小豆島リトリーツ株式会社

    初公開。10年間毎月通い続けた元オーナー「実家は絶対朽ちさせない」。守り続けた空き家に新しい継承者が現れるまでの物語

    サービス
    2025年12月24日 10:01
    10年間元オーナーが守り続けた3000平米の名家邸宅
    10年間元オーナーが守り続けた3000平米の名家邸宅

    小豆島リトリーツ株式会社(香川県小豆郡小豆島町、代表取締役:加藤直樹)は、一棟貸し宿「お屋敷ステイ 幸(こう)」開業の舞台裏に、10年間の「守り手」がいたことを初めて明らかにいたします。神戸在住の元オーナーが月に1度島に戻り、空き家を丁寧に手入れし続けた物語です。

    「実家は絶対朽ちさせたりしない」元オーナーの強い信念

    醤油づくりの歴史を物語る重石が並ぶアプローチ
    醤油づくりの歴史を物語る重石が並ぶアプローチ

    この3000平米の名家邸宅は、醤油製造で栄えた家系の象徴。神戸在住の元オーナーは、子どもたちが島外で育ち継承者が不在となった後も、
    • 毎月1度:全窓を開けて風を通す(夏冬問わず)
    • 年1回:3000平米の庭の大掛かりな剪定を実施
    • 随時:畑の手入れ・草刈り、雨漏り箇所の補修など
    を続けていました。
    「体裁が大事」という地域文化の中で、「実家を守り続ける」という信念を貫いたのでした。近隣の方々も「毎月手入れされているのがわかり、安心していた」と語ります。

    丁寧に守られた家屋に現れた「新しい継承者」

    加藤直樹代表夫妻は物件を初めて見た際、「こんなに良好な状態で残っているとは」と驚嘆。神奈川勤務13年、アメリカ駐在5年のキャリアを活かし、総額約9000万円を投じ、「お屋敷ステイ 幸」として再生しました。
    地域住民へ挨拶の際、元オーナーの「私がふがいないためにこの家を手放しました」という言葉が全てを物語ります。この言葉は今でも、加藤夫妻の胸に深く刻まれています。丁寧に守られた家屋、玄関アプローチの醤油重石などはそのまま残し、刻まれた歴史を宿泊体験として次世代へ継承。半露天風呂、サウナ、蔵BARを備えた特別な宿として生まれ変わりました。

    バトンタッチを受けた移住家族 地域の未来を担う
    バトンタッチを受けた移住家族 地域の未来を担う

    地域に広がる「バトンタッチ」の輪

    この邸宅再生は、小豆島の空き家問題解決のモデルケースとして注目されています。近隣住民からは「屋敷にまた灯りが灯って嬉しい」「次はうちの空き家も」との声が寄せられ、地域全体の空き家活用への機運が高まっています。
    公式サイト: https://oyashiki-stay.com

    お屋敷ステイ 幸の主な特徴

    • 収容人数:定員9名(客室4室+広々リビング・キッチン)
    • 設備:半露天風呂、サウナ、蔵BAR、月見台、日本庭園、自家菜園
    • 料金:1泊2名 77,100円〜(税込、3名以上1名ごと15,000円追加)

    明治の蔵をBARに再生 元オーナーの手入れが現代の宿泊体験を可能にした
    明治の蔵をBARに再生 元オーナーの手入れが現代の宿泊体験を可能にした

    今後の展望

    2・3世帯でのゆったりとしたリトリート先としての認知拡大を目指し、小豆島が「子どもたちがまた戻りたくなる島」となることを目指します。

    窓を開けると風の通り抜ける母屋
    窓を開けると風の通り抜ける母屋
    坪庭を望む半露天風呂
    坪庭を望む半露天風呂
    サウナ付きで贅沢な滞在を叶える
    サウナ付きで贅沢な滞在を叶える

    お問い合わせ先

    小豆島リトリーツ株式会社
    担当: 加藤 直樹
    TEL: 080-7355-7210/Email: naoki.kato@shodoretreats.com
    住所: 香川県小豆郡小豆島町堀越甲362
    公式サイト: https://oyashiki-stay.com
    会社HP: https://shodoretreats.com

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