明治大学総合数理学部 宮下芳明研究室とフレンチレストラン「e...

明治大学総合数理学部 宮下芳明研究室と フレンチレストラン「elan vital」が 方向によって見え方が変わるデザートを開発

明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科の宮下芳明研究室と、フレンチレストラン「elan vital」(エランヴィタール:東京都渋谷区)が、方向によって見え方が変わるデザートを開発しました。


使用技術は、宮下研究室の吉本健義さん(総合数理学部 先端メディアサイエンス学科3年生)が開発した可食レンチキュラレンズで、レンチキュラレンズの光学的特性を可食材料で実現し、その可能性についての議論を学会発表していたものになります。※1


「elan vital」(エランヴィタール)は2016年にオープンした「5Dレストラン」であり、プロジェクションマッピングや分子ガストロノミーなどを用いて新しい食体験を追求しています。シェフの深作直歳氏と藤原俊城氏が試作したティラミスは、花に集まる蝶を表現した作品で、エディブルフラワーがのったムースとなっています。そして、それを囲む3匹の蝶が、共同研究によって作られたゼリーであり、見る方向によって色・模様が変わるものとなっています。

 


宮下研究室は今後、この技術の可能性を追求し、2023年には応用したメニューをelan vitalの店舗で提供したいと考えています。さらに、宮下研究室が開発した飲食物の味と見た目を変える装置「TTTV2 ※2」や、キリンホールディングスと共同研究している「エレキソルト ※3」との連携なども検討していきます。

 

※1 吉本健義,宮下芳明.Edible lenticular: 可食レンチキュラレンズがもたらす可能性,エンタテインメントコンピューティングシンポジウム論文集,Vol.2022,pp.253-257,2022.

https://research.miyashita.com/papers/D258

 

※2【プレスリリース】 飲食物の味と見た目を変える装置「TTTV2」を明治大学総合数理学部 宮下芳明教授が開発 甲殻アレルギーでも安全に体験できるカニクリームコロッケ味を再現 (2022年7月8日 明治大学) https://www.meiji.ac.jp/koho/press/mkmht0000001905p.html

 

※3【プレスリリース】~おいしく生活習慣の改善!世界初の電流波形を搭載した新たな「エレキソルト」デバイス~ 電気の力で、減塩食の塩味を約1.5倍に増強するスプーン・お椀を開発 -2023年のデバイス発売を目指し、健康的な食を提案する2企業との共同実証実験を9月開始-(2022年9月7日 明治大学) https://www.meiji.ac.jp/koho/press/mkmht0000001gs0t.html

 

フレンチレストラン 「elan vital」

http://www.elanvital.co.jp/

 


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