アムジェンとJMDC 「片頭痛リスク予報サービス(Health Weather(R))」 の提供を「片頭痛@LINEヘルスケア」上で開始

「医療ビッグデータ」と「気象ビッグデータ」を解析し 疾患の発症・重症化リスクの予測情報を提供する新たなサービス

アムジェン株式会社(本社:東京、代表取締役社長:スティーブ・スギノ)と株式会社JMDC(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:松島陽介、以下「JMDC」)はこの度、LINE公式アカウント「片頭痛@LINEヘルスケア」(監修:日本頭痛学会、運営:LINEヘルスケア株式会社、コンテンツ提供:アムジェン株式会社、LINEヘルスケア株式会社)の新たなコンテンツとして、「片頭痛リスク予報サービス(Health Weather(R))」を開発し提供を開始しました。


「片頭痛リスク予報サービス(Health Weather(R))*」は、医療ビッグデータ業界のパイオニアJMDCが保有する「医療ビッグデータ」(累積約1,300万人分のレセプトデータ)と、一般財団法人日本気象協会(以下「日本気象協会」)が保有する「気象データ」(分単位で収集される国内外の気象データ)を掛け合わせ、疾患と気象条件の相関関係を統計的に解析することで、片頭痛の発症・重症化リスクを予測するAIモデルを活用したサービスです**。


* Health Weather(R):気象と疾患(片頭痛、ぜんそく、アレルギー性疾患等)の関係を分析・予測するJMDCと日本気象協会の共同サービスの総称

** 本サービスは、疾病の診断、治療、予防を目的としていません。



本サービスはLINEヘルスケア株式会社が運営するLINE公式アカウント「片頭痛@LINEヘルスケア」の新たなコンテンツとして追加され、ユーザーの位置情報から週間の片頭痛リスク予報を提供していきます。この度のサービス提供を通じて、アムジェン株式会社、JMDC、日本気象協会、およびLINEヘルスケア株式会社は、「片頭痛@LINEヘルスケア」でユーザーから収集した「頭痛ダイアリー」のデータに基づき、「片頭痛リスク予報」のモデルの更なる精緻化に共同で取り組んでいく予定です※。


片頭痛は神経疾患のひとつで、頭部の片側または両側に反復性の痛み発作を生じます。日本ではおよそ840万人の成人が片頭痛に悩まされていると推計されています(*1)。頭痛の誘因は、ストレスや生活環境、その日の体調など様々ですが、気象の変化も影響があることが知られています。気象の変化による頭痛リスクが事前に把握できることで、頭痛の発症をより良くコントロールできるようになることが期待されます。


アムジェン株式会社では、「To serve patients - 患者さんのために、今できるすべてを」というミッションのもと、今後も治療薬の開発と提供にとどまらない、患者さんの片頭痛コントロールをトータルサポートするための活動に取り組んでまいります。



【片頭痛@LINEヘルスケア】

LINE公式アカウント URL: https://lin.ee/kefKGdP


片頭痛@LINEヘルスケア「片頭痛リスク予報サービス」(画面イメージ)


【片頭痛について】

片頭痛は神経疾患であり、中等度から重度の頭部痛の反復性発作を伴います。通常は拍動性で、しばしば片側性であり、悪心、嘔吐、光、音、匂いへの過敏症を伴います(*2, 3)。片頭痛は個人的な苦痛、障害、生活の質の低下、社会的・経済的コストと関連しています(*4)。慢性的な片頭痛による経済損失は年間2兆円という試算もあり、個人の日常業務遂行能力を妨げるような深刻な影響を及ぼします(*5)。世界保健機関(WHO)の報告によると、片頭痛は男女ともに障害生存年数の原因疾患トップ2に数えられ、未だ十分な理解と治療が確立されていません(*4,6)。



【アムジェン株式会社について】

アムジェン株式会社は、世界最大規模の独立バイオテクノロジー企業である米国アムジェン社の日本法人です。2013年10月にアステラス製薬との合弁会社であるアステラス・アムジェン・バイオファーマとして事業を開始し、2020年4月1日にアムジェン社の完全子会社となり商号を変更しました。アムジェン株式会社では、循環器疾患、がん、骨疾患、炎症・免疫性疾患、神経疾患を始めとするアンメット・メディカル・ニーズが高い領域に焦点を絞り、現在約600人を超える従業員が、「To serve patients - 患者さんのために、今できるすべてを」というミッションのもと、臨床開発から販売までの活動を行っています。



【株式会社JMDCについて】

医療ビッグデータ業界のパイオニアとして2002年に設立。独自の匿名化処理技術とデータ分析集計技術を有しています。6億5,000万件以上のレセプトデータと2,800万件以上の健診データ(2021年3月時点)に基づく保険者向け保健事業支援、医薬品の安全性評価や医療経済分析などの情報サービスを展開しています。また、健康度の単一指標(健康年齢)や健康増進を目的としたWebサービス(Pep Up)など、医療データと解析力で健康社会の実現に取り組んでいます。

URL: https://www.jmdc.co.jp/



【アムジェン社について】

アムジェン社は、重篤な疾患に苦しむ患者さんのために、生物学的に革新的な治療を探索・開発・製造・提供する可能性を切り開いていきます。このアプローチは、疾患の複雑性の解明と人体の生物学上の基本を理解するために、先進的なヒト遺伝学などの手法を活用することから始まります。


アムジェン社は、アンメット・メディカル・ニーズが大きい領域に焦点を絞り、生物製剤の製造に関する専門知識を活用して医療効果の向上と人々の生活に画期的な改善をもたらすソリューションを追求しています。1980年に創業したバイオテクノロジーのパイオニアであるアムジェン社は、世界最大の独立バイオテクノロジー企業に成長し、世界中の多くの患者さんに貢献しており、革新的な可能性が期待されるパイプラインを開発しています。

詳細については www.amgen.com をご覧になるか、ツイッターアカウント( www.twitter.com/amgen )をフォローしてください。



※LINE公式アカウント「片頭痛@LINEヘルスケア」のお客様情報取り扱いについて

「片頭痛@LINEヘルスケア」はLINEヘルスケア株式会社が運営しており、「片頭痛@LINEヘルスケア」におけるお客様情報は、片頭痛@LINEヘルスケアプライバシーポリシー( https://terms2.line.me/Diseasemedicine_LHC_migraine_Privacy/sp?lang=ja )に従って適切に取り扱われます。



【将来予想に関する記述(アムジェン社)】

https://www.atpress.ne.jp/releases/288950/att_288950_1.pdf



【注意事項(アムジェン株式会社)】

このニュースリリースに含まれている医薬品(開発中のものを含む)に関する情報は、宣伝広告、医学的アドバイスを目的とするものではありません。



【REFERENCE】

*1. Sakai F, Igarashi H. Prevalence of migraine in Japan: a nationwide survey. Cephalalgia. 1997; 17:15-22

*2. Migraine Research Foundation. Migraine facts. Available from: https://migraineresearchfoundation.org/about-migraine/migraine-facts/ [Last accessed: April 2020].

*3. ichd-3.org. The International Classification of Headache Disorders 3rd edition. Available from: https://ichd-3.org/wp-content/uploads/2018/01/The-International-Classification-of-Headache-Disorders-3rd-Edition-2018.pdf [Last accessed: June 2021].

*4. World Health Organization. Headache disorders. Available from: http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs277/en/ [Last accessed: April 2020].

*5. Shimizu et al: J Headache Pain, 2021

*6. The Journal of Headache and Pain. Migraine facts. Available from: https://thejournalofheadacheandpain.biomedcentral.com/articles/10.1186/s10194-020-01208-0 [Last accessed: June 2021].

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