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    ~心理カウンセラーの資質や基準を明確化~ 心のケア業において初の全国統一資格を制定  第1回「プロフェッショナル心理カウンセラー」上級167名が誕生

    告知・募集
    2012年12月27日 15:30
    日本で唯一の心理カウンセラーの業界団体である一般社団法人全国心理業連合会(所在地:東京都渋谷区、代表理事:浮世 満理子、以下「全心連」)では、カウンセラーの資質や基準を明確にし、一般生活者がより安心して心のケアサービスを受けられる社会をめざして、業界初となる全国統一資格「プロフェッショナル心理カウンセラー」認定資格を制定しました。 第1回となる今回は、9月下旬の一次試験(筆記)、11月下旬の二次試験(実技)を経て12月21日に、アテネオリンピック(2004年)体操男子団体の金メダリスト米田功氏を含む167名のプロフェッショナル心理カウンセラー・上級が誕生しました。 【心理カウンセリングのニーズが高まる社会的背景】 厚生労働省の「労働者健康状況調査」によると、2007年時点でも既に3割以上の企業がメンタルヘルスケアを重要視しています。重度なうつ病などは産業医らが担当しますが、職場や仕事の悩み、ストレスなどによる軽度なうつ症状など、心の疲れをケアする役割として、心理カウンセラーが活躍しています。健康な状態の従業員に対してストレスマネジメント研修を行うなどして、予防のためのサポートも行っています。 一方、自然災害や事故を含めた災害対策分野でも、強いストレスや絶望感、将来に対する不安などからうつ状態に陥る被災者が多く、心のケアが非常に重要です。東日本大震災後、全心連が事務局として推進しているカウンセラーのボランティア団体では、相手に寄り添い、傾聴することを主体としたカウンセリング活動によって、被災者のストレスを緩和し、災害による心の傷から立ち直るサポートを現在でも継続しています。 産業分野や被災地の他、育児や学校、介護など、相談者の生活により密着した場面でニーズが高まっており、カウンセラーにはこれまで以上に、相手に寄り添い話を聴く力、そして豊富な現場経験が求められています。 【従来の心理業関連資格にはない、「自身の社会経験や現場実習」と「倫理教育」を重視】 臨床心理士や産業カウンセラーなどよく知られているものから、実習がなく通信添削、書類審査だけで認定されるものなど、比較的知られているものだけでも20以上の類似資格があると言われています。プロフェッショナル心理カウンセラーが従来の資格と異なるポイントは大きく二点あります。 (1) 自身の社会経験と徹底的な現場実習 履修カリキュラムの中で、カウンセラーとしての現場実習を約650時間*必要としており、知識を得た後は徹底的な現場主義であるのが特徴です。相談者の悩みは十人十色。カウンセラーとしての現場実習の他、社会人経験をしてから専門スキルを取得するカウンセラーも多く、より相談者の立場を理解し、受容が高まると高い評価を得ています。 *他の類似資格と比べても非常に多い時間数です。詳細は後述のリンク「各資格試験の履修時間比較表」をご参照ください。 (2) プロのカウンセラーとしての倫理教育 従来の資格の中では重要視されてこなかった視点として、法律知識や、カウンセラーとしての行動規範などの倫理教育のカリキュラムを取り入れています。「心のケア」では解決できず、医者や警察、弁護士ら、各専門家との連携が必要な時なども、相談者にとっての最善策を導くための考え方を学びます。 現在、産業、教育、子育て、被災地など、あらゆる現場で活躍している心理カウンセラーですが、カウンセリング領域においては、心理カウンセラー養成スクールなど各民間団体が個別の要件に則り、認定資格を発行していたため、数多くの任意資格が乱立し、相談者からすると誰に頼ったらよいのか判断がつかないのが現状です。今後は、これらの中から基準を満たした任意資格を統一し、心理カウンセラーが自分に寄り添ってくれる、話を聴いてくれる、プロフェッショナルな相談者として、より一般生活者に身近になり、QOL(生活の質)向上の一助となることを目指します。 【資格概要】 プロフェッショナル心理カウンセラーの認定資格には、「上級」と「一般」があります。 上級:クオリティの高いプロと呼ばれるにふさわしい基準    (国家資格である精神保健福祉士と同様の履修時間数であるレベル) 一般:プロフェッショナル心理カウンセラーとして名乗れる最低基準    (心理カウンセラーとして活動を始めるベースラインとなるレベル) 資格取得要件としては下記の3つの分野の専門教育を重視します。 ■カウンセリングスキル教育 ・心理学の専門知識の教育 ・医学一般や先進医学、精神予防衛生学など ・講義にとどまらず、ロールプレイやケーススタディによる教育 ■カウンセリング実習研修 ・専門知識履修を済ませた後の、現場での実習研修/カルテリングの徹底 ・カウンセリング実習にはボランティア活動も組み入れ、自主的な社会活動を積極的に評価する仕組み ■プロフェッショナル適性教育 ・「知識によって相手を判断することではなく、相手を受け入れて心に寄り沿うこと」という認識に基づき、徹底したプロフェッショナリズム教育と教育分析を行う。 ※これは他の資格には見られないプロフェッショナル心理カウンセラーの特色。 【資格付与基準】 [受験資格] プロフェッショナル心理カウンセラー認定資格を受験するためには、認定教育機関*において定められた履修カリキュラムを修了し、推薦を受けなければなりません。 受験資格要件として、認定教育機関による履修カリキュラム修了証明、および推薦状が必要です。 *認定教育機関(2012年7月現在) アイディアヒューマンサポートアカデミー 敬愛カウンセラー学院 ハートステップ・カレッジ 内閣府特別の機関 日本学術会議協力学術研究団体指定 メンタルケア学術学会 ―附属校TERADA医療福祉カレッジ―教育指定校15校(法人) 浦和カウンセリング研究所 東京メンタルヘルス・アカデミー [資格試験] プロフェッショナル心理カウンセラーは、全国心理業連合会が実施する認定試験に合格した者に付与されます。また資格試験は、筆記試験、および審査員による口頭試問とします。 [履修カリキュラム] http://www.atpress.ne.jp/releases/32503/1_1.png [各資格試験の履修時間比較表] http://www.atpress.ne.jp/releases/32503/2_2.jpg 【第二回プロフェッショナル心理カウンセラー認定試験 実施要綱】 願書受付期間   :2013年2月1日(金)~3月1日(金)郵便局受付印有効 一次試験(筆記試験):日程 2013年3月31日(日)13:00~17:00           会場 東京、大阪、福岡 一次試験合否発表 :2013年4月30日(火)発送予定 二次試験(実技試験):日程 2013年6月2日(日)           会場 東京、大阪、福岡 二次試験合否発表 :2013年7月12日(金)発送予定 資格認定証交付  :資格認定申請受理後、2カ月以内に発送予定 受験料      :21,000円(上級の場合) 資格認定者申請料 :10,500円           (上級の場合。全心連への入会金、個人会員の年会費は別途) 【全心連について】 一般社団法人全国心理業連合会は、心理業の健全な発展と誰もが安心して心のケアサービスを受けられる文化の創造を目指して2010年12月16日に発足した心理カウンセラーの業界団体です。 産業・災害対策・福祉など幅広い分野の第一線で活躍している心理カウンセラーや、プロと呼ぶに相応しい心理カウンセラーの育成に取り組んでいる養成スクールの経営者達によって運営され、心理カウンセラーの資質と技能の向上への取り組み、統一認定資格の制度構築、不適切な基準や表現を行っていると思われる団体への是正勧告等を行っています。 また、2011年からは、東日本大震災の震災ケアのために「チームジャパン300」というボランティアプロジェクトを立ち上げ、2012年12月現在でも、被災地において自治体への協力の下、被災者に対する心のケアボランティア活動を継続して行っています。 【活動内容】 ◇心理カウンセラーの資質向上のための活動 ◇全国統一認定資格「プロフェッショナル心理カウンセラー」の制度構築と運営 ◇職業としての心理カウンセラーの認知と社会的地位の確立 ◇心理カウンセラー養成スクールへの質の向上支援 ◇不適切な基準や表現を行っている企業/団体への是正勧告 ◇心理カウンセリングの手法/システムの紹介 ◇被災地支援等ボランティアプロジェクト 団体名 : 一般社団法人全国心理業連合会 代表理事: 浮世 満理子 所在地 : 東京都渋谷区渋谷1丁目19番18号-1505 URL   : http://www.mhea.or.jp
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