モンタビスタ、戦略対象範囲を拡大しLinuxセキュリティと産...

モンタビスタ、戦略対象範囲を拡大し Linuxセキュリティと産業用ロボットソリューション、 ROSサポートを強化

米国MontaVista(R) Software, LLC社は、最近の主な受注状況と、組込みプラットフォームを強化するためのセキュリティサービスであるMVSecure(MVセキュア)への関心の高まりを受け、既存のMontaVista Linux製品ラインおよびサービスであるCGX、MVShieldとMVEdgeに対し「セキュリティファースト」の戦略を展開すると決定しました。


カリフォルニア州サンタクララ、2023年10月26日(現地時間発) -- 商用 Embedded Linux(R)製品とサービスのリーダーであるMontaVista(R) Software, LLCは、産業用IoT、ロボティクス、医療、およびスマートインフラストラクチャーアプリケーション用サイバーセキュリティ分野のニーズに対応するため、製品ラインナップ全体にわたりセキュアプラットフォーム原則を適用する戦略的な取り組みに着手したと発表しました。組込みLinux分野で、YoctoプロジェクトをベースとしインテリジェントゲートウェイをターゲットとしたCGXディストリビューションによる長年の専門性を活かしていきます。

当該内容には以下が含まれます。


●セキュリティ コンサルティングと認証:MVSecureサービスを拡張し、EUサイバーレジリエンス法、米国サイバーセキュリティに関する大統領令、共通基準 EALレベル、FIPS、ISO SILレベル、といった最新の認証と業界標準に沿って包括的なカバレッジを提供します。MVSecureサービスは、お客様のセキュアブート実装、SELinuxおよびLinuxのインテグリティマネジメントなど、セキュリティ機能の組込みにご利用いただけます。


●ロングタームのビルトインセキュリティ:高信頼性を誇る組込みLinuxのCGX上で即座にご利用いただける「デフォルトセキュア」設定を用意し、CGX対応BSPとライセンスを使用するお客様に対し既製のセキュリティ機能構成を用意し、バージョンごとにロングタームメンテナンスおよび10年以上のライフサイクルサポートを提供します。


●Enterprise Linuxの安心感:MontaVistaのMVShieldでは、法人によるCOTSハードウェア展開向けに、購入後すぐに導入できる「Secure by Design」構成を用意しています。MVShieldはRocky LinuxおよびCentOSベースラインを源としており、RHEL準拠のLinuxベースラインで厳しいミッションクリティカルなSLAベースのサポートと長期メンテナンスを提供します。MontaVistaのセキュリティ強化により、お客様は対象となる最終製品にセキュアなコードを用意する際のリスクを軽減し、市場投入への時間短縮といったメリットを享受できます。


●セキュアなソフトウェアサプライチェーン:MVSecureによるアプローチを活用することで、お客様がサプライチェーンのセキュリティを付加できるようにし、コンポーネントサプライチェーンの信頼性に関するスコアカードをご提供します。これによりOpenSCAPなどの検証をサポートするためのOVAL記述を使用した標準のSBOM生成やCVE管理など、製品開発に対するさらなる精査と業界標準の検証およびプロセスを追加できます。


●インテリジェントゲートウェイ:一般的なIoT/ロボット工学/産業のユースケースを対象とし、購入後すぐに利用できる事前構築済コードを追加しています。この機能拡張されたCGXは、MVEdge製品ラインを中心に構築されており、ROS(ロボットOS)ミドルウェアを実行するゲートウェイのユースケースをターゲットとしています。これにより、高速化されたWayland/Flutterスタック、完全なリアルタイムLinuxサポート、組込みTPUやGPUなどのアクセラレータチップをサポートするAI/ML事前有効化機能などトップエンドグラフィックス機能がサポートされます。



■Supporting Quotes

モンタビスタの製品統括ディレクターであるIisko Lappalainenは次のように述べています。

「セキュリティはお客様への提案の価値の中核であり、ますます重要になってきています。モンタビスタは1999年から、LinuxとCVEのサポートを提供しており、当社製品には非常に重要なセキュリティ機能が組み込まれています。この分野への更なるフォーカスはとても自然で論理的な結果で、産業用IoTソリューションは、MontaVistaの基本的な価値がすべて融合した領域であるとも考えています。リアルタイム性が強化され信頼性の高いLinux ディストリビューションの基盤と、過酷な環境向けに複雑な組込みソリューションを統合し長期的にサポートする体制は、この市場における重要な要件となっています。当社はこの分野に乗り出すことに興奮しており、ビジネスパートナーや興味をお持ちのお客様が参加いただけることを歓迎いたします。」


当リリースに関するご質問は、当社ホームページからお問い合わせをお願いいたします。

URL: https://www.mvista.com/jp/contactus



■米国MontaVista Software, LLCについて

MontaVista Software, LLCは、組込みLinux商用化のリーダーです。MontaVistaは20年以上にわたり、商用品質、統合、ハードウェアの有効化、専門家によるサポート、MontaVista開発コミュニティの専門家リソースを追加することで、組込み開発者がオープンソースを最大限に活用できるよう支援してきました。

MontaVistaのお客様は、市場投入までの時間の短縮、競争力の高いデバイス機能、総コストの削減といったメリットを享受できます。


モンタビスタ ロゴ(jpg)


MontaVistaの詳細については、 http://www.mvista.com をご覧ください。


Linuxの課題と解決策については、以下のページで詳しくご紹介しています。

https://mvista.jp/


当報道資料は、2023年10月26日(現地時間)にMontaVista Software, LLCが発表したプレスリリースを参考にしています。詳細については、 https://mvista.com/en/about_press/ (英語)をご覧ください。



MontaVista(R)は、MontaVista Software, LLCの登録商標です。

Linux(R)は、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。

その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービスマークです。

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