「第33回三井不動産全日本選抜車いすテニスマスターズ」開催　地元生徒の招待や選手の訪問イベントも実施し地域社会へ貢献

2023.12.14 16:00

千葉県柏市にある公益財団法人吉田記念テニス研修センターは、2023年12月8日から10日にかけて、日本の車いすテニスランキング上位者が集結し年間を締めくくる「第33回三井不動産全日本選抜車いすテニスマスターズ」が同センターで開催されたことをお知らせします。大会は単なる競技だけでなく、地域社会への貢献活動も実施し、以下の目的に焦点を当てました。

【次世代へスポーツの素晴らしさを伝達】

「たなか幼稚園」と「二松学舎大学附属柏中学校」の生徒を大会に招待し、車いす体験や大会の見学ツアーを実施しました。参加選手の協力のもと車いすを実際に体験することで、参加者が車いす利用者の視点を理解し、さらに車いすテニスの試合を間近で観戦してもらうことで、この競技の迫力や魅力を感じる機会となりました。

試合観戦の様子

【リハビリに勇気と元気を届ける】

2023年の全米オープンテニスのダブルスで優勝した「眞田卓選手」の協力を得て、大会前日に「北柏リハビリ総合病院」を訪問しました。

眞田選手が事故に遭い足を切断した経験から、リハビリ後に就職したエピソードなどを語りました。また、全米オープンテニスのダブルス優勝までの道のりに触れ、目標を立て、それを実現するために着実に進む姿勢の大切さを皆様に伝えました。これはリハビリも同じで、目標を明確にし、着実に一歩ずつ進んでいくことが重要だと述べました。

本大会は競技だけでなく、地域社会への貢献と参加者の交流を通じて、より深い意味を持ちました。今後もこの精神を大切にし、次回の大会に向けてさらなる発展を目指します。