近畿大学附属広島高・中 東広島校が「芸術鑑賞会」を開催 ひとつ300円の対人地雷が奪う「ひとつの命」について

近畿大学附属広島高等学校・中学校東広島校(広島県東広島市)は、令和7年(2025年)11月10日(月)、東広島市芸術文化ホール くららにて、高校・中学校全校生徒1,108人を対象に「芸術鑑賞会」を実施し、劇団マグネットワールドによる地雷探知犬ニーナの物語『NEENA(ニーナ)』を鑑賞します。
【本件のポイント】
●高校・中学全校生徒1,108人を対象に、地雷探知犬ニーナの物語『NEENA(ニーナ)』の鑑賞会を実施
●地雷探知犬と青年が危険な任務に挑む姿を通して、「小さな命の力」を知り「他者を思いやる心」を育む
●生徒が地雷問題を通して「平和の尊さ」を学び、「平和とは何か」について考えるきっかけとする
【本件の内容】
本校では、多様な芸術に触れることを通じて豊かな感性を養うことを目的に、毎年秋に「芸術鑑賞会」を実施しています。高校・中学それぞれにおいて、在学中に「演劇」「古典芸能」「音楽」という3分野すべてを鑑賞できるようにしています。
今年度は、地雷探知犬ニーナの物語である演劇作品『NEENA(ニーナ)』を鑑賞します。カンボジアをはじめ世界各地の紛争地域には今もなお多くの地雷が残されており、現在も被害が続いています。地雷は1つ300円程度で生産され、戦費が少なく軍隊にとって使いやすい兵器です。1970~90年代に世界各地で頻発した内戦で広く使われ、今も約60カ国に地雷が埋まっています。本作品は、地雷除去活動に携わる人々と、地雷探知犬として活躍するニーナの姿を通して、平和の尊さと人間の希望を描いた感動作です。
鑑賞会を通して、「地雷」という現実とそれに立ち向かう人々の勇気や平和への願いを学び、芸術への関心を深めながら、命の尊さと平和の大切さを感じ取る豊かな心を育みます。
【開催概要】
日時:令和7年(2025年)11月10日(月)
   午前の部(中学生、高校3年生)10:00~11:45
   午後の部(高校1・2年生)13:30~15:15
場所:東広島市芸術文化ホールくらら 2階 大ホール
   (広島県東広島市西条栄町7-19、JR山陽本線「西条駅」から徒歩約4分)
対象:近畿大学附属広島高等学校・中学校東広島校 全校生徒1,108人
【劇団マグネットワールド】
平成2年(1990年)に設立されたプロの演劇集団で、全国の中学校・高等学校を中心に芸術鑑賞会を行っています。「平和」「人権」「命」「絆」など、人として大切にすべきテーマを軸に作品を創作し、舞台芸術を通して生きる力と優しさを伝え続けています。
生演奏や映像、照明を組み合わせた臨場感あふれる演出と、心に響くメッセージ性の高い脚本が特徴で、教育現場からも高い評価を受けています。代表作『NEENA(ニーナ)』をはじめ、『HELLO! HELLO! HELLO!』『ひとつ』『アイたちの学校』など、さまざまな角度から"いのちと平和"を描く作品を上演しています。観る人の心に深く残る舞台で、多くの学校に感動と学びを届けている劇団です。
【関連リンク】
附属広島高等学校・中学校東広島校
https://hh.kindai.ac.jp/

















