フジワラ産業 多目的利用可能な大規模津波避難施設を提案  公園や防災センターなどを兼ねて地域の中核施設として活用!

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    2013年2月1日 11:30

     環境・防災設備機器メーカーのフジワラ産業(所在地:大阪府大阪市、代表取締役:藤原 充弘、以下「当社」)は、地震・津波による巨大災害に備えた防災対策に早期から取り組み、津波避難タワーはじめ高台、ビル、歩道橋、シェルターなど、地域の実情に合った避難方法を開発、提案してきました。

    同心円タイプ大規模津波避難施設
     中でも津波避難タワー(商品名「タスカルタワー」は、地域に住む方々の緊急避難場所として評価いただき、1月末現在28基(3月末:35基予定)を納入させていただいております。
     本リリースの大規模津波避難施設(以下「大規模施設」)は、津波避難タワーが地域に住む小・中人数の方々(50人から600人規模)を対象としているのに対し、地域に住んでいる方々を含め津波発生時に居合わせた多くの方々も全て収容できる数百人から数千人規模の大規模施設です。そして、平時はそのスペースを活用し、各種の設備・機器を兼ね備えた多目的施設、地域のシンボルゾーンとして重要な役割を果たすこともできます。


    ■大規模で堅牢な大規模津波避難施設(特許取得済)
     野球場や陸上競技場の数倍の広さの敷地に予想される津波よりも高く盛り土をして、円形または楕円形の周囲を鉄板またはコンクリートの壁で囲んで数百人から数千人収容できる避難場所をつくります。
     壁の内陸側には開口路があり、開口路から外壁沿いに円周状に設置した進入路を駆け上って避難できます。また、進入路を大きく取ることにより車両も同時に避難することも可能となります。
     進入路には二つのタイプがあり、外壁に並行して設置する同心円(楕円)タイプとラセン状にしたラセンタイプのどちらかから選択できます。
     津波は、津波そのものの破壊力だけでなく船や家その他の大きな漂流物の衝突によりさらに大きな破壊力を発揮します。大規模施設をこの大きな破壊力から守るために、津波の押し寄せる海側と戻り波を受ける山側に頑丈なフロントガードとバックガードを設置します。さらに、外壁の両サイドにサイドガードを設けて、外壁の破壊を四方からしっかりと守ります。

    <大規模施設の基本仕様>
    避難収容人員:数百人から数千人
    施設の規模 :収容人員の規模と設置場所のスペースに応じて決定
    形態    :円形または楕円形
    防護壁の高さ:津波の想定高さ+余裕高
    防護壁の材質:鉄板またはコンクリート
    防護壁の補強:フロントガード、バックガード、サイドガード
    避難路   :同心円タイプまたはラセンタイプ
           車椅子、緊急・一般車両昇降も可能

    <参考例> 直径100mの円形施設の場合
    面積  :7,850m2
    収容人員:約4,000人(上記面積の2分の1を避難用に確保したものとして算出)
    費用  :約10億円(土地代、各種オプションなどは含んでいません)


    ■大規模施設に期待される役割と機能 - 平時は多目的に有効活用
     大規模施設は、非常時に備えて収容人員のスペースを確保するとともに、平時はそのスペースを活用していろいろな役割と機能を持たせることができます。以下はその代表例です。

    (1)大震災の復興祈念公園(メモリアル公園)内の避難施設として
     復興祈念公園は、東日本大震災の復興のシンボルとして、追悼と鎮魂を復興の起点として位置づけられ各地で計画されていますが、同時に「地域の防災拠点としての機能」も求められており、大規模施設はその中核施設として、メモリアル施設および防災拠点となることができます。

    (2)市民参画のもと市民の憩いと集いの場となる公園を兼ねた防災センターとして
     イベント会場、各種運動施設、教育施設、レストランなどを兼ねた防災の中核施設として、地域のニーズを取り入れて可能性に富んだ企画立案が可能です。

    (3)公園や海水浴場など、海沿いの集客施設の避難場所として
     津波避難タワーでは収容しきれない多人数の方を収容できます。

    (4)複数の大規模施設により後背地をガード
     大規模施設を連結して、後背地をガードする、あるいは、大規模施設を島のように配置して、津波波浪を軽減し後背地をガードする。

     このほか、工夫とアイディア次第でいろいろな活用方法を考えることができます。


    ■大規模施設内の各種施設・備品
     前記のような役割や機能を実現するための主な施設・備品の例で、基本仕様に追加されるオプションです。

    (1)シンボルタワー
    平時は展望台として利用できる津波の監視タワー。

    (2)緊急避難センター
    緊急ヘリポートや救急用品、簡易施設を備蓄した非常時のための避難センター。

    (3)震災・津波研究センター
    大震災および津波災害についての記録・研究・研修・学習を目的とした震災・津波研究センター。

    (4)野外ステージなど市民の憩いと集いの場
    コンサートなど各種イベントを開催できるイベント会場、テニス・バレーボールなどの運動施設、教育施設、レストランなど。

    (5)当座の生活インフラを確保
    貯水槽、上下水設備、簡易調理設備、非常食の備蓄、トイレなど最小限の生活に必要な設備、備品。

    (6)壁面の活用
    壁面のデザインを公募して、親しみやすく芸術性に優れたものとすることができます。


    【会社概要】
    社名  : フジワラ産業株式会社
    代表者 : 代表取締役 藤原 充弘
    所在地 : 大阪市西区境川1丁目4-5
    設立  : 昭和55年7月
    資本金 : 3,000万円
    従業員数: 34名
    事業概要: 水処理装置
          (モノレール式汚泥かき寄せ装置、「フジフロート」スカム除去装置)
          防災設備・機器
          (津波避難タワー「タスカルタワー」、小規模(複数家族用)津波避難タワー「複数家族用やぐら」、地震対策家具「安心防災ベッド枠」・「防災テーブル」)
          その他 開発製品
    URL   : http://www.fj-i.co.jp
    Email  : info@fj-i.co.jp

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    フジワラ産業株式会社

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