次世代サステナブル繊維「ovoveil/オボヴェール」がNYFWデビュー

京大・土佐尚子教授の秋冬コレクションに採用

株式会社ファーマフーズ(本社:京都市西京区、代表取締役社長:金武祚)が開発した繊維「ovoveil」が、京都大学 土佐尚子 特定教授のコレクションに採用され、2024年2月9日から開催されるニューヨークファッションウィーク(NYFW)にて公開されることとなりましたのでお知らせいたします。

卵殻膜をアップサイクルした次世代サステナブル繊維「ovoveil」

日本国内では年間 263 万トンの鶏卵が利用され、それに伴い1万トンの卵殻膜が産業廃棄物として発生しています。ファーマフーズは、この卵殻膜を衛生的に分離回収・繊維化することに成功し、サステナブル繊維「ovoveil」を開発しました。
 「ovoveil」の特徴は、卵殻膜が本来持っている美肌・健康機能と、カシミヤに似た滑らかな風合いを持つことです。これまで未利用資源であった卵殻膜に、機能性・実用性を付加し、アップサイクルすることに成功いたしました。
欧州でのアパレル事業者への環境規制強化などを背景としてリサイクル繊維素材への注目が高まる中、NYFWでのコレクションを発表予定であった土佐教授が「ovoveil」に着目し、今回の採用が決定しました。

世界四大ファッションウィークの一つであるNew York Fashion Weekに「ovoveil」が登場!

NYFWは、パリ、ミラノ、ロンドンに並ぶ世界四大コレクションの一つにも数えられる世界的なファッションイベントです。NYFW 2024 Autumn/Winter(2024年2月9日から2月14日)にて行われる、世界から参加するデザイナーたちのプラットホーム「グローバルファッションコレクティブ」において、土佐教授の「Sound of Ikebana」の秋冬コレクションが2月10日に発表されます。
本コレクション内で披露されるマントにおいて、ファーマフーズの「ovoveil」が採用されました。ovoveilを使用した衣類が公に発表されるのは今回が初となります。
グローバルファッションコレクティブ:https://www.globalfashioncollective.com/newyork

土佐尚子教授とのコラボが実現(芸術家、京都大学 防災研究所 特定教授)

土佐教授は、芸術や文化情報を取り込んだ新たなコミュニケーションシステム「カルチュラル・コンピューティング」を提唱し、作品制作・研究を行っています。2016年には、文化庁文化交流使として、ニューヨークタイムズスクエアの60台以上のビルボードで、「Sound of Ikebana(Spring)」を毎夜1ヶ月間放映し、文化交流を行いました。
作品は、ニューヨーク近代美術館、国立国際美術館、富山県立近代美術館、名古屋県立美術館、高松市立美術館などで収蔵されています。
昨年のNYFW 「2024 Spring/Summer」では、土佐教授が生み出したアートテクノロジーである「Sound of Ikebana」をデジタル捺染して作った服を披露して好評を得えており、NYFW 「2024 Autumn/Winter」は2回目のコレクションとなります。
昨年のNYFW 「2024 Spring/Summer」:https://nyfw.com/designer/global-fashion-collective-ii/
ショーで展示される「ovoveil」を使用したマント
ショーで展示される「ovoveil」を使用したマント
京都大学 防災研究所 土佐尚子特定教授
京都大学 防災研究所 土佐尚子特定教授
New York Fashion Week 2024 s/s
New York Fashion Week 2024 s/s

アパレルメーカーへの販売も計画

ovoveilは現在、動物性繊維に似た質感を活かし、タマゴ基地より発売されている「ニューモヘアパウダー」や「まつ毛★デラックス メッグ マスカラ」等に人工毛として配合しています。今後は機能性インナーウェアなどをタマゴ基地から発売することを計画中です。また、アパレルメーカーへの素材販売も計画しており、プロダクトの試作と商談が並行して進んでいます。

大阪・関西万博では、卵殻膜繊維を通じた土佐教授とのコラボレーションを実施予定

ファーマフーズは「EXPO 2025 大阪・関西万博「大阪パビリオン」に出展参加します。「タマゴは地球人を救う」というテーマで、タマゴが秘める人々の生活への新たな可能性を発信します。本展示においても、土佐尚子教授とのコラボレーションを企画しております。ぜひご期待ください。

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