(株)モリトーの歩行リハビリ機器、売上が5年で倍以上に！～天井レールとリフトで早期リハビリが可能～

病院・介護施設・リハビリステーションへの導入が急増

2023.10.25 11:45

介護福祉機器の販売・レンタルを展開する株式会社モリトー(代表取締役：石田和彦、本社：愛知県一宮市)では、歩行リハビリ機器『TAN-POPO』シリーズの売上が5年間で倍以上に増加しています。専用ハーネスを装着した患者が、モリトーの歩行リハビリ機器で歩行練習を行うことで転倒によるケガのリスクを軽減し、早期にリハビリが開始することができると好評で、病院・介護施設・リハビリステーションへの導入が急増しています。

TAN-POPOシリーズ1

【寿命も寝たきり人口もトップレベルの日本の現実】

日本は長寿の国でもありますが、寝たきり人口も実は世界トップクラスという現実があります。寝たきりとなる状態を避けるためには、高齢者だけでなく、若年層も病気やケガで一時的な安静が必要になった後、リハビリなどでどれだけ早く社会(在宅)へ戻るための方法を得られるかが重要なポイントになります。

寝たきりの期間が長ければ長いほど身体の動きが制限され、社会生活へ戻った時の選択肢は少なくなってしまいます。逆に言うとリハビリを早く行えればそれだけ成果も上がりやすくなります。脳卒中などを発症した場合、出来るだけ早期のリハビリ開始が推奨されていますがそれらが『安全に』行える環境はまだまだ不足しています。

【歩行リハビリが早期に安全に行えると好評。5年で売上が倍以上に】

そのような状況下、モリトーの歩行リハビリ機器『TAN-POPO』シリーズの実績が急増、コロナ禍でも伸び続け、2017年度は約6,000万円、2022年度は約1億3,000万円と5年で倍以上の売上となっています。

患者は専用のハーネスを装着し、天井などに設置したレールに沿って歩行練習を行うもので、転倒時のケガを防ぐために、機器が身体を支えます。リハビリ職員が転倒防止のために体を密着させる必要がなく、患者が安全で動きやすい状態で練習が可能です。同シリーズは『パラレール』という新システムを導入することで、タテ・ヨコ・ナナメと自由な動きが可能になり、対面での風船バレーやサッカー、スポーツゲームなど患者自身がその時間を楽しみながらリハビリの成果を出すことも出来る点が特にご好評いただいています。

※各年度は9月1日～翌年8月31日

患者からは「全然歩けなかったのにこれがあればいつまでも歩けました。」と早期からのリハビリ開始を無理なく始められた喜びの声が寄せられており、リハビリ専門職員からも「怖がらず自然に歩き、更にバランス練習をすることが可能で、機器無しで歩くイメージトレーニングにもつながっています。」「患者が動きやすいため、『元通り』ではなく病後の『新しい』歩き方・動き方を得るためのくり返し練習ができています。」と好評です。

【リハビリ機器『TAN-POPO』シリーズ詳細】

「天井へ直付けしたレールにリフトを付けるタイプ」、「歩行器タイプ」、リハビリ用のルームランナーと組み合わせてその場で歩行練習が出来る「据え置きタイプ」など大きく分けて3種類の機器と3種類のハーネスを展開しています。天井直付けレールのための下地工事が出来ない場合でも門型のフレームをつなぎ合わせた下にレールを付けるなど、既存の病院リハビリ室への導入も可能です。

『パラレール』という新システムが特に好評で、一定の幅で天井にレール2本を並べて設置、その下を橋渡しするようにして更にレールを付けて最後に機器本体をレールへ投入することで、タテ・ヨコ・ナナメの自由な動きを実現しました。レールに通す機器本体と装着するハーネスに独自の設計が施されており、しっかり身体が支えられながらも股への食い込みなど不快感を持たずにリハビリを行えます。患者自身が転倒時の対応なども学習しながら様々な動きを身体で覚え、本当に必要な時だけ最後の支えと出来るため立ち直り動作を引き出し、リハビリ効果を高めることができます。

病院、リハビリテーションセンター、デイサービスなどの介護施設など、多くの施設に導入いただき、何らかの事情で歩くことが難しくなった方が、元通りまたは新しい方法で歩けるようになるための安全かつ早期からのリハビリにお役立ていただいています。