テクミラホールディングス株式会社

JENESIS、ピクシーダストテクノロジーズと資本業務提携

IoT製品開発製造における連携強化、独自技術の自社製品展開も

企業動向

2023年10月20日 11:30

　テクミラホールディングスの子会社であるJENESIS株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長兼 CEO：藤岡淳一、以下 JENESIS）は、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：落合陽一、村上泰一郎、以下　PxDT）と資本業務提携いたしました。これにより、両社の製品における開発・製造および技術面における連携を一層強化してまいります。

両社の取り組みについて

　PxDTは、独自の波動制御技術などの研究開発や、先端技術を用いた製品・サービスを提供するテクノロジー企業です。計算機科学（コンピュータサイエンス）と、音や光などを自在に操る波動制御技術の融合に着目した革新的な事業展開を通じて、ダイバーシティなどのさまざまな社会課題解決に取り組んでいます。

　一方JENESISは、中国の自社工場での量産設計から製造という独自の体制を活かしたハードウェア事業を展開しており、IoT製品における開発・製造実績は500機種以上に及ぶとともに、昨年より自社ブランドとして「aiwa」製品の販売を開始しています。両社の取り組みにおいては、PxDTが提供する“聴覚障害や聞こえにくさがある人と聴者のスムーズなコミュニケーション”を支援するサービス「VUEVO（ビューボ）」の高性能ワイヤレスマイクや、テレビなどの音を独自のアルゴリズム加工を施した「ガンマ波サウンド※1」に変調するスピーカー「kikippa」などの量産設計から製造をJENESISが担っているほか、2023年8月１日にPxDTが米国Nasdaq Capital Marketへ上場することに際し、JENESISおよび親会社のテクミラホールディングスより出資を行っております。

　この度の提携により、PxDT製品の開発や製造面での連携を一層深めていくと同時に、例えばガンマ波サウンドなどのPxDTの持つ独自技術を、JENESIS自社ブランドの「aiwa」製品に実装していくことも検討するなど、両社の事業発展および新たな価値創出を共同で推進してまいります。

＜ピクシーダストテクノロジーズ株式会社　代表取締役COO　村上泰一郎様よりコメント＞
これまでも当社製品の設計・製造にご尽力頂いてきたJENESIS様と業務提携を行い、更なる連携深化ができることを大変喜ばしく思っております。
当社は波動制御を軸にコミュニケーションバリアフリー、認知機能ケア、スカルプケア、音響メタマテリアルや現場DXなど種々の領域に係る研究開発・社会実装に取り組んでおります。この度の業務提携を生かし、JENESIS様の豊富なIoT製品の設計・製造実績や「aiwa」ブランドといった強みと、当社の研究開発力・技術を掛け合わせ、社会課題の解決を両社で加速・拡大してまいります。

＜JENESIS株式会社　代表取締役社長兼 CEO　藤岡淳一よりコメント＞
従来PxDT様の製品における設計開発、製造といったODM事業での後方支援をさせていただいており、この度の資本業務提携により今後の製品開発や製造に関し、より一層の連携強化に発展できることを大変嬉しく思っております。
当社はこれまで、特にスタートアップ企業へのODM支援に関して多くの経験と実績があり、PxDT様との間においても強力なパートナーシップを築くことが出来ると自負しております。今後は、PxDT様の持つ独自技術の更なる認知度向上および社会問題の解決や実装に向けて、変わらぬODMとしての開発製造支援と、当社の自社製品への搭載検討など、幅広い分野での提携を行ってまいります。

※1. PxDTと塩野義製薬株式会社が共同開発した「ガンマ波変調技術」を用いて、テレビやラジオなどの音をリアルタイムに40Hz変調した音

＜テクミラホールディングスについて＞

【商　号】テクミラホールディングス株式会社

【本　社】東京都千代田区神田須田町1-23-1　住友不動産神田ビル2号館

【上場市場】東京証券取引所　スタンダード市場　（証券コード：3627）

【代表者】池田　昌史

【U R L】https://www.tecmira.com

【グループ事業内容】

◆ライフデザイン事業

知育・教育、健康、FinTech、キャラクター等におけるデジタルテクノロジーを活用したサービスとソリューションを提供

◆AI&クラウド事業

AIチャットボットやクラウドアドレス帳サービスなどのSaaSやAWS等を活用したTechソリューションを提供