カーボンオフセット燃料の販売開始について

 当社は、カーボンクレジットを活用したカーボンオフセット燃料※1の販売を開始しますので、お知らせいたします。         

 具体的には、採掘から燃焼までのサプライチェーンで排出されるライフサイクル全体のCO2をカーボンクレジットでオフセットした燃料を、製造業、運輸業などの法人需要家向けに販売します。

 付与するクレジットに関しては、調達、または自社で創出したJ―クレジット、ボランタリークレジット※2を活用します。なお、ボランタリークレジットは、国際基準に基づく当社独自のガイドラインにて品質を審査したもののみを対象といたします。

 また、信頼性をより高めることを目的として、国際的な第三者機関である一般財団法人  日本海事協会による審査を受け、算定・運用システム手順の妥当性が確認され、第三者認証を取得いたしました。認証取得に当たりオフセット対象としたCO2排出量は、国内で一般的に利用されるデータベース※3の数値を使用しておりますが、将来的には当社にて開発中のCFP管理システム※4により算定される実績値との連携を進めていく予定です。

 なお、当社の系列特約販売店での販売については今後検討を進めます。

 

 当社は、2040年グループ長期ビジョンにおいて『エネルギー・素材の安定供給』と『カーボンニュートラル社会の実現』との両立に向け挑戦することを掲げており、その具体的なロードマップをカーボンニュートラル基本計画として策定しています。カーボンニュートラル社会の実現に向けた移行期においては、高品質なカーボンクレジットを活用したオフセット燃料を展開することで、社会全体の温室効果ガス排出削減に貢献いたします。

 

※1 販売対象:ガソリン、灯油、軽油、A重油、C重油、ジェット燃料、バンカー燃料

※2 民間機関が発行する、企業の自主的な排出量削減の取り組みに利用可能なクレジット

※3 国立研究開発法人産業技術総合研究所IDEA Ver.3.2

※4 CFP:Carbon Footprint of Productsの略。製品やサービスの原材料調達から廃棄、リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出されるGHGの排出量をCO2排出量に換算し、製品に表示された数値もしくはそれを表示する仕組み

2023年3月発表「国内石油業界初 製品別CFP算定・組織単位でのGHG排出量管理システム構築の共同検討を開始」:https://www.eneos.co.jp/newsrelease/upload_pdf/20230317_01_01_2008355.pdf

                                                                       以 上


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