ワープスペース、Leaf Spaceと業務提携

宇宙空間での光通信ネットワークの構成における地上局部分で連携

(WARPSPACE x LEAFSPACE)
(WARPSPACE x LEAFSPACE)
小型衛星を活用した宇宙空間での光通信サービスの実現を目指す株式会社ワープスペース(茨城県つくば市、代表取締役CEO:常間地悟)は、地上局のシェアリングサービスを展開するLeaf Spaceと、ワープスペースの光通信ネットワークで伝送されたデータを高速かつ安定して地上で受信を行えるようにするため、Leaf Spaceと業務提携をいたしました。

Leaf Spaceは2014年にイタリアのミラノ工科大学の研究室よりスピンオフして創業された地上局のシェアリングサービスを展開する企業で、2021年1月にシリーズAラウンドで累計1,000万ドルの資金調達を行っています。ヨーロッパをはじめとして、アイスランド、オーストラリア、カナダ、スリランカなどに世界で合計15か所の地上局を運用しており、今年の2月にはSpaceXのライドシェアにて打ちあがった5事業者による合計13基の衛星との通信に成功しております。

ワープスペースで現在構築を進める宇宙空間での光通信によるネットワークサービス「WarpHub InterSat」では、中軌道にて3基の中継衛星を運用します。これらの中継衛星に対して地球観測衛星が光通信を利用してデータを送信し、私たちの中継衛星が地上にそのデータを伝送することとなります。
即応的にデータを地上におろすには、データ送信の要求を受けた際にも衛星が地上局と相対している必要があります。Leaf Spaceは世界中に複数軌道に対応する地上局を設置、拡大しており、「WarpHub InterSat」のミッション構成の重要な部分をサポートします。

ワープスペースCEO 常間地のコメント:
「WarpHub InterSatのネットワークを構成するにあたって地上局はエンドユーザーに安定してデータを送り届けるために非常に重要な役割を果たします。私たちは防災や一次産業支援に貢献できるよう、宇宙から得られる観測データをより多く地上へと届けることを目指していますが、これは一種エポックメーキングなサービスとなり、その道のりは常に変化してゆき、様々な試行錯誤や挑戦が必要となります。Leaf Spaceはそのような行程を共に歩める、私たちの目指すビジョンを共有できるパートナーだと考えており、新時代へと共にチャレンジできることを大変嬉しく思います。」

Leaf Space CEO Paulo氏のコメント:
「ワープスペース社とパートナーシップを締結し、業界をリードする当社の地上部門向けソリューションを活用して同社のミッションをサポートできることを嬉しく思います。ワープスペース社のチームをサポートし、このような挑戦的で革新的なプロジェクトに取り組むことを楽しみにしています。」

【Leaf Space】
Leaf Spaceは、世界中の先進的な衛星および打上げ事業者のための地上セグメントをサービスとして提供する「Ground-Station-as-a-Service (GSaas)」を開拓しています。2014年の創業以来、Leaf Spaceは、現代の宇宙市場で利用可能な最も効率的で価値のある地上セグメントソリューションを生み出すことを目標に、最高品質の地上局サービスおよび技術の開発に注力しています。Leaf Spaceはイタリアのロマッツォに拠点を置き、RedSeed Ventures、Whysol Investments、Primo Spaceから資金提供を受けています。
【株式会社ワープスペース】
2016年に設立。前身の大学衛星プロジェクトを含め、これまで3機の通信衛星を打ち上げています。宇宙や人工衛星に関する高い専門性に加え、JAXAをはじめとした研究機関とのパートナーシップ、つくば研究学園都市が保有する豊富な実験・試験設備等を強みに、民間として世界初の衛星間光通信ネットワーク「WarpHub InterSat」の実現を目指しています。
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