国宝「地獄草紙」と「餓鬼草紙」を原寸大で再現し商品化原本を所...

国宝「地獄草紙」と「餓鬼草紙」を原寸大で再現し商品化 原本を所蔵する国立博物館3館に復刻版を寄贈

~紀伊國屋書店ウェブストア他にて販売を開始~

 デジタルハイブリッドのトッパン・フォームズ株式会社(以下トッパンフォームズ)は、東京国立博物館、奈良国立博物館、京都国立博物館で所蔵の国宝絵巻「地獄草紙」、「餓鬼草紙」を原寸大で復刻版を商品化し、原本を所蔵する国立博物館3館に本製品を寄贈しました。

 トッパンフォームズは、2001年以来文化事業の一環として、「源氏物語」、「鳥獣戯画」など現存する国宝絵巻を原寸大に復刻し、国内外に通用する学術的価値を併せ持つ商品企画製作に努めてきました。今回は「国宝絵巻物復刻シリーズ」*1の第7弾として本製品を新たにラインアップします。「地獄草紙」、「餓鬼草紙」を原寸大のカラーで再現し商品化するのは国内初(当社調べ)となります。

 本製品で複製した国宝絵巻「地獄草紙」、「餓鬼草紙」は、地獄や餓鬼という特異なテーマの作品のため広く一般に知られておりませんが、今回当社が手に取り、触れることのできる原寸大の絵巻を再現することにより、国宝としての文化的価値の見直しともに、グローバル時代における新たな学術文化への関心を喚起し、現代人の感性と想像力をも高めることが期待できます。


【国宝「地獄草紙」、「餓鬼草紙」について】

 「地獄草紙」と「餓鬼草紙」が描かれた平安末期(12世紀)は、疫病の流行や天変地異が続く不安の時代であり、末法思想の拡がりとともに仏教の輪廻転生の世界観が壁画や屏風、掛物、絵巻、経典の見返しなどに幅広く描かれました。残念ながら多くの作品は現在では散逸してしまっていますが、「地獄草紙」と「餓鬼草紙」は幸運にも現存し、貴重な美術作品として国宝に指定されています。


【仕様・価格】

国宝「地獄草紙」、国宝「餓鬼草紙」原寸大復刻版(二巻セット)

第一巻:国宝「地獄草紙」絵巻(12世紀、作者不明) 

東京国立博物館蔵、奈良国立博物館蔵。

「地獄草紙」は二巻の巻子と断簡から成り立っており、今回はそれらをつないで一巻としています。

第二巻:国宝「餓鬼草紙」絵巻(12世紀、作者不明) 

東京国立博物館蔵、京都国立博物館蔵。

「餓鬼草紙」は二巻あり、今回はそれらをつないで一巻としています。

           

・寸法:

「地獄草紙」:縦27.6 cm ×    横707.0 cm

「餓鬼草紙」:縦28.6 cm ×    横920.0 cm

・表面裂地:新緞子飛雲(地獄草紙) 蜀江紋様(餓鬼草紙)

・見返し:本金箔

・巻緒:古代紫正絹組紐

・軸先:上角印巻軸

・軸木:吉野杉

・収納:高級桐箱二巻入り、印籠仕上げ、タトウ箱入り

・価格:250,000円(税別)


【販売店】

■紀伊國屋書店ウェブストア

URL:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-11-0222280005265

■株式会社イーアート 

■株式会社真花    

 

*1「国宝絵巻物復刻シリーズ」では、これまで「平治物語絵巻」、「紫式部日記絵詞」、「伴大納言絵巻」、「信貴山縁起絵巻」、「源氏物語絵巻」、「鳥獣人物戯画」の6作品を復刻し、商品化しています。

※「デジタルハイブリッド」は、トッパン・フォームズ株式会社の登録商標です。

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