“16万件以上の文献を誰でも無料で検索可能” 電子情報通信学会、「I-Scover」を公開 ~文献、研究者、技術用語を探すなら「I-Scover」~

    サービス
    2013年4月3日 13:00
     電子情報通信学会(会長:吉田 進(よしだ すすむ)、以下 信学会)は、同学会が保持する論文等の文献を横断的に検索できるサイト「I-Scover(アイスカバー)(R)」を公開しました。
     16万件以上の文献、10万人規模の研究者、10万件規模の技術用語を誰でも無料で検索できるだけでなく、予期しない発見につながる使い方も可能です。
    http://i-scover.ieice.org/


    ■検索サービス提供の背景
     信学会は、論文誌や大会講演論文集、技術研究報告など複数種別の出版物を発行しています。その出版物の中から特定の文献を探すには、出版物種別ごとに用意された複数のサイトを使って検索するしかなく、利便性のよいものとは言えませんでした。また、各サイトは信学会会員が論文等を投稿・参照する際に利用することを想定しているため、一般の皆様にはあまり利用されていませんでした。
     このような背景から、このたび一般の皆様でも気軽に無料で文献を検索いただけるよう、出版物を問わず一元的に検索できるサイト「I-Scover(アイスカバー)(R)」を構築しました。
     「I-Scover」では、信学会の出版物のうち、電子化されている出版物の9割程度に相当する約13,000冊を網羅しています。これにより掲載出版物を意識することなく、目的の文献を見つけることができます。文献に関しては一部無料で閲覧することが可能です。


    ■「I-Scover」特徴
    【研究者や技術用語も検索可能】
     一般的な文献検索サイトでは、文献に関する情報(タイトル、著者名、抄録、キーワード、掲載出版物など)を書誌情報としてデータベース化し、検索結果として見つかった文献に関する情報を一覧化して表示するようになっています。
     「I-Scover」では、文献に関する情報に加え、研究者に関する情報、技術用語に関する情報などについてもデータベース化し、一覧化して表示します。これにより、ある研究者が執筆した文献のリスト、ある技術用語をキーワードとして設定している文献のリストなどを知ることができます。

    【「Linked Data」を活用し、予期せぬ発見につながる】
     「I-Scover」では、文献と研究者(ある文献とその執筆者である研究者)、文献と技術用語(ある文献とその文献でキーワードとして付与されている技術用語)など、関連のある情報同士を結びつけ、その結びつき(Link:リンク)についてもデータベース化しています。これをLinked Data(リンクド・データ)と呼びます。
     Linked Dataを利用して、以下のような検索も可能です。

    ・ある研究者が執筆した文献に付与されているキーワードは?
    ・あるキーワードが付与されている文献の著者は?
    ・ある文献と同じキーワードを持つ他の文献に付与されているキーワードは?

     このような検索を通じて、単に文献や研究者を探すといった一般的な検索に留まらず、セレンディピティ(何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける才能、能力)につながる使い方も可能です。

    【他の文献検索サイトによる検索結果も表示】
     登録情報については、Google、IEEE Xplore、ACM Digital Library、CiNiiなど、他の(文献)検索サイトによる検索結果を「I-Scover」自体の検索結果と併せて表示する機能も用意しています。電子情報通信分野の研究者・技術者の皆様にとっては、一種のポータルサイトとしての利用も可能です。

    【専門家が常時内容を整備する「進化するデータベース」】
     「I-Scover」でデータベース化されている各種情報のうち、技術用語については、その技術用語の意味、英語との対応付けなどを、信学会会員である各技術分野の専門家が整備していく仕組みを構築しています。この整備は一朝一夕には行えませんが、時間が経つにつれ、単に収録文献数が増えるだけでなく、技術用語に関する情報も充実していきます。整備活動を通じて、データの質が高まり、「I-Scover」がより一層使いやすいサイトになると期待しています。


     信学会では、今後とも、「I-Scover」を通して、我が国における電子情報通信分野の研究成果、研究者、技術用語等に関する情報を分かりやすく提示してまいります。
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