草場一壽 陶彩画展コロナ禍からの銀座 復興・復興への希望と決...

草場一壽 陶彩画展 コロナ禍からの銀座 復興・復興への希望と決意を込めた 待望の銀座展示会、まもなく開催!!

有限会社草場一壽工房(所在地:佐賀県武雄市、代表者:草場 一壽)は、2021年12月3日(金)~12日(日)の間、東京・銀座清月堂ビルにて、草場一壽 陶彩画展「龍と復活の女神たち」を開催いたします。


銀座展示会場

銀座4丁目



■陶彩画

多くの方々にとって耳慣れない響きであろう「陶彩画」とは、草場一壽が自ら長年の研究の上に作り上げた全く新しいアートです。有田焼の故郷佐賀に生まれた草場が「いのちの輝き」を表現するために、着想以来苦節30年、たゆまぬ研究と試行錯誤の末に実現した焼物の絵画、それが陶彩画です。


陶彩画は、陶板画とは異なり、白い陶板の上に釉薬による絵付けと窯入れを繰り返して一枚の作品を仕上げます。通常の焼物が多くとも4回程度しか窯入れに耐えられず、それ以上焼成を重ねれば割れてしまうのに対し、陶彩画では、最大で15回ほどの絵付け・焼成に耐え、この上なく繊細な色彩とうっとりするような艶めき、輝きを見せる見事な大作ができるまでになりました。


草場が焼物絵画の構想を持って弟子入りのために有田中の工房を訪ね歩いた当初、職人たちから「無謀だ」と断られ続けた事実が示唆するように、陶彩画は従来の常識を覆す唯一無二の芸術です。釉薬の選別や順番・焼成温度に至るまで研究しつくされた緻密なコントロールと、最後は火に委ねる大胆さとがあいまって奇跡的に実現するのです。


陶彩画「海王」



■守破離・温故知新。陶彩画と復活・復興

日本の「道」と名の付く武道や伝統芸能では、踏襲する「型」といかに向き合い精進するか、その発展過程を「守破離」と表現します。まずは師の教えや伝統を「守」るところから始まり、確かにそれを己のものとして習得した後、他流をも研究し型を「破」って心技体を磨き、更にそこから独自の境地を切り拓く「離」の段階へと進んでゆく。

有田焼という伝統に学びつつ、研鑽を重ねて全く新しい形に昇華させた芸術である陶彩画もまた、そのプロセスを経て今に至ります。或いは「温故知新」と表現しても良いかもしれません。

「古き良き」とは憧憬と敬意を込めてよく使う表現ですが、先人の知恵である古き良きものから学べるものを学びつつ、「いま」だからこそ求められているもの、「いま」だからこそ可能なこと、そんな、「いま」という要素を加えて創り出すこと。そして、その姿勢は「復興」のあるべき姿とも重なります。


守破離・温故知新


ただありし日の姿を懐かしんでそのままを再現するのではなく、得た学びを活かしより良いものとしていのちを吹き込むこと、それが復興であり、コロナ禍で荒んだ社会に必要なことなのではないかと思います。むき出しになった無機質なコンクリートは、荒み揺らいだ社会の「いま」を、そしてそこに展示される陶彩画は、今まさに蘇り迸ろうとする「いのちの輝き」を、それぞれ象徴するものです。

陶彩画は元来、角度によって色彩や輝きを変え、見るたびに新たな発見があるほどに多彩な表情を持ちますが、曇りなく明るく照らし出される通常の展示とは異なる、廃墟さながらのほの暗い空間に浮かび上がる作品たちは、きっと今までにない魅力を見せつけ、私たちを改めて魅了することでしょう。


龍王妃



■「いま」蘇る復活の女神たち

展示のテーマは「龍と復活の女神たち」。龍とは、長年草場が描き続けたモチーフであり、意のままに力強く生きる、「いのち」そのものを象徴する存在です。

そして、女神たちこそは、いまの私たちに必要な鍵を握る存在です。

描きこまれ陶彩画としていのちを吹き込まれたのは、瀬織津姫や菊理姫をはじめ、かつて力ある神々であったからこそ為政者の編んだ正史の影にひっそりと隠された女神たちです。いずれもめぐり繋がるいのちを体現するようなしなやかな女神たちだからこそ、現代に蘇れば、きっと「いま」にそっと寄り添い、私たちに必要な気づきを促すことでしょう。

柔らかくしなやかに、現代に蘇るその姿に、銀座の未来、日本の未来、世界の未来を重ねて。


復活の女神たち



■作家 草場一壽プロフィール

草場一壽 Kazuhisa Kusaba (陶彩画家 絵本作家 空間プロデューサー 映画監督)


1960年佐賀県生まれ。1987年、陶彩画のアイディアを持って有田焼の窯元を訪ね歩くが断られ続け、最後に訪れた世界的に有名な絵師・葉山有樹氏だけが草場を受け入れ、葉山氏の元で陶彩画の研究を始める。1990年、これまでの有田焼の常識では考えられない色彩の表現に成功。絵付けと窒入を十回以上繰返して色彩を表現する陶彩画の技法を確立する。同年、佐賀県武雄市山内町に「工房」を開き、陶彩画の創作活動を始める。陶彩画制作の傍ら、保育園での絵画教室の経験をともに2004年に制作した絵本「いのちのまつり」を出版。絵本としては異例の売り上げを記録し、シリーズで5冊上梓。小学校道徳の教科書に採用される。日本映画界においても陶彩画を美術協力として提供。大きな存在感を示し、話題となる。現在、東京 銀座と佐賀県武雄市に自身のギャラリーを持つ。その他、毎年全国数か所にて巡回個展を開催している。



【会社概要】

会社名: 有限会社草場一壽工房

所在地: 〒849-2302 佐賀県武雄市山内町鳥海10088-2

代表者: 草場 一壽

設立 : 平成15年1月

URL  : https://kusaba-kazuhisa.com/

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