『妄想の世界史 10の奇想天外な話』 2月20日(月)発売

著者:ビクトリア・シェパード 訳者:柿沼瑛子  「妄想」はどこから生まれてくるのだろう。 そして何を意味しているのか。史実に見る10の奇妙なケース

 日経ナショナル ジオグラフィック(代表:滝山晋、所在地:東京都港区虎ノ門)は、『妄想の世界史 10の奇想天外な話』を2月20日(月)に発行します。

 本書は、英BBCで10シーズン続いた人気ラジオシリーズ「A History of Delusions(妄想の歴史)」の制作者が、記録に残された「妄想」の特異な例を取り上げ、当時の文化・社会・宗教・精神医学の観点から読み解く、歴史ノンフィクションです。

 「私の身体はガラスでできている」「私の上にのっているのは別人の顔」「我こそ真のナポレオン」「私はもう死んでいる」「誰かが夫になりすましている」「国王に愛されている」など、史実に見る、10の奇妙なケースを紹介します。

 「妄想」は当事者以外には奇妙でおかしなものだと思われがちですが、過去の記録に注意深く目を凝らせば、驚くほど日常的で役立つことがわかります。そこには実に巧妙かつ切実な、生き延びるための心理的作用が働いているのです。ファンタジックな世界への逃避に見えたとしても、本質的な意味においては逆で、妄想とは、個人が現実世界と関わっていくための、必死の「戦略」なのだと著者は説きます。

 ただの思い込みか、深刻な病か、それとも、無限の想像力が編み出した究極の「生存戦略」なのか。

 百花繚乱の「妄想」に満ちた人間の歴史を壮大なスケールで描く歴史読み物です。

『妄想の世界史 10の奇想天外な話』

ビクトリア・シェパード著/柿沼瑛子 訳/2023年2月20日発行/定価 2,530円(10%税込)/368ページ/ソフトカバー/四六判/日経ナショナルジオグラフィック 発行/ISBN:978-4-86313-561-1


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【目次】

第1章 お針子マダムMの「毎日替わる娘」と「すり替えられた夫」

第2章 元諜報員J・T・マシューズが説いた「エア・ルーム陰謀論」

第3章 「憂鬱(メランコリー)」に呑まれ自死した『憂鬱の解剖』の著者ロバート・バートン

第4章 新興宗教に心奪われた弁護士F・スピエラの「絶望」の果て

第5章 「ガラス妄想」フランス王シャルル6世の繊細すぎる肉体

第6章 極貧のマーガレット・ニコルソン――我こそ「正統なる英国女王」

第7章 革命が招いたギロチンのトラウマと、「頭を失くした」時計職人

第8章 権力への憧れと「誇大妄想」、街に溢れる「自称ナポレオンたち」

第9章 私はもう死んでいる――罪深きマダムXの「歩く死体」症候群

第10章 恋愛妄想(エロトマニア)――愛人レア・アンナ・Bがすがった国王の熱情


■ただの思い込みか、深刻な病か、究極の「生存戦略」か。史実に見る10の奇妙な

 ケースを紹介!

■百花繚乱の「妄想」に満ちた人間の歴史を描く、不可思議で魅力的な

 ストーリーが満載!

■英BBCで10シーズン続いた人気ラジオシリーズの制作者が、文化・社会・宗教・

 精神医学の観点から「妄想」を読み解く!

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