日本酒と料理のペアリング専門店「季苑(KION)」時短営業・休業を経て2021年10月より再始動！　～日本酒と食の新しいペアリング体験を銀座で～

2021.10.07 10:30

2021年4月に銀座8丁目にオープンした日本酒と料理のペアリング専門店「季苑(KION)」(経営：株式会社ガストロアルファ、代表取締役：楠本富士子)は、コロナ禍で政府の要請のもと時短営業や休業を余儀なくしていましたが、10月より本格的に再始動いたします。

料理に合わせたお酒をご提案／カウンター8席でご案内

料理を手がけるのは、生産現場や里山に赴きながら自然豊かな環境で腕を磨いた鈴木建也シェフ。日本酒のペアリングは酒蔵で日本酒作りを学び、きき酒師の資格を持つ土井貴文が担当します。二人がタッグを組むことで、滋味豊かな季節の料理と日本酒のペアリングを独自の世界観で表現します。

ペアリングコースはお料理8品と日本酒8種類からなるスタンダードコース(10,000円)とお料理6品と日本酒6種類からなるショートコース(8,000円)からお選びいただけます。お酒が苦手な方には、オリジナルのブレンドティーやカクテルなどのノンアルコールペアリングを用意しております。日本酒とノンアルコールを織り交ぜたハーフペアリングでもお楽しみいただけます。

11月末までを予定している秋のコースでは、旬の果物や発酵食材を取り入れた季節の料理と秋の季節酒「ひやおろし」や味わい深い熟成古酒などのペアリングをご用意しております。食材選びには薬膳や漢方の考え方を一部取り入れ、季節の変化に合わせて食べ手の身体に寄り添ったコース作りを心がけています。

接待、親しい人や家族のお祝い、デートや一人ディナーなど、さまざまな利用シーンに合わせて、心地良い空間でゆっくりお食事とお酒をお楽しみいただけます。当面は完全予約制にて最大8名様までのお迎えとさせていただきます。

メインに登場する宮崎産の黒毛経産牛はオリエンタルな香りを持つパンダンリーフで包み焼きにし、醤油のもろみとカカオパルプを合わせたソースと共に提供。ペアリングは岩手県民宿とおのの「どぶろく生もと」を合わせ、旨味・甘味・酸味と濃厚な赤身の味わいを引き立たせる。

料理1

御飯は有機栽培されたササニシキと黒千石大豆を使った酵素玄米ちまき。3日間熟成させた酵素玄米に、むかご、銀杏、椎茸などの旬の食材を入れ旨みと香りを閉じ込める。ペアリングは古代米を使った京都府向井酒造の「伊根満開にごり」を熱燗で合わせ、芳醇な香りを重ねる。

料理2

【プロフィール】

土井貴文(どいたかふみ) きき酒師

1996年、広島県安芸高田市出身。大学在学中に日本酒居酒屋でのアルバイト経験から日本酒に魅了され、日本全国の酒蔵を訪ねるようになる。2019年にきき酒師の資格を取得し、2020年には山形県小国町の桜川酒造で日本酒造りを学ぶ。洗米、麹造りから瓶詰めに至るまで随所に込められた蔵人のこだわりに触れ、きき酒師としてつくり手の想いを飲み手に伝えていくことを決意。2021年4月より「季苑 -KION-」に参画。料理とのペアリングを通じて日本酒の魅力を発信していく。

鈴木建也(すずきたつや) 料理長

1993年、東京都生まれ。高校から日本を離れ、様々な国の文化に触れる。大学卒業後、ITベンチャーを経て料理の道へ。2020年に島根県隠岐郡海士町にある島食の寺子屋に入塾。海へ、山へ、里へと食材の現場に赴きながら、五感を通じて料理と向き合う環境で、料理人としての礎を築く。2021年6月より「季苑-KION-」の料理長に就任。日本酒とのペアリングで新しい食体験を追求しながら、食べる人の身体と健康を意識した料理づくりに取り組む。