DX戦略を掲げる日本調剤、全685店舗に「Shopらん」導入

店舗での情報処理時間、本部での集計作業時間の削減へ

株式会社ドリーム・アーツ(東京本社:東京都渋谷区、広島本社:広島県広島市、代表取締役社長:山本 孝昭、以下 ドリーム・アーツ)は、日本調剤株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三津原 庸介、以下 日本調剤)が、全スタッフが意識を揃えるための本部-店舗コミュニケーション基盤として多店舗オペレーション改革を支援するクラウドサービス「Shopらん(R)(ショップラン)」を導入することを発表します。2021年10月1日より、全国47都道府県の全685店舗(2021年9月1日時点)にて利用を開始します。



■「DX戦略」の一環として本部-店舗間コミュニケーションを改革

日本調剤は、全国47都道府県で調剤薬局を展開している、調剤薬局業界のリーディングカンパニーです。ICT戦略を成長の重要な要素と捉え、電子お薬手帳「お薬手帳プラス」を自社開発するなど、業界に先駆けてさまざまな施策に取り組んでおり、2021年8月に「DX戦略(デジタルトランスフォーメーション戦略)」※を発表しました。今回、「DX戦略」における「業務プロセスの変革」の施策のひとつとして「Shopらん」の採用に至りました。

これまで日本調剤における本部-店舗間コミュニケーションでは、自社開発のグループウェアやメール、電話など複数の手段を組み合わせて運用していましたが、複数の店舗をマネジメントするエリアマネージャーによる進捗確認に時間を要していました。

また、店舗では複数のツールから届く情報をひとつずつ確認、整理する作業も発生していました。

これらの課題をデジタルの活用で解決し、全スタッフへの情報・意識共有、店舗運営の効率化、さらには対人業務時間の拡充のため、本部-店舗間コミュニケーションの改革を目指して、基盤となるツールの検討を開始しました。


※デジタルトランスフォーメーション戦略(DX戦略)|日本調剤

https://www.nicho.co.jp/corporate/ir/news/auto_20210830491483/pdfFile.pdf



■「Shopらん」選定理由と今後の期待

今回、日本調剤にて「Shopらん」導入を決定するにあたり、次のような効果が期待できることを評価いただきました。


【イメージ:「Shopらん」導入後の期待】

また、「Shopらん」の活用は、業務効率化だけに留まらず、優良店舗の施策を吸い上げ、全国の店舗へ共有できるようになることでスタッフの自律的な取り組みの促進につながることも期待されています。日本調剤では「Shopらん」導入により目指す効果として、店舗責任者の情報処理時間と本部での集計作業時間を削減し、薬局スタッフがこれまで以上に患者さまと向き合う時間を拡充することを掲げています。


【イメージ】左:店舗に必要な情報が自動で整理される「トップページ」、右:本部が担当店舗の進捗を確認するダッシュボード


■日本調剤株式会社 代表取締役社長 三津原 庸介氏からのコメント

日本調剤ではICTを成長のための重要な要素として捉え、長期間に渡りICT戦略に取り組んできました。デジタルの活用によるビジネス変革に取り組み、新たな価値を提供し続けることが重要だと考えています。

このたび「Shopらん」を導入することで薬局業務プロセスのデジタル管理化、業務効率化を推進します。オンライン服薬指導やオンライン資格確認、認証機能付きロッカーの導入など、昨今のデジタル化により変化し続ける薬局業界に対応していくためには、本部・エリアマネージャー・薬局従業員間のコミュニケーション改革は必要不可欠であると考えました。


また、全店舗、全従業員が業務を自分事として捉え、他店舗の優良事例を見ることで自店舗を改善し、来局いただく患者さま・地域の皆さまのために、従業員一人ひとりの意識改革を目指しています。薬局従業員が本来業務に注力できる環境を整えることで、より質の高い医療の提供を実現します。

今回のプロジェクトは、日本調剤とドリーム・アーツの協創シナジーを最大限に発揮してくれるソリューションとなって欲しいという祈願、またその結果を必ず出すという意思表示として「JP-Dreamプロジェクト」と呼んでいます。ドリーム・アーツには、協創パートナーとして目標達成までお付き合いいただくことを期待しています。



■株式会社ドリーム・アーツ 代表取締役社長 山本 孝昭からのコメント

DXを長期経営ビジョンの中核とされる日本調剤グループ様の"新たな価値を創造する転換期"に協創パートナーとしてご縁をいただいたことは、ドリーム・アーツにとって期待に満ちた胸躍る挑戦です。

医療分野におけるDXは、コロナ禍による社会環境の激変とデジタル庁が推進するマイナンバーのデジタル化により大幅に加速します。こうしたなか、ICT/デジタルに関して先進企業である日本調剤様が「Shopらん」とドリーム・アーツを選定されたことは、私たちにとって大変嬉しくとても意義深いことです。

ドリーム・アーツはDXを支える取り組みとして「デジタルの民主化」を提唱していますが、これは現業を担う現場部門が自ら業務のデジタル化を主導することで、DX思考やDX風土を力強く醸成すること。このたびの「JP-Dream プロジェクト」は、薬局運営におけるコミュニケーション全体の改革を薬剤本部の皆様が中心となり推進されており、まさに「デジタルの民主化」の素晴らしい好例といえるものです。


2021年10月1日、「Shopらん」による日本調剤様の全店舗のコミュニケーション改革が始動します。業界屈指の先進的な業務デジタル化事例となるであろう「JP-Dreamプロジェクト」が、日本調剤様における「DX戦略」の土台となり、2030年への長期ビジョン実現に大きく貢献することを期待しています。



ドリーム・アーツの「Shopらん」は、2021年9月時点で導入店舗数約39,000店を超えるお客さまにご活用いただいています。今後も多くのお客さまの多店舗運営をご支援してまいります。



■『Shopらん(ショップラン)』について

https://shoprun.jp/


「Shopらん」は、多店舗企業の本部・店舗間コミュニケーションに特化したクラウドサービスです。本サービスはイトーヨーカ堂やエディオン、すかいらーくなど幅広い業種・規模で採用され、導入店舗数約39,000店/利用人数約53万人(海外含む)と数多くのお客さまにご利用いただいています。「Shopらん」は、サービス基盤として日本マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を採用し、利用規模の変化やコンテンツの増加にも柔軟に対応できる環境を実現しています。



■株式会社ドリーム・アーツについて

https://www.dreamarts.co.jp/


1996年12月に設立されたドリーム・アーツは「協創する喜びにあふれる人と組織と社会の発展に貢献する」をコーポレート・ミッションに、「情報共有」と「対話」を重視した独創的かつ高品質なソリューションとサービスを提供します。「協創力を究めよ」のスローガンのもと、ICTだけでも人間だけでもできないビジネス上の難題の解決をICTと「協創」でお手伝いしています。

多店舗オペレーション改革を支援する「Shopらん」、大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB(R)(スマートデービー)」、大企業の働き方を変えるビジネスコックピット「InsuiteX(R)(インスイートエックス)」などのクラウドサービスを開発・販売しています。



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(C)2021 DreamArts Corporation.

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