旭川のスガイランドリーがクリーニング屋の視点でオリジナルバッ...

旭川のスガイランドリーがクリーニング屋の視点でオリジナルバッグを製作・販売

スガイランドリー株式会社(本社:旭川市近文町、代表:菅井 謙敬)は、クリーニングやコインランドリーに使えるオリジナルのランドリーバッグを自社で企画・製作、物販事業に初参入します。今後は店頭で販売すると共にECサイトでの販売も視野に入れて、本業であるクリーニングの他にも顧客のニーズに応えた、クリーニング屋の視点で「ものづくり」を手掛けていきます。


クリーニング屋の目線で作ったオリジナルバッグ


【一般的なエコバッグについて】

20年前より「エコバッグ」の製作・販売が日本でも始まり、ここ数年で更にその普及が定着して来ましたが、その多くはスーパーの買い物用や、文具入れなど、単一的な用途が多く、特にノベルティ商品となる場合は提供側も製造コストからサイズを決定していく分、本来必要なサイズよりも小さいものが多く存在しています。また、生地の厚みも弱いものが多いため、洗濯などに耐えられるものは少なく、廃棄されてしまうエコバッグの存在に対し、何か今後の対策が必要であると考えました。



【余剰生地の存在とその活用】

スガイではクリーニングの他に各種ユニフォームのクリーニングや販売も行っていますが、その過程で製造側にある余剰生地の存在とその廃棄の量についても知る機会があり、何か自社でできることを模索してきました。



【本来必要なエコバッグとは】

本来必要なエコバッグの要素としては、まず、様々な用途に長く応えられるサイズ、耐久性、そしてデザイン性が必要です。また、その製造過程においても、原料の一部や、用途の一部のみではなく、素材の選定、製造過程、流通や包装資材、マーケティングなど、製造から販売、そしてその後のメンテナンスも含めた視点からエコバッグを考えていく必要があります。



【バッグの仕様について】

◆生地:国内外の生地メーカー・卸から紹介頂いた余剰生地の中から、生地サンプルを入手。耐久性を求められるアウトドアバッグ用に生産された生地を選定しました(ポリエステル100%素材)。


◆耐久性:自社の洗濯工場にて50回以上の製品洗浄テスト(※1)を実施し、その中でもより耐久性のある生地を選定ました。洗えるバッグは、スポーツや旅行の他にもウィンタースポーツ等でも使用が可能です。

(※1):通常の洗浄テストは生地サンプルによる洗浄テストが多く、ファスナーや取っ手、デザインプリント等を含む製品になってからの試験は多くは実施されていない。


◆サイズ:W600 × D200 × H500。ハンガーにかけた衣類が二つ折りで収納できるアパレル仕様のサイズであり、大容量にすることで様々な用途に応えられるサイズとしました(フェイスタオルの場合70枚収納が可能)。


◆多面的な用途を見据えたデザイン:まずは、衣類を中心としたデザインとするため、W600に設定することで、一般的なハンガーサイズのW450に衣類や付属品の厚みを含めてもハンガーにかけた衣類が二つ折りで収納できるサイズとしました。

また、一般的なランドリーバッグの底のマチがD120程度であること踏まえ、毛布などの寝具の収納が容易になるようD200に余裕を持たせています。


◆デザイン:スガイの70年代のロゴを使用。中長期の利用を目指し、飽きないスクールデザインにしました。


◆撥水性の有無:撥水機能は、フッ素樹脂を主な原料とする撥水加工によるものです。加工を施すことで製造コストが上がります。今回のバッグは製造コストを抑えることに加え、繰り返し「洗えるバッグ」としての特徴があるので、撥水加工は施していません。ただ、お客様が雨や雪の場合に必要に応じて撥水スプレーを使う場合に問題が起きないよう、撥水剤が表面に定着しやすく、かつ撥水剤が色ムラになりにくい素材と色の生地を採用しています。



【価格について】

地元割、スガイ直営店での販売価格 1,200円

ECサイトでの販売価格       1,500円



【スガイのECサイトについて】

スガイでは、コロナ禍での需要増に応えるべくこの秋よりキャンピングテントのクリーニングをメニュー化。現在はその受付をECサイト経由で行うためのサイトを準備しています。オリジナルバッグ及び、今後の商品についてもECサイトからも購入が可能になるよう現在調整中です。



【今後は「メンテ」側の視点によるものづくりが必要】

スガイランドリーでは、日頃よりクリーニングを通じて「ものを大切にする気持ち」を伝えていますが、今後のものづくりに関しては、洗う、直すなどの「メンテ」視点によるものづくりが必要であると考えます。クリーニング事業者は、日頃の作業の積み重ねによる知識と経験から、製造された状態よりも、購入して使用した1年後以降にはどのような状態になるか、予測を立てることができます。つまり、数年後を意識したデザインや縫製を考えることができます。今後もスガイランドリーでは、クリーニング屋としての目線でものづくりを一つひとつ企画していきます。



【スガイランドリー株式会社について】

スガイランドリー株式会社は、北海道旭川市を拠点としたアヒルのイラストが目印のアパレルクリーニングとユニフォームレンタルの会社です。一般では店舗・集配による衣類のクリーニングや染み抜き、リフォームやメンテナンス、また、法人では食品工場や病院、ホテルやレストランへのユニフォームサービスを行っております。

バッグの製作をはじめとした、ものづくりは今回が初の試み。今後も顧客のニーズに応える中で、自社の信念に沿ったものづくりを手掛けていきます。

ホームページ: http://www.cl-sugai.com



【代表プロフィール】

スガイランドリー株式会社 代表取締役

菅井 謙敬(すがい のりひろ)1979年旭川生まれ

クリーニング師、札幌ファッションデザイン専門学校DOREME非常勤講師、繊維製品めんてなんす研究会研究科生

取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら

プレスリリース配信企業に直接連絡できます。