学校法人明治大学広報課のロゴ

    学校法人明治大学広報課

    『「ゆすりは自由な取引?」非常識な問いかけが常識を進歩させる』 Meiji.net インフォメーション vol.257

    調査・報告
    2022年8月19日 11:00

    「Meiji.net」は、総合大学ならではの個性豊かな教授陣が時事問題を広く深く解説する情報発信サイトです。最新の更新予定をお知らせしますので、ぜひご覧ください。 

    ■Meiji.net(https://www.meiji.net/?rt=atpress


    『「ゆすりは自由な取引?」非常識な問いかけが常識を進歩させる』

    https://www.meiji.net/life/vol401_kazuki-kikuchi


    概要

    近年、パワハラやセクハラなど、立場の格差を利用した強制や強要に厳しい目が向けられるようになっています。それは、自由で公正な社会を実現するにはとても大切なことです。しかし、そのためには、なにが強制や強要に当たるのか、その線引きを明確にすることが必要です。この話題について詳しく解説します。


    ポイント

    ■「法益主体(被害者)の意思や行動が犯罪の成否に与える影響」を研究テーマとする菊地一樹専任講師が執筆。

    ■「ゆすり」という行為をテーマに、数々の事例を挙げながら、犯罪として処罰するべき「強制」とそうでない「強制」について論述。「ゆすりとは自由な選択肢を増やす手段ではないのか」という、一見非常識な問いかけに向き合い、多様な議論を詰めていくことが、ものごとの本質に迫る第一歩になると提言。


    ■記事構成

     「ゆすりは自由な取引?」非常識な問いかけが常識を進歩させる

    ●ゆすりから強制の本質を考える

    ●ゆすりのパラドクスを論証できるか

    ●非常識な問いかけに向き合う


    執筆講師プロフィール

    菊地 一樹(明治大学 専門職大学院 法務研究科 専任講師)

    ■研究分野:刑法

    ■研究テーマ:法益主体(被害者)の意思や行動が犯罪の成否に与える影響

    ■主な著書・論文

    「被害者解釈学をめぐる議論の諸相」(『高橋則夫先生古稀祝賀論文集 下巻』1-16頁・成文堂・2022年)

    「利益誘導型の欺罔事案における性的行為の処罰について」(『季刊刑事弁護』(107),153-157頁・2021年)

    「ゆすり(blackmail)の当罰性─適法行為を告知内容とする強制をめぐって─」(『早稲田法学』95巻4号・2020年)


    Meiji.netとは

    ~大学とは何か?~  知識を深めたい。視野を広げたい。感性を磨きたい――。

    大学とは、好奇心を抱くすべての人たちに、大きく開かれた学びの場であると考えています。

    “Meiji.net”は明治大学の研究や人材などを通じて社会に貢献していく、大学初の情報発信サイトです。

    総合大学ならではの個性豊かな教授陣が専門的な知識と独自の視点で分析した、

    バラエティーあふれるトピックスが満載。

    あなたの疑問と明治の学問は、ここでつながっています。


    カテゴリ
    ビジネス
    シェア
    FacebookTwitterLine

    配信企業へのお問い合わせ

    取材依頼・商品に対するお問い合わせに関しては、プレスリリース内に記載されている企業・団体に直接ご連絡ください。

    学校法人明治大学広報課

    学校法人明治大学広報課