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企業が得た収益を社会に戻すための新しい経営形態  株式会社G-Place、財団による全株保有体制に移行して2周年

2020年10月8日、株式会社G-Placeの株式の100%を保有し、その株式配当を社会に還元する機能を持つ一般財団法人辻・山中財団を設立し、2022年10月8日に設立2周年を迎えました。

当財団は保有する企業が得た収益を社会へ還元することを事業目的と定めており、運営のために必要な最低限の事務経費を除き、株式配当で得られた資金を寄付することにより「より良い社会・より良い未来を創る」「今、困っている人を助ける」活動を行う団体を支援しています。


当財団設立の背景にはG-Placeの代表取締役会長 山中 利一の「資本主義社会の持つ二極化構造こそが全ての社会不安の根源的要因であり、これを反転させる継続的な収益還元の仕組みが必要である」という思いがあり、このような趣旨に対し従来の株主全員の賛同を得て、2020年の株主総会で全会一致で財団体制への移行が議決され、本体制の実現に至りました。


設立以降のこの2年間は、全世界が新型コロナウイルスのパンデミックの下におかれ、また国際社会情勢も非常に不安定な状況が続いています。その状況下において、当財団では日本の貧困家庭のこども・若者の居場所づくりや学習支援、食事の提供を行う事業、新型コロナウイルスの影響によってより困難な状況に陥っているインドの貧困層のコミュニティー支援事業、日本の国立大学の修学支援事業、ウクライナ避難者の避難・生活支援事業などに対して寄付を行ってきました。


当財団は保有する企業の経営に関与しませんが、唯一、経営方針として「良い事業・良い運営」をすることを求めています。なお、ここで言う「良い事業・良い運営」とは、「保有する企業が社会にとって有益な事業を創造すること、また、そこで働くすべての人が、個々人の可能性を見出され、その結果、経済的やりがいと精神的やりがいを手に入れることができる組織であること、そして、その会社の運営が、排他的でなく、多様性が認められ、個々の人格や尊厳が守られる方法でなされること」と定義しています。


現在の資本主義社会においては、一部の富裕層に富が集中し格差が拡大し続けており、その行き過ぎた資本主義の構造から、貧困・飢餓・人権侵害・気候変動の進行・生態系の劣化など多くの問題が発生しています。それらの問題を直視し、皆でより良い社会・より良い未来を創っていくことが必要であり、そのために自身の得た収益を活用していくことが企業オーナーの社会的責任でもあると考えています。当財団はその責任を果たす新たな企業経営の形を示し、今後も意味のある収益の還元方法を模索し、実行し続けてまいります。



■株式会社G-Placeについて

1968年に「日本グリーンパックス」という社名で事業をスタートし、2019年5月、創業50周年を機に現社名に変更しました。『アイディアで未来をつくる、創造総合商社』を掲げ、さまざまな分野で独自性のある商品やサービスを提供しています。創業から一貫して、全国自治体のごみ減量促進を支援。また、高所の安全対策に関する資材や再生樹脂製品の販売、天然由来成分にこだわったオリジナルの化粧品や雑貨類の企画・販売、家電製品の輸入販売なども行っています。現在では海外にも拠点を設け、積極的に事業を展開中です。


【財団概要】

名称  :一般財団法人辻・山中財団

所在地 :〒617-0835 京都府長岡京市城の里10-9

設立  :2020年10月8日

代表理事:山中 利一

※「辻」は「一点しんにょう」が正式表記。


【会社概要】

商号     : 株式会社G-Place(読み:ジープレイス)

所在地    : 〒617-0835 京都府長岡京市城の里10-9

創業/設立  : 1968年5月7日/1969年5月16日

代表取締役社長: 綾部 英寿

公式HP    : https://g-place.co.jp

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