<水と生活プロジェクト『高齢者の熱中症に関する意識調査』> 搬送患者の半数は65歳以上 高齢者の熱中症対策、大誤解  高齢者の7割以上は水分不足!

    ~高齢者の2割以上が、家の中では熱中症にならないと 勘違いしていることも明らかに~

    調査・報告
    2013年8月20日 10:00
    水と生活プロジェクトは、全国の60歳以上の男女400人を対象に「高齢者の熱中症対策における課題」をテーマに『高齢者の熱中症に関する意識調査』を実施しました。

    総務省の発表によると、熱中症による救急搬送人員は過去最多であり、熱中症の搬送患者の約半数が65歳以上の高齢者です。高齢者の熱中症が深刻化する中、高齢者の熱中症に関する調査は少なく、高齢者が抱える課題や解決方法がはっきりしていないのが実情です。
    特に水分補給は熱中症対策として重要視されているにもかかわらず、正しい水分補給を理解して実践している人は多くありません。

    そこで水の種類や、自分に合った水の選び方など、水に関する情報を広く啓発していく活動を行っている水と生活プロジェクトでは、60歳以上の男女を対象に、熱中症への意識と対策の実態を調査しました。


    【調査結果】
    ■高齢者の熱中症対策意識は非常に高い
    高齢者の86.1%が熱中症対策に関心を持っており、72.3%が熱中症の対策を取っている。

    ■高齢者の7割以上が水分不足
    1日に摂取すべき水分量である1.2リットルに達している人は、高齢者の3割に満たない。

    ■高齢者の2割以上が、家の中では熱中症にならないと勘違いしている
    高齢者の熱中症発生場所で最も多いのは家の中(※)であるにも関わらず、高齢者の2割以上が家の中では熱中症にならないと勘違いしている。

    ■高齢者は、ミネラル不足の可能性が高い
    高齢者の多くは暑い時期の水分補給として水・お茶やコーヒーを飲んでいる。塩分・その他ミネラルが不足している可能性が高く、熱中症予防の為にはミネラルを含む水分補給を意識する必要がある。


    以下、調査結果につきまして、水の飲み方・選び方に詳しい、東京医科歯科大学名誉教授の藤田 紘一郎先生に専門家の立場から、調査結果の解析と、正しい水の飲み方・水の選び方について提言をいただいています。

    ■高齢者の熱中症対策意識は非常に高い
    ・熱中症対策関心度は86.1%、対策をとっている人は72.3%
    今夏、熱中症に関心があると答えた高齢者は86.1%と大変高い割合になりました。また、実際に熱中症対策をしていると答えた人は72.3%であることから、高齢者の熱中症対策意識は非常に高いことがわかりました。

    ・熱中症対策NO.1は水分補給
    熱中症対策としてどのような対策をしているか調査したところ、「水分補給を行う」と回答した人が最も多く、97.5%でした。2番目に多かった回答は、「室温を調整する」それに次いで、「帽子をかぶる」という結果になりました。

    熱中症対策として水分補給はとても重要です。成人の場合、体の60%が水分ですが、65歳以上の高齢者になると水分量は50%に減少します。体内の水分量がわずか2%減少すればのどが渇き、6%減少すると水分の調整が不能になり脱水症状になります。(藤田 紘一郎先生)

    ■高齢者の7割以上が水分不足
    ・1日1.2リットル以上の水分を摂取していない人が7割以上
    1日1.2リットル程度の水分補給が必要と言われていますが、実際に1.2リットル以上摂取している人は3割程度で、7割の人が水分を1.2リットル未満しか摂取していないということが判明しました。

    1日約2.5リットルの水分補給が必要です。食事や体内で作られる水が約1.3リットルである為、およそ1.2リットルを飲み水から摂取する必要があります。1年間でおよそ25メートルプールの水を飲む必要があります。特に熱中症時には、水の飲み方・選び方に注意する必要があります。(藤田 紘一郎先生)

    ■高齢者の2割以上が、家の中では熱中症にならないと勘違いしている
    ・家の中では熱中症にならないと思っている人 23.0%
    ・高齢者の熱中症発生場所で最も多いのは家の中である(※)
    高齢者の23.0%が家の中では熱中症にならないと思っていることがわかりました。
    しかし環境省 熱中症環境保健マニュアルによると、65歳以上の高齢者が熱中症を発症した場所で最も多いのは家の中であり、家の中での熱中症の危険性に気付いていない高齢者が多くいることが判明しました。

    ■高齢者は、ミネラル不足の可能性が高い
    ・高齢者は、水分補給として“水”や“お茶”を飲んでいる人が多い
    暑い時期に、水分補給として飲んでいるものとして、第1位はお茶81.3%、第2位は水71.0%、第3位はコーヒー45.3%という結果となりました。

    熱中症対策には、水分だけでなく、汗で失うミネラル(電解質)の補給がとても重要です。
    熱中症・脱水症状が見られたときは、ナトリウム濃度が100ミリリットルあたり40~80ミリグラムのスポーツ飲料が最適です。また日頃、暑い日の熱中症予防には、お茶や水の中でもミネラル(電解質)がバランスよく含まれているものを選ぶようこころがけることが大切です。(藤田 紘一郎先生)

    (※)環境省 熱中症環境保健マニュアル 2011年5月改訂版


    【熱中症予防の為の正しい水分補給】
    ■熱中症予防の為には、日常的・継続的に水分・ミネラル補給を意識することが重要
    水分とミネラル補給は血液内に吸収された時にしか効果がない為、一度に摂取するのではなく、少しずつ継続的に飲むことが重要です。また、熱中症は発生した当日の水分不足だけではなく、数日前からの水分不足が原因で発生することもある為、日頃から十分な水分・ミネラル補給を心がけるべきです。水を飲むタイミングと量については、1日1.2リットル以上、1回に200ミリリットル程度を目安に、ちびりちびり、こまめに何回にも分けて飲むのが理想的です。

    また、飲み物の温度はあまり冷やしすぎず、常温もしくは8~13℃程度に冷やしたものが良いでしょう。最も重要なのはミネラル(電解質)の補給です。水分を通してナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムをバランスよく摂取することが大切です。


    ■常日頃の熱中症予防に適した飲み物とは
    ミネラル(電解質)を含み、毎日継続して飲み続けられる熱中症予防に適した飲み物として、ミネラルウォーターやミネラル入り麦茶などが挙げられます。ミネラルウォーターに関しては、海外硬水のミネラルバランスや炭酸水の血管拡張作用が熱中症予防につながると注目されています。また、カリウムを始めとしたミネラルを含み、ノンカロリーで、ノンカフェイン、日本人になじみ深いミネラル入り麦茶も、「体温下降効果」が期待できることが実証されて注目を浴びつつあります。

    そして、熱中症予防に適した飲み物として今注目したいのが「RO水+ミネラル」です。「RO水+ミネラル」とは、「RO膜」を使用し限りなく純水に近い水にした後、4種類のミネラルを最適なバランスで添加した水です。宅配水 / ウォーターサーバーという形態が主流である為、こまめに水分補給をする習慣化にも適しています。


    【藤田 紘一郎先生 プロフィール】
    東京医科歯科大学名誉教授。人間総合科学大学教授。医学博士・感染免疫学者。
    免疫における腸の動きに焦点をあて、元気で長生きする為の生活習慣や、体に良い水の効用についての研究を続けている。日本テレビ「世界一受けたい授業」に“健康に生きられる正しい水の飲み方”講師として出演多数。


    【水と生活プロジェクトとは】
    生活で重要となる水の種類や、自分に合った水の選び方など、水に関する情報を広く社会に啓発していく活動を行っています。研究会の座長を務める東京医科歯科大学の藤田 紘一郎名誉教授が発起人となり、各分野の有識者の知見を結集し、相互に意見交換を頻繁に行うことで、水に対する最新動向の共有と発信を目指しています。

    ◆背景
    東日本大震災をきっかけに、特に妊婦や赤ちゃんのいる家庭で飲用水に関心が高まるようになりました。水に対する“安全性”や“おいしさ”が重要視されるなど、水選びへの関心の高まりに対し、水の正しい知識を持たないまま飲用水を選んでいる人が多く存在します。

    ◆活動目的
    日本人の水に関する知識向上と健康に貢献できるよう、自分に合った水選びの大切さを啓発、また水に関する様々な情報の発信を目的としています。

    ◆活動内容
    水(水道水、天然水、RO+ミネラル水)の各種研究、水の選び方や水市場に関する消費者動向の調査・発信など、生活で重要となる水の種類や自分に合った水の選び方、人間と水の関係性など、水に関する情報を広く社会に啓発していく活動をしています。

    ◆水と生活プロジェクト ホームページ
    http://mizu-seikatsu.jp/


    【調査概要】
    ■表題  :「高齢者の熱中症対策における課題」に関する意識調査
    ■調査主体:水と生活プロジェクト
    ■調査実施:株式会社ネオマーケティング
    ■調査方法:アンケート調査(インターネット調査による)
    ■調査期間:2013年8月2日(金)~8月6日(火)
    ■調査対象:東京都・大阪府 60歳以上の男女
    ■回答人数:400名(各年代100名)
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