学会
等が設立され、産・官・学の連携体制の下、活発な研究が始まっています。
我が国でも、本年度より文部科学省・厚生労働省・経済産業省など各省庁の
主導の元、大学・研究機関・企業を含めた研究体制が組まれつつあり、また
多くの研究者や諸学術団体がそれぞれに活発な活動が始められています。
しかしながら、単一分野における個別の活動には限界があり、連携を重視した
諸外国の研究活動に対して大きく後退することが懸念されることから、分野
横断的な学会として、「日本分子イメージング学会」設立への要望が内外から
高まって参りました。その中で、2005年11月、分子イメージングに関連の
深い、核医学・磁気共鳴医学・光イメージング学・放射線医学・医用工学・
医用画像工学・薬学など多くの学問分野の主要な研究者が集まり、準備会が
結成されました。
この研究を推進するためには、異なった技術分野や研究分野の融合が求められ
ます。そのため、医学だけでなく、工学・薬学・生物学・化学・物理学など、
多くの分野の研究者の参入と密接な情報交換が不可欠となっています。
「日本分子イメージング学会(仮称)」は、国内にあっては研究者や企業が情報
交換を行い、また学生や若手研究者が学び発表する場として、国外にあっては
アジア地区や世界との連携を実現するための基盤としての機能が期待されて
います。間もなく、記念すべき設立総会と第1回の学術集会が開催されます。
分子イメージングというキーワードに関心を持たれる全ての方のご参集を、
心よりお願いし、ここにご案内申し上げます。
■日本分子イメージング学会(仮称)準備会 概要:
日本分子イメージング学会(仮称)準備会は、日本における分子イメージング
学会の発足を目的に、分子イメージングに関連の深い、核医学・磁気共鳴
医学・光イメージング学・放射線医学・医用工学・医用画像工学・薬学など
数多くの学会の主催者(会長・副会長)および文部科学省分子イメージング研究
班のメンバーが中心に2005年11月、結成されました。
国内では数少ない異分野融合型の学会として、2006年5月の学会設立を予定
し、現在、設立準備を行っています。
■日本分子イメージング学会 設立総会および第1回学術集会 概要:
===================================
(1)日付 : 2006年5月23日(火)~24日(水)
(2)場所 : 京都大学時計台記念館(京都府京都市左京区吉田本町)
(3)参加費 : 事前申込 一般5000円、学生3000円(当日7000円)
(4)事前参加申込締切 : 2006年3月21日
(5)発表申込締切 : 2006年3月21日
(6)準備会事務局(暫定): 〒910-1193 福井県吉田郡松岡町下合月23-3
福井大学高エネルギー医学研究センター
(7)事務局担当者: 藤林 靖久(福井大学)、犬伏 俊郎(滋賀医科大学)、
青木 伊知男(明治鍼灸大学)
URL : http://www.molecularimaging.jp/
Email: office@molecularimaging.jp
TEL : 0776-61-8430
FAX : 0776-61-8170
準備会事務局では、現在、設立総会の事前登録受付、第1回学術集会の発表
受付(演題受付)、連絡用メーリングリストの登録受付、および発起人の募集を
行っています。詳しくは、ホームページをご覧下さい。
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【本件に関するお問い合わせ先】
日本分子イメージング学会 準備会事務局
担 当:藤林 靖久(福井大学)、犬伏 俊郎(滋賀医科大学)、
青木 伊知男(明治鍼灸大学)
U R L: http://www.molecularimaging.jp/
Email: office@molecularimaging.jp
T E L: 0776-61-8430 F A X: 0776-61-8170
※本広報資料は、ご自由にご転送・ご引用ください。