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    「Omniverse Enterprise」などの実行環境をクラウドで提供する新サービス 「VDIクラウド for デジタルツイン」を本日から提供開始

    サービス
    2022年10月6日 15:00

    株式会社NTTPCコミュニケーションズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:工藤 潤一、以下:NTTPC)は、NVIDIA(本社:アメリカ合衆国カリフォルニア州、以下:NVIDIA)が開発した仮想コラボレーションとリアルタイムシミュレーションを実現する「NVIDIA Omniverse (TM) Enterprise」(以下:「Omniverse Enterprise」)や3Dアプリケーションの実行環境をクラウドで提供するサービス「VDIクラウド for デジタルツイン」を本日から提供開始します。



    1. 背景

    インターネットに接続した機器などを活用して現実空間の情報を取得し、仮想空間内に現実空間の環境を再現するデジタルツイン。この技術の活用が製造業、建設業を始め、多くの産業界において高まりを見せています。

    NTTPCはデジタルツインの活用に必要となる次のナレッジ蓄積に努めてまいりました。

    ・Omniverse Apps活用(View、Create、他ソフトウェアとの接続)

    ・ハードウェア構成(GPUカード、CPU、メモリ、ストレージ等のスペック選定)

    ・構築(Nucleusサーバーのインストール、GPUドライバーの割当、ユーザー独自の設定)

    ・ネットワークアクセス(リモートデスクトップ利用時の低遅延、セキュアな通信の実現)


    この度、これらの経験・知見を活かし、利用シーンに合わせてスムーズに利用できる実行環境をVDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ基盤)で提供するクラウドサービスの開発に至りました。



    2.サービスの特長

    「VDIクラウド for デジタルツイン」は、「Omniverse Enterprise」が利用可能なStandardプランと、3DCAD、3DCG制作、ゲームエンジンの各種アプリケーションを利用できるMinimumプランを提供します。必要なリソースに応じた課金のため、PoCから本格的な開発基盤まで柔軟なご利用が可能です。


    -1. 必要なシステムリソース(vCPU、vGPU、メモリ、ストレージ)を利用可能

    -2. VDIをリーズナブルかつ容易に運用・保守可能

    -3. Citrix Virtual Apps and Desktops(※1)の採用により、リモートデスクトップと比較して高速・低遅延な画面転送を実現

    -4. 接続方式は、閉域網やインターネット、さらにNTTドコモ5G網(※2)からのアクセスが可能

    -5. Windows 10の持ち込み(※3)が可能(NTTPCはマイクロソフト社QMTHプログラム認定事業者(※4))


    注)「Omniverse Enterprise」、各種3DアプリケーションおよびWindows OSをはじめとしたライセンスが必要なソフトウェアについては別途お客さまにて持ち込みが必要となります。


    (※1) Citrix Virtual Apps and Desktops:仮想デスクトップシステムのひとつ。仮想マシン上でOSやアプリケーションを動作させ、利用者の端末へ画面を転送するアプリケーションソフト

    (※2) NTTドコモ5G網:5G利用が可能な固定IPモバイル回線プランを提供予定。固定IPなのでモバイルからでもIP制限をかけた利用が可能

    (※3) Windows 10の持ち込み:新たな追加ライセンスなしに仮想デスクトップ上でWindows 10ライセンスが利用できること

    (※4) マイクロソフト社QMTHプログラム認定事業者:Windows 10をクライアントOSとする仮想デスクトップサービスの提供が可能な事業者認定制度

    https://download.microsoft.com/download/3/D/4/3D445779-2870-4E3D-AFCB-D35D2E1BC095/QMTH%20Authorized%20Partner%20List.pdf



    3. 利用シーン

    【建設業界】

    ・建築物の3次元モデル作成

    ・建物内の日照シミュレーション

    ・スマートシティのプロトタイピング、オープンデータの活用


    【製造業界】

    ・ロボット導入に向けた製造ラインシミュレーション

    ・仮想空間上での自動運転シミュレーション


    【映像制作・エンターテイメント業界】

    ・音声ソースからキャラクターの表情を自動生成

    ・物理法則に即したリアリティのある視覚効果を実現



    4. 価格

    初期費用 134,800円(税別)~

    月額費用 Minimumプラン 74,200円(税別)~

         Standardプラン 161,800円(税別)~

         ※月額費用にはネットワーク基本費用27,000円(税別)を含みます



    5. 提供開始

    2022年10月6日(木)



    6. お問い合わせ先

    サービスに関するお問い合わせは下記までご連絡ください。

    https://dm.nttpc.co.jp/form/inq_vdicloud.html



    7. オンラインイベントでのご紹介

    NTTPCは、2022年11月下旬にNVIDIAとの共催でオンラインイベントを開催し、本サービスを紹介予定です。詳細は別途ご案内します。