モラハラ傾向の人との結婚を防ぐ見逃してはいけない、婚活中の「...

モラハラ傾向の人との結婚を防ぐ 見逃してはいけない、婚活中の「違和感」

年間約1,000件のカウンセリング実績を持つ結婚相談所マリーミー(株式会社エムエスピー、本社:東京都渋谷区、代表:植草 美幸)が、変化し続ける婚活業界の旬の話題をお伝えします。


結婚相談所マリーミー代表:植草 美幸

■夫婦間でのモラハラ

「モラハラ」とは、「道徳観や倫理観に反した嫌がらせ」を指し、態度や言動などで相手に精神的な苦痛を負わせることを言います。肉体的に危害を及ぼす暴力ではなく、精神的な暴力で、加害者側にその意識がなくても、一方が精神的な苦痛を感じた場合はモラハラに該当します。

当社の代表である植草 美幸が出演しているラジオ番組では、夫婦相談を受けつけており、モラハラに関する相談も寄せられています。

具体的には、以下のようなものです。

・「お前はいいよね、高学歴で。俺は学歴低いからさ」など、なにかとパートナーに対してひがむ

・些細なことでも激怒したり無視をする(食事のおかずや家事などに対して)

・「お前は何もできない」「役立たず」「クズ」のような、人間性を否定するようなことを言う

・少しミスでも「バカ」だとか、「頭が悪い」など、過剰になじる


けんかと全く違うところは、「言いすぎたかもしれない」「自分もイライラしていて、当たってしまった」など、自分の言動を顧みる気持ちや、相手への思いやりがないところです。モラハラ傾向の人の場合は、「自分が正しい」「相手が間違っているので直してやっている」というくらいの見下した意識で、相手を尊重する気持ちを持つことがないため、改善もなく言動をエスカレートさせていくようです。また夫婦間でのモラハラは、家庭内で起こるので周りが気づけることはほとんどなく、基本的には本人がだれかに助けを求めるしかない状況です。



■「婚活中の違和感」こそバロメーター

モラハラを受け続けると、精神的に思いつめられ、体調や精神に不調が出てきます。当社の会員でも、「前の結婚では、夫が帰ってくると心がざわついたり、名前を呼ばれるだけでビクビクしていた」という方がいました。そのため、まずは、「どんなことがモラハラに当たるのか」を知っておくことが大切です。

またそういうご相談を受けた時に、共通して聞くのが、「今思えば、結婚前から違和感があった」という言葉です。これには複数の共通項目がありました。そして全員が「相手のことが好きだったので、自分が多少我慢すればいいと思っていた」とか、「そのうち直してくれるかもしれないと思った」と言います。ということは、その違和感こそがバロメーターになると考えられます。



■モラハラ傾向の人を避けるために、婚活中に見極めるべきこと

1、 義母と見比べられないかどうか

「母親の料理の方がおいしい」など見比べるような発言をしたり、外食時に「母親の味と似ている」という発言を頻繁にするなど、「自分の母親」を基準として見ている人かどうかです。掃除や洗濯についてもしかりですが、母親が家事をしてくれる時期は、本来20歳位までのもの。自立した大人であれば、その後は自分なりの衣食住のやり方を見つけ、ある程度価値観をアップデートしているはずです。それが出来ていない人は、結婚した後に「夫婦でのやり方」にアップデートしたり、「相手のやり方」を尊重することが難しい可能性があります。


2、自分の考えを話しているかどうか

自分の言葉ではなく、「うちの親はこう言っていた」と、発言をそのまま伝えてくる場合です。この場合は、自分で物事を深く考えたり、顧みることを怠って育っている可能性があり、「これが絶対に正しいはず」と盲目的に信じている可能性もあります。その場合は、「どうしてそう思ったの?」とか、「私はこう思うけど」など、一歩踏み込んで聞いてみてください。


3、「我が家ではこうだった」と実家の考え方を強要しないかどうか

例えば休日をどう過ごすかや、お金の使い方、家事分担の考え方など、育ってきた環境によっては考え方が全く異なる場合があります。その時に、「自分の家のルール」を強硬に持ちこもうとする姿勢は考えもの。良いところを取り入れようとするならいいですが、有無を言わさず従わせようという態度が見えたら危険です。


4、 親の言動が批判的ではないか

婚約前では、義両親に会っていないこともあるでしょう。ただ、ぜひ婚約前にご実家にお邪魔したり、食事の機会を複数回もったりして、お相手とそのご両親がどんな関係性でどういう会話をしているのかを確認しましょう。また後日、お相手に、「お母様は私についてどうおっしゃっていた?」と聞いたり、もっといえば「変な批判をされなかったか」まで探れると良いと思います。


なんといっても重要なのは、「モラハラ傾向がある人を結婚相手に選ばない」ということです。婚活時点でちょっとでも「あれ?」と思った時には、自分の家族や友達、または信頼できる人や当社のラジオでもいいですから、誰か周りの人に相談してみることをお勧めします。

結婚相談所マリーミーでは、これからも幸せな結婚を応援していきます。



◆結婚相談所マリーミー代表:植草 美幸(うえくさ・みゆき) 経歴

婚活アドバイザー、株式会社エムエスピー代表取締役。

2009年、結婚相談所マリーミーをスタートして以来、11年間にわたり年間約1,000組にアドバイスを行い、業界平均15%と言われる成婚率において、約80%の成婚率(※)を誇る。著書は『なぜか9割の女性が知らない婚活のオキテ(青春出版社)』など多数。

(※)成婚退会者数÷全体退会者数で算出。2019年1月以降の統計における成婚率は82%。

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