御年86歳。これからもまだまだ現役 ラー博史上最大のプロジェ...

御年86歳。これからもまだまだ現役  ラー博史上最大のプロジェクト 「あの銘店をもう一度“94年組”」第4弾  喜多方「大安食堂1994」

2023年10月27日(金)~2024年1月8日(月)ラー博に復活

新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区、代表取締役:岩岡 洋志)は、30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして、過去に出店した約40店舗の銘店が出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度」を開催。2022年11月7日(月)からは、1994年のラー博開業時の8店舗が(現在出店中の熊本「こむらさき」を除く)、3ヶ月前後のリレー形式で出店する「あの銘店をもう一度“94年組”」がスタート。

“94年組”第3弾・「名代ら~めん げんこつ屋1994」に続く第4弾として、2023年10月27日(金)~2024年1月8日(月)まで、喜多方「大安食堂1994」が出店します。今回の出店では、期間中、御年86歳を迎える創業者・遠藤 進氏が厨房に立ちラーメンを振舞います。

詳細は下記をご参照ください。


懐かしさと新しさが同居した正統派喜多方ラーメン

各シリーズの出店の流れ


●喜多方ラーメンの歴史

喜多方ラーメンのルーツは、現存する「源来軒」に遡ります。「源来軒」の前に「震来軒」というお店や、「上海軒(現在喜多方にある上海とは別)」があったという説もありますが、「源来軒」が喜多方のラーメンの発展に大きく寄与されたことは間違いありません。一説によると、「源来軒」創業者・藩欽星(ばんきんせい)氏のお弟子さんは100人を超えるとのことです。そして戦後になると、「まこと食堂」、「上海」、上海で修業し独立した「坂内食堂」が中心となり、喜多方ラーメンは発展していきます。


しかし、戦前から1960年代にかけての喜多方は、出前も含め古くからラーメンが根付いていたものの、今のようにラーメンが観光資源だったわけではありませんでした。

多くの観光客が喜多方に押し寄せることとなったきっかけは、1970年代に「蔵のまち」として脚光を浴びたことにはじまります。その際、地域に根付いているラーメンに市の職員が目を付け、旅行代理店やメディアに紹介したところ、喜多方のラーメンは特徴的だと知られるようになり、喜多方は「ラーメンの町」として全国的に有名になったのです。


1987年3月には「蔵のまち喜多方老麺会」が日本で最初のラーメン会として発足。大安食堂創業者・遠藤 進氏は初代のメンバーとして名を連ね、自分のお店のみならず、喜多方ラーメンを全国区にすべく、北は北海道、南は九州まで、全国の物産展に出店しました。

こうして喜多方ラーメンは札幌、博多と並ぶ日本三大ご当地ラーメンとして名を馳せることとなりました。


「源来軒」創業者・藩欽星氏

「源来軒」

「坂内食堂」

「まこと食堂」


●大安食堂の歴史

創業者・遠藤 進氏は、1937年8月5日、6人姉弟の3番目として福島県喜多方市に生まれ、1978年10月12日、41歳の時に大安食堂を創業。色々なメニューを出していたものの、ラーメンは自信の一品であり、人気のメニューでした。


創業時から地元のお客さんで賑わっていましたが、創業から3年ほど経った頃、NHK仙台の「東北めん類考」という番組の取材を受け、その時のエピソードが新聞記事に紹介されたことをきっかけとして、大安食堂は大繁盛することとなりました。


創業の地、寺町にあった「大安食堂」(1993年撮影)


●新横浜ラーメン博物館への出店

私たちが大安食堂にお邪魔したのは1992年頃。日本三大ご当地ラーメンとして喜多方というラインナップは外せないという想いの元、誘致活動をしました。遠藤氏が多忙であった事、先例のない事業の持ちかけに疑いを持たれていたことなどから難航したものの、度重なる交渉をした末に、ようやく当館への出店に合意していただきました。


そして1994年3月6日、世界初のラーメンのフードアミューズメントパーク「新横浜ラーメン博物館」がオープン。連日多くのお客様が来館されました。

大安食堂でも1日に600杯~800杯のラーメンが出たため、夜2時頃まで仕込みをして、2~3時間の睡眠をとりまた朝6時に店に戻る。そんな日々がずっと続いたため、喜多方に戻ることが出来たのは半年後のことでした。遠藤氏曰く「私のラーメン人生の中でこんなに忙しかったのは初めてでした。ただこの経験があったからこそ、自信にもなりました。」とのことです。


ラー博オープン日(1994年)

ラー博出店当時の遠藤夫妻と娘さん(1994年)


●大安食堂のラーメン


「大安食堂1994」のラーメン


創業から50年近くたつ大安食堂。創業者の遠藤 進氏は今年8月で86歳を迎え、今でも現役の鉄人。遠藤さん曰く「うちのラーメンはシンプルだからこそ、ごまかしが一切きかない。まだまだ勉強」とのことです。


遠藤 進氏「周りからは『そろそろ引退してはどうか?』というお声もいただきますが、私としてはまだまだ極めていませんし体が動くので、まだまだ現役を続けます。私の人生で大きな分岐点となった新横浜ラーメン博物館への再出店は、大変ワクワクしています。少しでも恩返しがしたいという想いで今回は挑みます。」


創業者・遠藤 進氏


・スープ

スープはとんこつを中心としたスープと、魚介系をブレンドしたダブルスープ。そしてタレに使用する醤油は江戸時代から続く、地元喜多方の特注醤油を使用。芳醇な香りが漂う“懐かしさと新しさが同居した正統派喜多方ラーメン”。


芳醇な香りが漂うスープ


・麺

喜多方最大の特徴はやはり麺です。飯豊山の天然水で打たれた熟成多加水手もみ麺。つるつる、しこしこした食感がスープとベストマッチです。


喜多方ラーメン最大の特徴である麺


・具材

具材はシンプルに、豚のバラ肉、ネギ、メンマ、なると。「色々試したのですが、主役は麺とスープのため、余計な具材は入れません」とのこと。


豚のバラ肉、ネギ、なると、メンマとシンプルな具材


「大安食堂1994」の更に詳しい情報はこちら

https://note.com/ramenmuseum/n/nc617857508e5


あの銘店をもう一度


「あの銘店をもう一度“94年組”」の第4弾以降は順次発表させていただきます。


・過去のニュースリリースはこちら

https://www.raumen.co.jp/information/release/

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