ケアネット、医師1,000人にスマートデバイスの利用状況を調査 医師の4割がタブレットを所有、年代を問わず利用者が急増

    ―医師の4人に1人がスマホとタブレットを両方所持―

    調査・報告
    2013年10月31日 10:30
    医師・医療従事者向け情報サービスサイトを運営する株式会社ケアネット(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大野 元泰、証券コード:2150)は2013年10月18日、当社医師会員1,000人に対し、スマートフォン(以下、スマホ)とタブレット型端末(以下、タブレット)の利用状況を調査しました。電子カルテや遠隔画像診断など、医療分野でもICT化が進むなかで、医師のスマートデバイスの利用状況に変化はあったのか、2011年、2012年に実施した調査結果と比較しご報告致します。 【結果概要】 ◆医師の4人に1人がスマホとタブレットを両方所有 全体ではスマホ・タブレットのいずれかを所有している医師が37.9%、いずれも所有していない医師が35.4%、両方所有していると答えた医師は26.7%となり、医師の4人に1人がスマホとタブレットを両方所有しているという結果になった。 ◆40代50代を中心にスマホへの移行が進む スマホの所有率は、医師全体では、2012年の調査から9ポイント増えて47.6%となり、年代別では、30代以下が前年の調査から6ポイント増えて60.2%、40代が12.3ポイント増えて54.8%、50代が9.6ポイント増えて38%、60代以上が4.8ポイント増えて30.6%となった。若い世代だけでなく40代50代の世代でもスマホが普及している様子が見受けられた。 ◆年代を問わずタブレットの所有率が急増 今回の調査では、タブレット所有率の急増が顕著に見られた。医師全体では、2012年の調査から14.5ポイント増えて43.7%となり、年代別では、30代以下が前年の調査から16.7ポイント増えて48%、40代が14.1ポイント増えて46.3%、50代が14.7ポイント増えて39.1%、60代以上が12.6ポイント増えて41.8%となり、年代を問わずにタブレットの所有率が急増していることがわかった。 ◆医師の中ではiOSが根強い人気、スマホ、タブレットともに過半数を占める 医師が所有しているスマホのOSを尋ねたところ、iOSが55.3%、Androidが45.4%と、iOSが過半数を超える結果となった。MM総研が発表した一般市場のスマホOSのシェア(*)は、Androidが63%、iOSが35.6%と、Androidが過半数を超えているだけに、医師の中では未だiOSが根強い人気を誇っていることがわかった。 また、医師の所有するタブレットのOSは、iOSが76.7%、Androidが25.9%となっており、iOSが圧倒的に強い結果となった。 (*)「スマートフォン市場規模の推移・予測(2013年10月):株式会社MM総研」 http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120131009500 ◆医師ならではの活用方法 所有者に対し医療での用途を聞いたところ、スマホで最も多かったのは「医学・医療関連のニュース閲覧」で37.2%。タブレットで最も多かったのは、「医学・医療に関する書籍・論文閲覧」で46.9%であった。コメントでは、「新薬や検査の種類が多く、ガイドラインも増えたため、iPad(R)やiPhone(R)に頼らざるを得ない」「学会の重い抄録集がアプリになったので便利」「パソコンを開けない外来の合間に情報を収集できる」「動画を見せながら患者に説明でき、理解を得やすくなった」「分娩監視装置がリアルタイムで見ることができる」など、医師ならではの活用方法が寄せられた。 調査タイトル:医師のスマートデバイスの利用状況に関する意識調査 調査方法  :インターネットリサーチ 調査対象  :医師・医療従事者向け専門サイト「CareNet.com」医師会員 有効回答数 :1,000サンプル 調査日時  :2013年10月18日(金) 【医師のスマートデバイス所有率】 http://www.atpress.ne.jp/releases/40171/a_1.png 【医師の利用しているOS】 http://www.atpress.ne.jp/releases/40171/b_2.png 【医療におけるスマートデバイスの用途】 http://www.atpress.ne.jp/releases/40171/c_3.png 【属性(年代・性別)】 http://www.atpress.ne.jp/releases/40171/d_4.png 【設問設定】 スマートフォン・タブレット型端末についてお尋ねします。 iPhone 5S・5Cの発売、NTTドコモでのiPhone(R)取り扱い開始など、スマートフォンに関する話題は常に注目されています。これまでにケアネットで実施した調査では、医師のスマートフォン所有率は一昨年で28%、昨年で38.6%という結果でした。そこで先生にお尋ねします。 Q1.先生は現在iPhone(R)のようなスマートフォンを所有していますか。 ○ 所有している(長期貸与も含む) ○ 所有していないが、いずれ購入したい ○ 購入するつもりはない (Q1で「スマートフォンを所有している」を選択した方にお聞きします) Q1-2.スマートフォンのOSは何ですか。(複数回答) □ iOS  □ Android  □ その他 (Q1で「スマートフォンを所有している」を選択した方にお聞きします) Q1-3. 先生はスマートフォンを、医療の用途においてどのようなことに利用していますか。(複数回答) □ 医学・医療に関する書籍・論文閲覧 □ 医薬品・治療法に関する情報収集(書籍・論文以外) □ 医学・医療関連のニュース閲覧 □ 臨床に役立つアプリの利用 □ 患者とのコミュニケーション □ 医師・医療従事者とのコミュニケーション □ 医療をテーマにしたゲーム □ 特に利用しているものはない □ その他 Q2.先生は、iPad(R) のようなタブレット型端末を使用していますか。 ○ 所有している(長期貸与も含む) ○ 所有していないが、いずれ購入したい ○ 購入するつもりはない ( Q2で「タブレット型端末を所有している」を選択した方にお聞きします) Q2-2.ブレット型端末のOSは何ですか。(複数回答) □ iOS  □ Android  □ その他 ( Q2で「タブレット型端末を所有している」を選択した方にお聞きします) Q2-3.先生はタブレット型端末を、医療の用途においてどのようなことに利用していますか。(複数回答) □ 医学・医療に関する書籍・論文閲覧 □ 医薬品・治療法に関する情報収集(書籍・論文以外) □ 医学・医療関連のニュース閲覧 □ 臨床に役立つアプリの利用 □ 患者とのコミュニケーション □ 医師・医療従事者とのコミュニケーション □ 医療をテーマにしたゲーム □ 特に利用しているものはない □ その他 Q3.コメントをお願いいたします(ライフスタイルで変化した点、院内・移動中・プライベートでどのように利用されているか、所有していない方はその理由など、どのようなことでも結構です)。 ※コメントは添付資料よりご確認いただけます。 <添付資料> http://www.atpress.ne.jp/releases/40171/a_5.pdf 【『CareNet.com』(ケアネット・ドットコム)について】 11万人の医師会員を含む、18万人の医療従事者向け臨床医学情報専門サイトです(会員制、無料)。日々の診療に役立つ情報、“臨床力”の向上に役立つ医学・医療コンテンツを提供しています。コモンディジーズの診療アップデートを実践的に簡潔にまとめあげた『特集』、多忙な医師がスピーディーに医薬品情報(病態・作用メカニズムなど)を習得できる『薬剤情報』、世界の主要医学ニュースを紹介する『ジャーナル四天王』、各種学会レポート、動画インタビューなど、医師・医療従事者の効率的な情報収集を支援するサービスとなっています。 【株式会社ケアネット 会社概要】 http://www.carenet.co.jp ◇所在地 :〒102-0074 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル ◇設立  :1996年7月1日 ◇代表者 :代表取締役社長 大野 元泰 ◇公開市場:東証マザーズ(証券コード:2150) ◇事業内容: <製薬企業向けの医薬営業支援サービス、マーケティング調査サービス> ・インターネットによる医薬営業支援サービス『MRPlus(R)』 ・インターネットによる市場調査システム『eリサーチ(TM)』 <医師・医療従事者向けの医療コンテンツサービス> ・臨床医学情報専門サイト『CareNet.com』(ケアネット・ドットコム)会員制・無料 http://www.carenet.com ・医療教育動画サービス『CareNeTV』(ケアネッティービー)会員制・有料 http://carenetv.carenet.com/ ・医学教育研修プラットフォーム『CareNet CME』 http://cme.carenet.com/ ・調剤薬局の薬剤師向け教育メディア『Pro ファーマ CH』 http://www.pro-pharma.jp/ ・医学映像教材『ケアネットDVD』

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