岩手県普代村  「ASTER II」啓発版 実証実験 令和5年2月22日スタート

 株式会社スカラ(本社:東京都渋谷区、代表執行役社長:梛野 憲克、東証プライム・証券コード:4845)の連結子会社である株式会社エッグ(本社:鳥取県米子市、代表取締役:新田 英明、以下「エッグ」)は、エッグが提供するフレイル早期発見システム「ASTER II」啓発版での実証実験を、岩手県普代村とスタートいたしました。


【Webページ】 https://dx.columbusegg.co.jp/


普代村×エッグ


【フレイル予防の啓発とフレイル状態把握をICT化】

みんなの保健室事業でフレイル度チェック

高齢者のフレイル状態をデータ分析し、介護予防事業の再構築へ

 岩手県普代村は人口2,435人、高齢化率44.4%(令和5年1月末現在)であり、長引くコロナ禍による外出自粛等も相まって、認知症対策とともに、フレイル予防も重要課題と捉えています。そこで、フレイル早期発見システム「ASTER II」啓発版を使い、村内の高齢者のフレイル度を評価・把握し、収集したデータを分析し、介護予防事業の再構築に繋げます。



【「みんなの保健室」(2月22日(水))での実施の様子】

■実施概要

 令和4年度からスタートした「みんなの保健室事業」の一環として令和5年2月22日(水)に、フレイル早期発見システム「ASTER II」啓発版を使い、高齢者へのフレイル度チェックを実施いたしました。

 「みんなの保健室事業」は、高齢者、児童、障がい者の方をはじめ、全ての住民に分け隔てなく自由に取り組みが出来る場を提供することを目的として、月に2回程度実施する事業です。2月22日は、65歳以上の高齢者25名が参加しました。


みんなの保健室事業 運動風景


■フレイル度チェックの実施方法

 シルバーリハビリ体操や音楽療法等の通常プログラムの合間に、会場後方に開設した「ASTER II」啓発版ブースにお越しいただき、タブレットに表示される25問の質問をタッチして回答いただきます。結果表は、その場で印刷してご本人に渡します。

所用時間:3~5分程度


フレイル度チェック1

フレイル度チェック2


【日時】令和5年2月22日(水) 13:00~15:00

【対象者】みんなの保健室事業 参加者

【チェック人数】14名

【会場】普代村保健センター

※フレイル度チェックは令和5年3月22日まで実施


参加者 スタッフの感想


【フレイル度チェックをDX化するのはなぜ?】

フレイル早期発見システム「ASTER II」啓発版とは?

 高齢者のフレイル度を評価する「基本チェックリスト」を搭載したクラウド型システムです。


■従来のフレイル度チェック

 従来の基本チェックリストでの評価方法は、紙の質問用紙に高齢者が回答し、後日、保健師等から評価結果をお知らせするか、高齢者自身が計算して自己評価をする場合が多くみられます。また紙の回答結果をデータ化するため時間を要します。


■「ASTER II」啓発版でのフレイル度チェック


「ASTER II」啓発版の特長


1. 回答のしやすさ

 「ASTER II」啓発版では、基本チェックリストを1問1答形式で、音声とイラストでタブレット等の端末に表示します。高齢者は「はい」か「いいえ」の回答ボタンにタッチするだけです。そのため、高齢者の文字を読むことへの負担を軽減し、質問への理解や回答のしやすさが向上します。


2. 瞬時にフレイル判定

 評価結果は、回答直後に端末画面に表示できるため、すぐに自分のフレイル状態を知ることができ、フレイル予防に対する意欲や行動変容に繋げやすくなります。結果表は印刷して持ち帰ることも可能です。


3. 瞬時にデータ化

 評価結果はデータとして、自動的に「ASTER II」啓発版に蓄積されるため、「数値化・分析」という次のステップにスムーズに進むことができます。


4. 瞬時に情報共有

 「ASTER II」啓発版はクラウドサービスなので利用端末を限定しません。そのため、複数台で同時にチェックすることも可能であり、データ共有も簡単です。



【高齢者への介護予防アプローチは、細やかさと数値評価が求められている】

 エッグが高齢者のフレイル度チェックを「ASTER II」啓発版で実施する理由は、地域住民のフレイル状態を数値で把握するためです。厚生労働省が保健事業と介護予防の一体的実施でも訴えていることからも分かるように、「フレイル」の予防と対策は、高齢者の健康寿命延伸と介護予防において重要な焦点となっています。高齢者一人一人のフレイル状態と、地域全体でのフレイル傾向を理解した上で、適切なアプローチをする必要があります。しかし、担当課の人材が限られる中でそれを実現するには、少しでも効率と効果を上げることを考えなければなりません。効果と効率を上げるためには、課題を探り、的を射たアプローチ対象やアプローチ方法を明確にしていくことが得策です。そこで、まずは「ASTER II」啓発版で、地域住民のフレイル状態を数値化して、自治体、地域ごとの状態を把握することを提案しています。


事業説明


■株式会社スカラおよび株式会社エッグについて

【会社概要】

社名   : 株式会社スカラ

本社所在地: 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ32F

代表者  : 代表執行役社長 梛野 憲克

事業内容 : IT/AI/IoT事業、ECプラットフォーム事業、HR・教育事業、

       保険事業、官民共創・コンサルティング事業、

       投資・インキュベーション事業、グローバル事業

設立   : 1991年

HP    : https://scalagrp.jp/


【会社概要】

社名   : 株式会社エッグ

本社所在地: 〒683-0805 鳥取県米子市西福原4丁目11-31

代表者  : 代表取締役 新田 英明

事業内容 : システム開発・システム保守、ネットワーク構築 Webページ・

       サイト構築、データベース処理、保健・福祉・

       医療関係情報ネットワーク構築、インターネットはがき作成・

       投函サービス「ポスコミ」運営

設立   : 1949年

HP    : https://egg.co.jp/



【お問い合わせ先】

株式会社エッグ 営業三課

担当 : 谷口

TEL  : 0859-36-8881

e-mail: egg@egg.co.jp

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