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スパークス・アセット・マネジメント調べ  自宅を除く資産の保有額の平均は1,669万円、 投資信託の経験年数10年以上の人では3,198万円

スパークス・サーベイ ―世相をスパッと一刀両断― 投資信託利用者実態調査2023

スパークス・アセット・マネジメント株式会社(https://www.sparx.co.jp/)(東京都港区。代表取締役社長 阿部修平)は、投資信託利用者の意識や投資の実態について探るため、2023年2月28日~3月1日の2日間、全国の20~79歳の投資信託利用者を対象に、「投資信託利用者実態調査2023」をインターネットリサーチにより実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました。

なお本レポートは、サンプル調査という性質上、実態を全て反映したものではありません。また、特定の投資商品や個別銘柄の取引を勧誘する目的で作成したものではありません。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)


[調査結果]

▼投資信託の利用実態

◆投資信託の経験年数 「1年~3年未満」が25%、70代では「10年~20年未満」が40%

◆自宅を除く資産の保有額の平均は1,669万円、投資信託の経験年数10年以上の人では3,198万円


全国の20~79歳の投資信託利用者1,000名(全回答者)に、投資信託の利用実態について質問しました。


はじめに、投資信託の経験年数を聞いたところ、「1年~3年未満」(24.7%)が最も高くなり、次いで、「10年~20年未満」(18.9%)、「5年~10年未満」(18.0%)、「3年~5年未満」(16.9%)となりました。

年代別にみると、50代から70代では「10年~20年未満」(50代21.4%、60代28.9%、70代40.4%)が最も高くなりました。


次に、現在の資産保有額(自宅を除く)(※)を聞いたところ、「100万円未満」(19.6%)や「1000万円~3000万円未満」(16.2%)に回答が集まり、平均は1,669万円となりました。

※投資信託に限らず、保有している資産


男女・年代別にみると、現在の資産保有額の平均は、男性では20代468万円、30代934万円、40代1,722万円、50代1,894万円、60代2,978万円、70代3,657万円と年代が上がるほど高くなる傾向がみられました。女性では60代女性(2,899万円)が最も高くなりました。

また、投資信託の経験年数別にみると、現在の資産保有額の平均は、経験年数が長くなるほど高くなり、経験年数10年以上の人では3,198万円となりました。


◆保有資産に占める投資信託の割合 経験年数10年以上の人では「10%~20%未満」が23%と最多に


続いて、全回答者(1,000名)に、保有資産(自宅を除く)において投資信託が占める割合を聞いたところ、「10%未満」(28.2%)が最も高くなり、次いで、「10%~20%未満」(19.3%)、「20%~30%未満」(13.2%)、「30%~40%未満」(9.2%)となりました。

投資信託の経験年数別にみると、経験年数1年未満の人では「10%未満」(48.4%)が最多となり半数近くを占めました。他方、経験年数10年以上の人では「10%~20%未満」(22.9%)が最多となりました。


◆投資信託利用者が感じる投資信託のメリット 1位「リスクを分散させられる」2位「少額から利用できる」

 70代女性では「投資に詳しくなくても利用できる」「リスクを分散させられる」が1位に


全回答者(1,000名)に、投資信託にどのようなメリットを感じているか聞いたところ、「リスクを分散させられる」(49.2%)が最も高くなりました。分散投資でリスクを抑えられる点をメリットと感じている人が多いようです。次いで高くなったのは、「少額から利用できる」(46.6%)、「投資に詳しくなくても利用できる」(35.6%)、「投資のプロフェッショナルに運用を任せられる」(30.4%)、「種類・タイプが豊富にある」(24.4%)でした。

男女・年代別にみると、20代男性と20代・30代・40代女性では「少額から利用できる」(20代男性51.8%、20代女性56.6%、30代女性55.4%、40代女性48.8%)が1位でした。また、70代女性では「投資に詳しくなくても利用できる」「リスクを分散させられる」が同率(48.2%)で1位となりました。


◆投資信託説明書で重点的にチェックしているポイント 1位「購入時手数料」2位「投資する資産」

 60代と70代では「分配金の推移」が1位に


全回答者(1,000名)に、投資信託説明書(交付目論見書)について、重点的にチェックしているポイントを聞いたところ、「購入時手数料」(30.2%)が最も高くなりました。投資信託を購入する際のコストについてしっかりと確認している人が多いようです。次いで高くなったのは、「投資する資産」(25.4%)、「年間収益率の推移」(25.3%)、「分配金の推移」(22.9%)、「基準価額・純資産総額の推移」(22.5%)でした。

男女別にみると、「投資する資産」(男性30.6%、女性20.2%)では、女性と比べて男性のほうが10.4ポイント高くなりました。

年代別にみると、60代と70代では「分配金の推移」(60代30.7%、70代44.6%)が1位でした。


◆交付運用報告書で重点的にチェックしているポイント 1位「分配金」2位「基準価額」3位「ポートフォリオ」


また、全回答者(1,000名)に、交付運用報告書について、重点的にチェックしているポイントを聞いたところ、「分配金」(30.0%)が最も高くなり、次いで、「基準価額」(26.6%)、「ポートフォリオ」(22.6%)、「純資産総額」(22.0%)、「運用管理費用(信託報酬)」(19.7%)となりました。

男女・年代別にみると、30代男性では「運用管理費用(信託報酬)」(31.3%)、70代男性では「分配金」(49.4%)と「騰落率」(26.5%)、60代女性では「基準価額」(37.3%)、70代女性では「分配金」(53.0%)が、それぞれ全体と比べて10ポイント以上高くなりました。


▼投資信託に対する投資信託利用者の意識

◆投資信託の運用を行いたいのは「インデックスファンド」77%、「アクティブファンド」23%

 投資信託経験年数10年以上の人では31%が「アクティブファンド」での運用を希望


全回答者(1,000名)に、投資信託に関する意識について質問しました。


まず、運用を行いたいのはインデックスファンド(TOPIXやNYダウなど特定の指数と同じ値動きとなるように運用する投資信託)か、アクティブファンド(TOPIXやNYダウなど特定の指数を大きく上回る投資成果をあげようとする投資信託)か聞いたところ、「絶対にインデックスファンド」は16.9%、「どちらかといえばインデックスファンド」は60.2%で、合計した『インデックスファンド(計)』は77.1%、「絶対にアクティブファンド」は1.6%「どちらかといえばアクティブファンド」は21.3%で、合計した『アクティブファンド(計)』は22.9%でした。リスクが低くコストも抑えられるインデックスファンドで運用したいと考える人が多い結果となりました。

年代別にみると、『インデックスファンド(計)』と回答した人の割合が最も高かったのは40代(81.0%)、『アクティブファンド(計)』と回答した人の割合が最も高かったのは60代と70代(いずれも25.9%)でした。

また、投資信託の経験年数別にみると、経験年数10年以上の人では『アクティブファンド(計)』が30.7%となりました。投資経験を重ねた投資信託利用者には、ファンドマネージャーの運用スキル次第でより高いリターンが期待できる、アクティブファンドでの運用を希望する人が少なくないようです。


◆人間とAI、どちらのファンドマネージャーに運用を託したい? 「人間」66%、「AI」34%

 20代では「人間」に託したい71%、40代では「AI」に託したい40%


全回答者(1,000名)に、投資信託の運用を託したいのは人間のファンドマネージャーか、AIのファンドマネージャーか聞いたところ、「絶対に人間」は10.1%、「どちらかといえば人間」は55.7%で、合計した『人間(計)』は65.8%、「絶対にAI」は2.4%、「どちらかといえばAI」は31.8%で、合計した『AI(計)』は34.2%と、人間のファンドマネージャーに任せたいという人が多数派となりました。

年代別にみると、『人間(計)』と回答した人の割合が最も高かったのは20代(71.1%)、『AI(計)』と回答した人の割合が最も高かったのは40代(39.9%)でした。


◆注目する投資信託のテーマ 1位「環境・エネルギー」2位「AI」、20代・30代・40代では「AI」が1位に


全回答者(1,000名)に、投資信託のテーマとして注目しているものを聞いたところ、「環境・エネルギー」(26.7%)が最も高くなりました。次いで高くなったのは、「人工知能(AI)」(25.7%)、「ヘルスケア・バイオ」(17.0%)、「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」(14.9%)、「インフラ」(14.0%)でした。

年代別にみると、「環境・エネルギー」(20代15.1%、30代19.9%、40代20.2%、50代29.2%、60代33.7%、70代42.2%)は年代が上がるほど高くなりました。20代・30代・40代では「人工知能(AI)」(20代25.3%、30代26.5%、40代23.2%)が1位でした。


▼日本経済に対する投資信託利用者の意識

◆「2024年に開始される新しいNISAを利用したい」88%、30代では95%


2024年に、新しいNISA(少額投資非課税制度)が導入される予定です。新しいNISAでは、年間投資上限額が最大360万円に拡大されるほか、非課税保有期間の無期限化、制度の恒久化といった制度改正が行われます。

全回答者(1,000名)に、新しいNISAを利用したいか聞いたところ、「非常に利用したい」は42.8%、「やや利用したい」は45.4%で、合計した『利用したい(計)』は88.2%でした。投資信託利用者の大多数が、新しいNISAを資産形成に活用したいと考えているようです。

男女別にみると、『利用したい(計)』と回答した人の割合は、男性90.2%、女性86.2%と、男性のほうが4.0ポイント高くなりました。

年代別にみると、『利用したい(計)』と回答した人の割合は、30代(94.6%)が最も高くなりました。


◆日本銀行新総裁に期待するのはどちら? 「政策転換」75%、「政策維持」25%


日本銀行の黒田東彦総裁が2023年4月に任期満了を迎え、植田和男氏が新総裁に就任します。投資信託利用者は、新しい日銀総裁にどのような金融政策を望んでいるのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、日本銀行の新総裁に期待するのは「政策転換」と「政策維持」のどちらか聞いたところ、「政策転換」は23.1%、「どちらかといえば政策転換」は51.7%で、合計した『政策転換(計)』は74.8%、「政策維持」は4.6%、「どちらかといえば政策維持」は20.6%で、合計した『政策維持(計)』は25.2%となりました。

年代別にみると、『政策転換(計)』と回答した人の割合は、70代(79.5%)が最も高くなりました。


▼投資信託と芸能人・キャラクター

◆投資信託の敏腕ファンドマネージャー役が似合うと思う芸能人 1位「堺雅人さん」

◆投資信託の敏腕ファンドマネージャー役が似合うと思うキャラクター 1位「江戸川コナン」


最後に、全回答者(1,000名)に、投資信託の敏腕ファンドマネージャー役が似合うと思う芸能人とアニメ・マンガのキャラクターを聞きました。


芸能人では、1位「堺雅人さん」(79名)、2位「阿部寛さん」(27名)、3位「木村拓哉さん」(22名)となりました。ドラマ『半沢直樹』で、数々の難題に果敢に立ち向かう銀行員を演じた堺雅人さんがダントツでした。


アニメ・マンガのキャラクターでは、1位「江戸川コナン(名探偵コナン)」(66名)、2位「島耕作(○○島耕作)」(40名)、3位「ドラえもん(ドラえもん)」(30名)となりました。


■調査概要■

調査タイトル:投資信託利用者実態調査2023

調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする全国の20歳~79歳の投資信託利用者

調査期間:2023年2月28日~3月1日

調査方法:インターネット調査

調査地域:全国

有効回答数:1,000サンプル

実施機関:ネットエイジア株式会社

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