メディケア生命保険株式会社調べ 老後に夫婦で一緒にやってみた...

メディケア生命保険株式会社調べ  老後に夫婦で一緒にやってみたい “クルーズトレイン旅”約3割

メディケア生命保険株式会社( http://www.medicarelife.com/ )(本社:東京都江東区、取締役社長:寺崎啓介)は、「家族の絆と老後の生活に関する意識調査」をモバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)により、2013年10月18日~10月22日の5日間において実施し、親・配偶者・子どもがいる40~59歳の男女1,000名の有効サンプルを集計いたしました。(調査協力機関:ネットエイジア株式会社)

話題のJR九州「ななつ星」のような“クルーズトレインでの旅行” 約3割が老後に夫婦で体験を希望
話題のJR九州「ななつ星」のような“クルーズトレインでの旅行” 約3割が老後に夫婦で体験を希望

11月11日や11月22日が何の日かご存知でしょうか。11日は介護の日、22日はいい夫婦の日で、それぞれ、「いい日、いい日」や「いい夫婦」といった語呂合わせで定められています。介護は、誰もがする側・される側になる可能性のあることであり、配偶者は結婚している方にとって最も身近な家族ではないでしょうか。こうした、暮らしと密接に関わる記念日を前に、親・配偶者・子どもがいる40~59歳の男女1,000名(全回答者)を対象として、「家族の絆と老後の生活に関する意識調査」を行いました。


◆ 11月11日「介護の日」認知率5%、11月22日「いい夫婦の日」は87%
◆ “配偶者との絆”が強い約8割、“子どもとの絆”が強い約9割

まず、全回答者(1,000名)に、≪11月11日が介護の日であること≫を知っていたか聞いたところ、「知っていた」は4.9%にとどまり、「知らなかった」が95.1%と、介護の日があまり知られていないことがわかりました。
次に、≪11月22日がいい夫婦の日であること≫を知っていたか聞いたところ、「知っていた」は86.9%になりました。いい夫婦の日にちなんだイベント開催などの影響もあり、いい夫婦の日は大半の方が認知しているようです。
また、介護や夫婦といえば、キーワードの1つに“絆”が挙げられると思いますが、家族との絆の強さはどの程度か聞いたところ、『強い』(「非常に強い」と「やや強い」の合計)と答えた割合は、≪自身の親≫では74.4%、≪配偶者の親≫では42.7%、≪配偶者≫では78.8%、≪子ども≫では87.6%となりました。自身の親や子ども、パートナーに対して強い絆を感じている方が多いことがわかりました。


◆ 親孝行は代々受け継がれる!? 親孝行している人の方が親孝行されている傾向

自身の親との間に強い絆を感じている方が4人に3人の割合となりましたが、全回答者(1,000名)に、“親孝行”に関する意識を聞いたところ、≪自分は親孝行をしていると思う≫では、同意率(『あてはまる』、「非常にあてはまる」と「どちらかといえばあてはまる」の合計)は43.7%となりました。親との間に強い絆を感じている方は多いですが、それを親孝行という実際の行動で表している方は半数以下となりました。
また、≪自分は親孝行されていると思う≫では、同意率が52.5%となりましたが、これを親孝行している層(437名)と親孝行していない層(563名)に分けてみると、親孝行している層では同意率が65.0%と、親孝行していない層の42.8%を大きく上回り、親孝行をしている方ほど、自分も親孝行をされていることが明らかになりました。親孝行も代々受け継がれていくのかもしれません。


◆ 離れて暮らす親との連絡手段で使いたい 1位「ケータイ・スマホの通話機能」
◆ 親の安否確認で使いたいサービス1位は「センサーによって確認できる見守り・安否確認サービス」
◆ 親の安否確認のための通信サービス付き“家電”を5人に1人が使用希望

簡単な親孝行の一つとして、自分の元気な声を親に聞かせたり、親の状況を確認することが挙げられますが、最近では、シニア層のスマホ利用やインターネット利用は拡大傾向にあり、スマホやインターネットを使った親子のコミュニケーションが今後増えていくことも予想されます。
そこで、離れて暮らす親の状況を確認するために使いたいと思う通信・インターネット関連サービスを聞いたところ、親と同居していない789名の回答は、1位「ケータイ・スマホの通話機能」(63.2%)、2位「固定電話の通話機能」(57.5%)と、電話の通話機能が他のサービスを大きく上回り、「ケータイ・スマホの写メール機能」(16.6%)や「ケータイ・スマホのテレビ電話機能」(16.0%)、「Skype(無料通話・テレビ電話機能)」(10.0%)が1割台で続きました。親との連絡では、親の手を煩わせることが少ない、より簡単な方法が好まれるのかもしれません。

また、最近では、離れて暮らす親の状況を確認することができる様々なサービスやそれを可能にする商品が出てきています。
そこで、離れて暮らす親の状況を確認するために使いたいと思う新しいサービスや商品を聞いたところ、親と同居していない789名では、1位は「親の様子をセンサーによって確認できる見守り・安否確認サービス」(30.4%)となり、2位「見守りサービスも行ってくれる食事宅配サービス」(25.0%)、3位「親の利用状況を確認できる通信サービスを備えた“家電”(電気ポットなど)」(21.5%)、4位「親のガスや水道、電気などの利用状況を教えてくれるサービス」(21.4%)、5位「テレビ電話で状況を確認してくれる自治体サービス」(20.5%)でした。ドアの開閉や動作検知などのセンサーを用いたものや、生活インフラ、定期的に使われる家電の利用状況の確認など親のプライバシーを守りながら安否確認ができるサービスが支持を集めました。


◆ 老後に離れて暮らす子どもとの連絡手段で使いたい 「LINE」は5人に1人、「Skype」は6人に1人

親との連絡・状況確認についてみてきましたが、歳を重ね、自分がいまの親の年齢に追いつく頃には、今度は自分が子どもに状況を確認してもらうことになります。
そこで、全回答者(1,000名)に、自分の老後に子どもへ状況を知らせる(確認してもらう)ために使いたいものを聞きました。
まず、通信・インターネット関連のサービスについてみると、1位は「ケータイ・スマホの通話機能」(71.1%)で際立って高くなりました。また、「LINE(メッセージ・無料通話)」や「Skype(無料通話・テレビ電話機能)」は、親の状況確認に使いたいものを聞いた場合よりも回答比率は高く、「LINE」は5人に1人(19.9%)、「Skype」は6人に1人(17.3%)の割合となりました。近い将来、SNSでスタンプを送るシニアも多くなるかもしれません。

そして、新しいサービスや商品についてみると、1位は「親の様子をセンサーによって確認できる見守り・安否確認サービス」(23.7%)でした。他方、ライブ画像や映像で確認してもらうようなサービスは下位にとどまり、自分のプライバシーを確保しつつ見守ってほしいとの思いが窺い知れる結果となりました。


◆ 老後の生活を考える余裕はなし 「現在の生活で精一杯」が7割
◆ 老後の生活イメージ 「不安」88%、家族との絆の強さが老後の不安を和らげる傾向

ここまでは、主に親孝行や親との連絡・状況確認についてみてきましたが、自分の老後については、現時点でどのように感じているのでしょうか。
まず、全回答者(1,000名)に、現在の状況について、老後の生活のことを考える余裕があるか、それとも現在の生活で精一杯か聞いたところ、70.4%の方が「現在の生活で精一杯」とし、「老後の生活を考える余裕がある」は29.6%と3割にとどまる結果となりました。

次に、自身の老後の生活のイメージについて、期待と不安ではどちらのイメージが強いか聞いたところ、「期待」は12.3%、「不安」は87.7%と、厳しい結果となりました。
老後の生活のイメージについて、家族との絆の実態で比較してみると、「期待」と回答した割合は、配偶者との絆が弱い層(212名)では7.1%、強い層(788名)では13.7%、また、子どもとの絆が弱い層(124名)では6.5%、強い層(876名)では13.1%と、絆が強い層は絆が弱い層の2倍前後となりました。老後を一緒に過ごせるパートナーや、サポートしてくれる子どもとの絆が強ければ、老後の不安は和らぐ傾向にあることが明らかになりました。


◆ “自分の介護をしてくれる人がいるのか不安”6割
◆ 老後の生活に対する意識 “施設や介護サービスの利用”に大半は前向き

老後の生活のイメージを不安とした方が大多数を占めましたが、自分や配偶者の介護は、自分の老後の大きな関心事の一つではないでしょうか。
そこで、介護に関する意識について聞きました。
全回答者(1,000名)に、まず、自身の介護について聞いたところ、≪自分の介護をしてくれる人がいるのか不安に感じることがある≫では、同意率は59.8%と、介護の担い手がいるのか不安に感じている人が6割となりました。
また、施設や介護サービスの利用について聞いたところ、≪自分に介護が必要になったら(老人ホームや介護施設に入るなどし)家族には迷惑を掛けたくないと思う≫では同意率は91.9%となり、≪自分に介護が必要になっても、介護のサービスは利用して欲しくないと思う≫では同意率は13.1%となりました。自分の介護の担い手に不安を感じつつも、施設や介護サービスを利用し、家族には迷惑をかけたくないと思っている方が多いことが明らかになりました。


◆ “配偶者の介護ができるか不安”8割近く
◆ “配偶者に介護が必要になっても、自宅で一緒に暮らしたいと思う”7割
◆ “将来、配偶者に介護が必要になったら、経済的に耐えられないと思う”4人に3人

次に、全回答者(1,000名)に、配偶者の介護について聞いたところ、≪自分に配偶者の介護ができるか不安に感じることがある≫では、同意率は77.0%となり、8割近くの方が配偶者の介護が担えるか不安を感じた経験があることがわかりました。
施設や介護サービスについてみると、≪配偶者に介護が必要になっても、介護のサービスは利用したくないと思う≫では、同意率は15.6%となり、≪配偶者に介護が必要になっても、自宅で一緒に暮らしたいと思う≫では、同意率が70.5%となりました。自分が配偶者の介護を担えるかとの不安はあるものの、介護サービスを利用しながら、自宅で一緒に暮らしたいと思っている方が多いという結果となりました。

また、≪将来、配偶者に介護が必要になったら、経済的に耐えられないと思う≫では同意率は4人に3人(74.0%)、≪夫婦が同時期に介護を必要とするのではないかと不安に感じることがある≫では同意率は65.1%となり、介護についての不安の中には、経済的な面や時期的な面が含まれている実態が明らかになりました。


◆ 介護サービス利用に消極的な層 男性は女性の3倍以上に

配偶者に介護が必要になっても自宅で一緒にいたい方が7割と多く、パートナーとの絆が感じられる結果となりましたが、一方で自分や家族だけの介護では、“介護疲れ”が心配されます。介護が必要になっても自宅で暮らすには、介護のサービスを上手く活用することも重要になってくるのではないでしょうか。
しかし、自分の介護に“介護のサービスを利用して欲しくない”との思いがあるのは、男性では20.2%と5人に1人の割合となり、女性の6.0%に比べ3倍以上の割合となりました。また、配偶者の介護に“介護のサービスは利用したくない”との思いは、男性では24.4%と4人に1人の割合で、女性の6.8%と比べ、こちらも3倍以上の割合となりました。


◆ 老後に夫婦で一緒にやってみたいこと 同率2位は「ドライブ旅行」と「子どもや孫との旅行」、1位は?
◆ 話題のJR九州「ななつ星」のような“クルーズトレインでの旅行” 約3割が老後に夫婦で体験を希望

夫婦の老後については、介護の不安を抱えている方も多いようですが、夫婦で楽しみたいことや挑戦したいことも多数あることと思います。
そこで、全回答者(1,000名)に、ご自身の老後の生活において、夫婦で一緒にやってみたいことを聞いたところ、1位は「のんびりと過ごす」(67.7%)になりました。仕事や子育てを終え、老後はパートナーとゆっくりしたいという方が多いようです。
2位以降を見てみると、同率2位「ドライブ旅行」・「子どもや孫との旅行」(40.9%)をはじめ、4位「海外旅行」(36.3%)、6位「(JR九州ななつ星のような)クルーズトレインでの旅行」(28.9%)、8位「豪華客船での旅行」(22.2%)と、トップテンに旅行が5つランクインする結果となっています。

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