株式会社NTTコノキュー

アニメ「ヒロインたるもの！」のバーチャルライブに NTTコノキューが提供する「Matrix Stream」の採用が決定

～アニメ「ヒロインたるもの！」のイベントに「LIP×LIP」と「Full Throttle4」が登場～

企業動向

2022年10月7日 17:00

株式会社NTTコノキュー(以下、コノキュー)は、株式会社ラウレアワークス、株式会社インクストゥエンター、株式会社ミュージックレインと共催で実施するイベント「ヒロインたるもの！～嫌われヒロインと内緒のお仕事～」スペシャルサニーパーティー(以下、本イベント)において、コノキューが提供するバーチャルライブシステム「Matrix Stream」(以下、本システム)を活用し、2022年10月30日(日)にバーチャルライブを実施いたします。

メインビジュアル

HoneyWorks※1の楽曲を原作とするアニメ「ヒロインたるもの！～嫌われヒロインと内緒のお仕事～」は、高校生アイドルユニット・LIP×LIPのマネージャー見習いとなった女子高生・涼海ひよりの物語です。本イベントは、「ヒロインたるもの！～嫌われヒロインと内緒のお仕事～」BD＆DVD発売を記念したスペシャルイベントになります。

本イベントのライブパートにおいてコノキューは、本システムを活用し、XRを活用した映像コンテンツや音楽ライブ、番組制作を行います。

2022年10月1日(土)より一般チケットの販売を開始いたしましたので、ぜひご購入ください。

＜購入先＞

◆ローソンチケット

一般販売　　　　　10月1日(土)10:00～

ローソンチケット　https://l-tike.com/heroine-tarumono

※お申込みにはローソンWEB会員登録(無料)が必要となります。

本システムは、XR技術を活用した音楽ライブ、イベント、番組の制作・配信が可能なシステムです。XRスタジオ※2で収録される演者のモーション情報を受信し、バーチャル空間上に存在するキャラクターの動きにリアルタイムで変換し、バーチャルキャラクターによる音楽ライブや番組を制作します。制作した音楽ライブや番組は、スクリーンを用いたリアル会場でのライブ、VRゴーグルで参加するVRライブ、スマホやPCで視聴するオンライン配信など、複数の配信形態でも同時配信が可能です。そのため、コンテンツ提供者がお客さまのニーズに合わせ視聴方法を提供することができます。

さらに、本システムを活用しYouTubeやbilibiliなど既存のライブ配信プラットフォームと連携させることで、音楽ライブや番組を“見る”だけでなく、ファン自らがコメントすることでバーチャル空間に応援アイテムや花火を出現させるなど、ライブが盛り上がるインタラクティブな演出に“参加できる”魅力的なライブ体験を提供いたします。

今後、コノキューはVR空間の中でファン同士がリアルの会場に一緒にいるようにコミュニケーションをとりながら音楽ライブや番組を楽しめる機能も開発してまいります。

なお、本システムは、コノキュー制作のXRコンテンツ「生放送アニメ直感×アルゴリズム♪」※3バーチャルアーティストTacitlyの制作・運用でも活用しています。

コノキューは、本イベントを皮切りに、自社コンテンツの制作・運用で培ったノウハウを生かし、さまざまなバーチャルアーティストが活躍できる魅力的なXRライブの実現をめざします。

※1 HoneyWorks(通称：ハニワ)は、ニコニコ動画、YouTubeなどの動画投稿サイトを中心に活動する、関連動画総再生回数8億回を超えるクリエイターユニット

※2コノキューが保有しているXR専用のスタジオ

※3 「生放送アニメ直感×アルゴリズム♪」 YouTube 公式 Tacitly channel

https://www.youtube.com/c/LiveAnimationHeartxAlgorhythm

＊「Matrix Stream」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。

＊その他各社、各サービス名は一般に各社の商標または商標登録です。

【別紙1】

◆「Matrix Stream」について

1. システム概要

本システムは、XRスタジオのモーションキャプチャなど、演者のデータをリアルタイムにバーチャル空間上のキャラクターの動きとしてXRコンテンツを生成します。生成したXRコンテンツは、本システムによりXR技術を活用した音楽ライブや番組として、リアル会場のスクリーンへの配信・VR配信・オンライン配信など、複数の配信形態において同時配信が可能になります。

MatrixStreamシステム構成図

2. 特徴

(1)国内・海外問わず、複数の配信形態で同時に配信可能

リアル会場やオンライン配信などに加え、視聴者自らがバーチャル会場にアバターとして参加し、バーチャルキャラクターと同じ空間でライブを体験したり、番組を観覧したりすることが可能になります。

MatrixStreamバラエティ番組配信「直感×アルゴリズム♪」

※写真は現在開発中のものです。

(2)独自シェーダーの開発により、リアルタイム性と高クオリティーな映像を両立したバーチャルライブを実現

バーチャルキャラクターや空間を魅力的に表現し、よりエモーショナルなXR音楽ライブを実現するため、表現力と同時にリアルタイム性を追求した独自のシェーダー(プログラム)を開発し導入しています。

MatrixStreamバーチャルライブ配信「直感×アルゴリズム♪」

(3)配信サイト独自の機能との連携により、インタラクティブな演出が可能

インタラクティブアクション「花火_青」

インタラクティブアクション「花火_赤」

さまざまな配信サイトの「コメント」や「投げ銭」などの機能と連携することで、XR空間の演出をリアルタイムに、インタラクティブに変えることができます。例えば、日本と中国の動画配信サイトにバーチャルライブを同時生配信し、それぞれの言語で応援コメントを入れると、バーチャル空間で同時に花火が打ち上がるなど、国境を越えてさまざまな国の人が参加しながらバーチャルライブを楽しむことが可能です。また、演出表現は、コンテンツのイメージやキャラクターの世界観に合わせた柔軟な対応が可能です。

(4)バーチャルライブオペレーションの省力化

一般的なバーチャルライブシステムでは、バーチャルキャラクターを動かすのに必要な骨構造や表情などアバター仕様をシステムごとに定義しており、利用するシステムごとにセットアップを行いキャラクターモデルを修正・調整する必要がある場合もあります。一方、本システムでは、自社・他社を問わず、バーチャルキャラクターモデル導入におけるデータ構造を最適化するツールの開発により、従来は手動で行われていたアバターモデル形式からの変換を自動化することが可能です。