就労継続支援B型「Re:Brave」利用者がesportsの世界大会へ — 発達障害を乗り越え、日本代表として『Delta Force Invitational Warfare 2025』出場 —
“福祉×eスポーツ”が実践型就労支援の新たなロールモデルに。 元利用者であるサービス管理責任者・山本の経験が育む循環型支援。
大阪市中央区の就労継続支援B型事業所「Re:Brave(リブレイブ)」に通う利用者 5Low(ゴロウ) が、2025年12月にベトナムで開催される国際eスポーツ大会『Delta Force Invitational Warfare 2025(DFIW 2025)』の日本代表メンバーに選出されました。
本大会は賞金総額約3,050万円(300,000 USD)を誇る世界的FPSタイトル『Delta Force』の国際戦であり、就労継続支援B型事業所の利用者がこの規模の世界大会へ出場するのは極めて稀なケースです。
eSpireX株式会社(代表取締役:入江亮太)が運営するRe:Braveは、eスポーツを通じて社会的スキルを育てる“実践型福祉支援”を掲げており、今回の代表選出はその成果を象徴する出来事となりました。
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世界大会『Delta Force Invitational Warfare 2025』
開催地: ベトナム
日程: 2025年12月11日(木)〜12月14日(日)
賞金総額: 約3,050万円(300,000 USD)
日本代表人数: 23名(うち1名が 5Low)
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Re:Braveの取り組み
Re:Braveは、eスポーツを活用した実践型の就労訓練を提供するB型事業所です。
動画編集・アナリスト業務・イベント運営などのデジタルスキルを中心に、「単なるゲームプレイ」ではなく、生産活動としての分析・制作・運営に重点を置いた支援を実施しています。
また、設備面も国内トップクラスの環境を整備。
RTX 5070搭載ゲーミングPC
SONY INZONE M10S(480Hz)モニター
電動昇降デスク
ハーマンミラー製エンボディ・ゲーミングチェア
「本気で取り組むなら最高の環境で」を理念に、質の高い就労支援と競技環境の両立を実現しています。
厚生労働省が2024年に指摘した“遊ばせるだけのeスポーツ福祉”とは一線を画し、真に社会参画へ繋がる訓練型施設として運営されています。
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代表コメント(eSpireX株式会社 代表取締役 入江亮太)
「近年、“eスポーツと福祉”に対して否定的な論調も散見されます。確かに、ただゲームをさせているだけの施設があるのも事実です。
しかしRe:Braveは“eスポーツを通じて社会で通用するスキルを育てる”ことを理念に掲げ、動画編集、アナリスト、イベント運営など、業界に直結したスキルを身につける実践的な就労支援を提供しています。
当事業所ではプロeスポーツチーム『UNLIMIT』のアナリスト業務を訓練の一環として担当しており、データ分析や戦術立案を通して“チームを勝たせる力”を磨いています。
5Lowも普段はアナリストとして活動しつつ、個人としての競技力もコツコツ積み上げてきました。その努力が今回の日本代表選出につながったと感じています。
“eスポーツ=遊び”という固定観念を覆し、障害があっても世界に挑戦できる社会の実現をこれからも目指していきます。」
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サービス管理責任者コメント(Re:Brave サービス管理責任者/山本)
私自身、発達障害を抱え、中途で身体障害を負った重度障害者です。ついこの前まで、どん底から社会復帰を目指す利用者側でした。そこで出会った方々との“ご縁”がきっかけで、このRe:Braveでサービス管理責任者として働いています。
頼ってくれる利用者さんがいるからこそ、私自身も安心して働ける場所になっています。
就任1年目ですが利用者の成長は目覚ましく、利用者視点・支援者視点を通して見るほど、Re:Braveはまだまだ伸び代の多い事業所であると感じています。
今回の5Low選手の世界大会進出は、他の利用者さんに勇気を与え、また“福祉×e-sports”がどう就労へつながるかを示すモデルケースになると信じています。
仲間が世界へ挑戦する瞬間に立ち会えることを、心から誇りに思います。
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支援員コメント(Re:Brave 支援員/眞喜 滋)
「私は複数のタイトルで世界大会に出場し、引退後はプロチームでコーチとして指導してきました。
現在は支援員として、ゲームスキルだけでなく“分析力・思考力・協調性”といった就労スキルを育てる支援をしています。
5Lowは常に努力を惜しまず、分析と改善を繰り返しながら実力を伸ばしてきました。
今回のベトナム世界大会は、これまでの積み重ねを世界に示す絶好の機会です。
彼の成長を間近で見てきた支援員として、本当に誇りに思います。」
🧑🎮 利用者コメント(5Low)
「発達障害があり、人より覚えるのが遅く、APEXでもシルバー帯で“上には行けない”と思っていました。
でも、Re:Braveでアナリストの仕事や動画編集を学ぶうちに、自分の得意分野を活かせるようになりました。
世界大会では、“努力すれば夢は叶う”ということを証明したいです。」
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今後の展開・スポンサー募集
今回の世界大会出場を契機に、Re:Braveでは行政・教育機関・業界関係者と連携しながら、「福祉×eスポーツ」の正しい理解を広める取り組みを進めていきます。
また、障害がある方が競技・分析・制作など多様な形で活躍できる、新しい就労支援モデルを発信していきます。
eSpireX株式会社およびRe:Braveでは、こうした取り組みを共に支えるスポンサー・パートナー企業を募集しています。
社会貢献・ダイバーシティ推進・地域活性化に関心のある企業様と共に、「誰もが得意を活かして社会に参加できる場」を築いていきます。
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事業所情報
事業所名: 就労継続支援B型 Re:Brave(リブレイブ)
運営法人: eSpireX株式会社
代表取締役: 入江 亮太
所在地: 〒542-0072 大阪府大阪市中央区高津2丁目8-4 シャトー大鉄201
公式サイト: https://espirex.com/
お問い合わせ: info@espirex.com






















